注文住宅の失敗例!後悔しないためのポイントとは

夢に溢れた注文住宅は決して安い価格ではないからこそ、後悔はしたくないものです。今回は注文住宅において、よくある失敗例や後悔するポイントをご紹介します。実際に注文住宅を建てた先輩たちの意見を聞いて、是非あなたの家づくりの参考にしてください。

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大きな買い物だからこそ失敗したくない! 注文住宅の相場

家族がより良い暮らしをするための、それぞれの生活スタイルに合わせた注文住宅づくり。一度建ててしまったら簡単には変更できないですし、せっかく大きな予算を組むのですから、「こんなはずじゃなかった!」という失敗はしたくないところです。そもそも、注文住宅とはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか。まずは、注文住宅の相場からみていきましょう。

2017年の【住宅金融支援機構のフラット35利用者調査】によると、注文住宅における住宅面積の全国平均は128.2㎡、建設費の全国平均価格は3,356万円との結果でした。このことから、注文住宅にかかる費用は3,000万円台が相場と言えます。

とはいえ、注文住宅を建てるのに掛かった費用は、人によって大きな差があるようです。「思っていた以上に費用が膨らんでしまった」という声がある一方、「収入の面から限度額を決め、予算内で収まるよう業者と話し合いを進めていった」という声も多く挙がっています。

注文住宅の失敗例と注意点!

夢に見た注文住宅でも、住んでみたら「こうすればよかった……」そんな失敗談も少なくありません。これから長年住んでいく家づくりだからこそ、失敗しないためにも、実際に注文住宅を建てた方のよくある失敗例を参考にしてみましょう。

注文住宅の失敗例「リビング編」

住まいの中でも、とくに多くのひとが過ごしやすさに拘りたいと考えるのがリビングではないでしょうか。ただし、人が集まるリビングだからこそ注意すべき点は、生活音の問題です。

天井を高く見せようと梁をむき出しにした設計、吹き抜けリビングなどは音が響きやすく、そうした生活音が気になるという声が多く挙がっています。

また、吹き抜けゆえに室内の温度調節が難しいといった声もあり、2階リビングの冬は暖かいが夏は暑い、開放感を大切にしたら冷暖房が効きにくいなどのケースもあるようです。

注文住宅の失敗例「収納編」

ほかのスペース確保のため、削ってしまったがゆえに後々困ってしまったというのが収納スペースです。

例えば、「来客用の和室は滅多に使わず物置に……最初から収納にしておけば良かった」など、家づくりの段階では「欲しい!」という願望が強いスペースも、住んでみると使用しなくなる場所があります。

そういったスペースを設計段階から見極められるかが重要となるでしょう。

注文住宅の失敗例「トイレとお風呂編」

汚れが目立ちやすい水回りを清潔に保つには、家づくりの段階から準備した方が良さそうです。

例えば、「水垢が目立たない色やデザインのお風呂にすればよかった」という声や、「脱衣場の床を真っ白にしたら、落ちている髪の毛が目立つ」という例もあり、やはり住んでみないことには気付きにくい点と言えるでしょう。

注文住宅の失敗例「ベランダ編」

天気が良い日は洗濯物を外に干したいという方は、ベランダの設計にも注意が必要です。

なぜなら、「屋根なしにしたら、ベランダがけっこう汚れる」という声が多く、天気が良い日にしか使用しないベランダであっても、屋根付きを採用した方が良いでしょう。

注文住宅の失敗例「間取り編」

プロでもない限り問題に気付きにくいのが間取りで、音や視線の部分で失敗するパターンが多いようです。

例えば、リビングの上が子供部屋であったり、道路側が寝室だったり、騒音が気になるなど、間取りで失敗したという声が多く、そのほか、「来客時の玄関からの視線を考えていなかった」という視線に関する声も。

素人には分からない間取りの不安は、建築士さんと相談しながら進めていくのがベストと言えるでしょう。

注文住宅の後悔……先輩たちの設置しておけばよかったアレコレ

価格や予算の関係、または全く見当もつかなかったことなど、注文住宅では「付けておけばよかった……」という後悔を耳にします。注文住宅を建てた先輩たちが感じる、設置しておけばよかったものをご紹介します。

注文住宅での後悔「屋根付き車庫編」

後悔の声:「車庫の屋根を後付けしたら同じ素材がなく残念な見た目、最初から屋根付き車庫を作っておくべきだった」

工事を後回しにした結果、費用が高くついた上に、有り合わせの材料になってしまうこともありますので、屋根付き車庫の設置が決まっている場合は一気に作ってしまうのがおすすめです。

注文住宅での後悔「床暖房編」

後悔の声:「エアコンのみだと足元が冷える、床暖房を入れておくべきだった」

予算的に諦める方も多い床暖房ですが、実際に住んだ後に足元の冷えで後悔する方が多いのです。設計段階なら値段交渉がうまくいく場合がありますので、予算に大きな余裕がない方も一度は相談してみても良いでしょう。

注文住宅での後悔「シーリングファン編」

後悔の声:「吹き抜けを作ったら空調が効きにくい、天井にシーリングファンを付ければ良かった」

天井に取り付ける大きな扇風機のようなものをシーリングファンといい、空気を循環させる効果を持ちます。上昇した温かい空気を循環させることによって電気代節約にもなりますので、吹き抜けをつけるなら、シーリングファンの設置も検討してみてはいかがでしょうか。

注文住宅での後悔「屋根付き干し場編」

後悔の声:「急に雨が降ってきたときを考え、物干し場に屋根を付けるべきだった」

前述で屋根のないベランダは想像以上に汚れる、という失敗談をご紹介しましたが、外出中の急な雨が降ったときこそ物干し場の屋根は重宝されます。

より快適に生活するためのチェックポイント

生活する上で特別困っているわけではないけれど、こうだったらもっと良かったなと感じる箇所など、快適に生活するためのポイントをご紹介します。知っておくだけで、ストレスの少ない生活になること間違いナシですよ。

生活シーンを想定したコンセントの位置

家づくりの段階では気にしていない人が多いですが、コンセントは生活の様々なシーンで利用しますので、使い勝手の良い位置にコンセントがあるかは実は重要なポイント。注目したいシーンを一部ご紹介します。

●コンセントはリビングの中心にひとつあると、一気に掃除機がかけられる
●キッチンカウンターにもコンセントがあると、ミキサーなどを使う際に便利
●寝室の枕元にコンセントがあると、寝転がりながら充電できて便利

見落としがちな窓や照明

こちらも生活する上で重要なポイント! 窓や照明は、日常生活で無くては困る明るさを取り入れるものです。

照らしたい場所で照明が使えるのか、今の窓の位置は過ごしやすい光を取り入れてくれるのかなど、チェックしてみましょう。

●玄関の照明スイッチは、靴を履いた状態で手が届くか確認
●西日は眩しいので、西側に窓をつける際は注意
●窓下にテレビを置く場合、光が眩しくみにくい場合がある

失敗パターンを知って自慢の注文住宅を造りましょう

注文住宅の失敗を無くす秘訣として、良いところより悪いところに目を向けることが大切です。実際に注文住宅を建てた方の失敗パターンを活かして、自慢できる注文住宅にしてください。

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