学力があがる~勉強に集中できる子ども部屋のつくり方

「子どもの学力が伸びない」「学習に集中してくれない」というお悩みは、今も昔も変わりません。子どもが勉強してくれない原因は、子どもの性格もありますが、そもそも「勉強に不向き」な学習環境になっている場合も大変多いです。
今回は、「照明・机・温度・換気で学力UP!勉強に集中できる子ども部屋のつくりかた」についてお話しいたします。

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こんにちは、模様替えアドバイザーで一級建築士のしかまです。
これまで多くの子ども部屋の設計や模様替えを行ってきましたが、

「難関校に合格できた!」
「学年でトップをとった!」

などの嬉しいお声を頂いております。

このように「学力があがる子ども部屋のつくり方」には、押さえるべきポイントがいくつかあります。

勉強がはかどるポイント・・・照明

一般社団法人 日本模様替え協会 moyougae.info

学習環境で、一番初めに確認したいことが「照明」です。
集中して勉強するには、じゅうぶんな「明るさ」が必要だからです。

部屋に必要な明るさですが4.5畳で60~120 W(ワット)、6畳程度の部屋の場合は100~200W(ワット)、8畳程度の部屋の場合は200~300W(ワット)必要です。
もし、使っている電球がこれより低いワット数の場合は、電球や照明器具を交換しましょう。
またLED電球を使用したい場合は、商品の表示に「100W相当」などの表記がありますので、それを参考にしてください。

電球を選ぶ際に注意したいことは「色温度」です。
色には温度があり、「色温度が低い(オレンジ色/電球の色)」「色温度が高い(白い色/蛍光灯の色)」の違いがあります。リビングなどでリラックスする際は、暗めで「色温度が低い電球(オレンジ色/電球の色)」が向いています。逆に、勉強に集中するなど、脳を働かせるには「色温度が高い電球(白い色/蛍光灯の色)」が向いています。そのためLDKで勉強をするリビング学習の場合は、特に電球の色温度に気を付けましょう。
市販のLED電球には「電球色」「温白色」「昼光色」「昼白色」などが販売されていますが、色温度が高い「昼白色」を選ぶと勉強に集中しやすい色温度にすることができます。

頭が働くためのポイント・・・換気と温度

一般社団法人 日本模様替え協会 moyougae.info

勉強に集中できる学習環境で、照明と共に大切なことは換気です。
室内の空気は、二酸化炭素や芳香剤・消臭剤などの化学物質で、思いのほか汚れています。

この二酸化炭素ですが、室内の二酸化炭素濃度が上がると、勉強や作業の効率が下がることがわかっています。そのため、勉強に集中できなくなる前に、室内の換気をしましょう。

換気の目安ですが、30分に数分程度の換気が理想的です。
また窓が2か所あれば、両方とも開けて空気の流れをつくります。
窓が1か所しかない場合は、換気時間を長めにするなどの工夫をしましょう。

換気と関係しますが、室温にも注意します。
暖房などで室温を高くすると、勉強中の“眠気”を引き起こす原因にもなります。
また暖かい空気は部屋の上部にたまりやすく、
頭の表面温度が上がり、勉強に集中できなくなります。

そこで、暖房をかける際は吹き出し口を下方向に向け、
また設定温度は低めの25度程度に設定し、
足元をヒーターなどで温めるようにしましょう。
ヒーターが置けない場合は、脚にひざ掛けをかけるだけでも、
下半身が温まり寒さを感じにくくなります。
このように「頭寒足熱」を心がけてください。

つかれない姿勢のためのポイント・・・机とイス

一般社団法人 日本模様替え協会 moyougae.info

集中して勉強するためには、
自然な姿勢が長時間キープできる机とイスが大切になってきます。

理想的な姿勢ですが、深く腰を掛けた時に足裏が床またはイスの足置き台につき、
腕はひじが直角に机にのります。

そのため、市販の学習イスは、座面の高さが調節できる可動式の椅子を選び、
ひじの位置や足裏に注意してイスの高さを調整しましょう。
足置きがしっくりくると、足がふらつかなくなるため、集中力がUPします。

また、学習机の奥行きは最低でも50㎝は必要です。
それ以下の寸法だと、教科書や参考書を広げた時に窮屈で、勉強に集中できなくなります。
またデスクの幅は100~120㎝あると、教科書以外にデスクライトなども無理なく置くことができ、
快適な学習環境を維持できます。

いかがでしたか?

学力や成績が伸びないと感じている場合は、
一度学習環境を整えてみてくださいね。

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