2018年10月31日更新

【Say Hello to HAPPY〜幸せよ、こんにちは #12】旅があなたを幸せにしてくれる。だから旅に出よう

秋は旅の季節。楽しい時期です。旅と幸せの関係について、オランダの研究者から発表された最新の結果から、よりハッピーを感じられるコツを探ってみました。

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小さな旅を何度でも、が幸せを呼ぶ

旅に出るのは楽しいもの。できるだけそのハッピーを持続させたいけど……。

秋真っ盛り。美しい景色やおいしいものを求めて、楽しい旅を計画している人もいらっしゃることでしょう。「旅」は幸せを運んできてくれるもののでしょうか。そんな研究をした人がいます。

オランダにあるブレダ・アプライド・サイエンス大学のナウィン博士の研究によると、旅が一番楽しいのは計画をして楽しみに待っているときなのだそうです。その効果は8週間前も持続し、ずっとワクワクした状態が続くのだとか。

では、旅の後はどうでしょう。残念ながら、多くの旅は終わったとたんにその楽しさが失せてしまうという結果が出ています。理由は、すぐに日常生活や仕事に気持ちが戻ってしまうから。

唯一、旅先で「深くリラックスした」という人のみ、幸せは旅の2週間後まで続くといいますが、そういう経験ができるのはまれだといいます。

ロング・バケーションに憧れるけれど。

旅の後まで幸せが続かないとはなんとも残念ですが、研究によると、これらの結果は旅の「長さ」には関係しなかったといいます。

つまり、年に一度、大きなバケーションに出かけるよりも、小さな旅を何度でもする方がより幸せな気持ちを感じられる期間が増えるということですね。

豪華で長い旅をする方がよりハッピーだと思っていたので、この研究結果には驚きましたが、小さな旅でも同じように幸せが感じられるというのはうれしいニュース。

さあ、今すぐ、次の旅の計画に取りかかってみてはいかがでしょう。

●池田美樹
エディター、俳人。（株）マガジンハウスで『anan』『Hanako』などの編集者を経て独立。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程にて女性のエンパワーメントについて研究中。

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