【Say Hello to HAPPY〜幸せよ、こんにちは #3】ストレスは「気のせい」じゃない

「幸せになりたい」と、誰でも思うもの。でも、なんだかちょっとだけ、手が届いていない気もして……。季節はもうすぐ春。だんだん暖かくなっていく日々の中で、「幸福」を見つけてみませんか?

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ちょっとした変化も実はストレス。じっくりと、なじむのを待ちましょう

3月になりました。4月から環境が変わるため、新生活の準備をしているという方もいらっしゃるでしょう。大きな変化はない、という人も、4月は新年度の始まり。何か改まるような気持ちになりますよね。

春はなんとなく悩みも生じやすいもの。一体何の悩みだかわからないけれど、モヤモヤとしたその感覚を、古くから「春の愁い」ともいいます。

そんな気持ちを友人に話しても、「気のせいじゃない? 幸せはあなたの考え方次第よ」なんて言われそうですよね。特にこれという心配事があるわけじゃないし、どんな考え方をすればいいのやら、と途方に暮れてしまうかもしれません。

そんなあなたの強い味方がいます。ロバート・ビスワス=ディーナー博士。米・ポートランド州立大学の心理学部講師で、世界各地へフィールドワークを行うことから「ポジティブ心理学会のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ方です。

ディーナー博士は、幸せは考え方次第ではない、と言います。心が変化するには、新しい考え方や感じ方になじまなければならないため、ある程度時間をとって、自分に起きたことを客観的に見られるようになるまで待つ必要があるとのこと。そうしたら、新たな物の見方で理解し、前向きな行動ができるようになるのだそうです。

職場の異動や転職、長期休暇、引っ越し、子どもの入学、新しい家族が増えることなど、一見、普通のライフイベントに思えることも、実はストレスになるという指標があります。変化の多いこの季節、心は少しずついろんなストレスにさらされて、知らず知らずのうちに、奥底でちょっとだけ不安や疲れを感じているのかもしれませんね。

パンダのように、ごろんとのんびりする日もあっていいのかも。

そんなときは、お気に入りのお茶を飲んだり、読書をしたりして、じっくりと心がなじんでいくのを待つようにしましょう。心配しなくても、そのうちムクムクと新しく、前向きなあなたが戻ってくるはずですよ。

●池田美樹
エディター、俳人。(株)マガジンハウスで『anan』『Hanako』などの編集者を経て独立。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程にて女性のエンパワーメントについて研究中。

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