悪魔の実【キワーノ】のおいしい食べ方をご紹介!気になる味は?
鬼の金棒のようなインパクトのあるとげとげした見た目のキワーノは、悪魔の実とも言われる不思議なフルーツです。キワーノはそのまま食べてもおいしいですが、さまざまなアレンジを加えて食べる...
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キワーノとは?
キワーノは見た目も味も不思議なフルーツです。ウリ科に属し、メロンやカボチャ、スイカなどと同じ仲間です。キワーノは市場に出回ることが少ない珍しいフルーツですが、スーパーやデパート、通販で購入できることがあります。
キワーノの大きさは手のひらより少し大きく、長さは約13cm、直径は約8cmでマンゴーとほぼ同じです。重さは1つ200gから500gほどで、片手で持つとずっしりと重みを感じます。
キワーノは栄養もたくさん含まれているフルーツで、カリウムやマグネシウム、食物繊維が豊富です。一度見ると忘れることのないくらいインパクトの強い見た目のキワーノの魅力を詳しく紹介します。
棘のある見た目が特徴の南国フルーツ
キワーノは鬼の金棒のような固い棘が無数にある見た目が特徴の南国のフルーツです。キワーノの栽培地はアフリカの熱帯地域などが中心です。色は未熟なうちは緑色をしており、身が熟していくにつれ黄色からオレンジ色へと変化していきます。
その見た目から日本では「角メロン」や「角ニガウリ」と呼ばれ、アメリカでは「角のあるメロン」という意味の「horned melon」とも呼ばれています。
特徴的な外観の中身は白っぽい種が詰まっており、種の周りはエメラルドグリーン色のゼリー状のもので覆われています。メロンに似ていることからアメリカでは「ゼリーメロン」と言われることもあります。奇抜な外観や中身の見た目から「悪魔の実」との愛称のあるフルーツです。
キワーノの味
キワーノの味は奇抜な見た目に反して淡白です。具体的な味はゆずやライム、カボスのような優しく爽やかな酸味があり、甘味はほとんどありません。熟れ具合にもよりますが、ウリ科特有の青臭さを感じることもあります。匂いはキウイに似ています。
キワーノは中身のエメラルドグリーンのゼリー状の部分や種を食べるフルーツです。ゼリー状の部分はみずみずしく、プルプルした食感を楽しめ、種はプチプチとしています。
キワーノはしっかり熟していないと種が固く、食べられません。種まで食べたいのであればキワーノがオレンジ色になるまで待ってから食べるのがおすすめです。
キワーノのおいしい食べ方
キワーノの食べ方は中身のエメラルドグリーン色をしたゼリー状の果肉部分を、グレープフルーツを食べる時のようにスプーンですくって食べるのが一般的です。食べる前に冷蔵庫で冷やしておいた方がおいしいのでおすすめです。
おいしいキワーノを食べたい人は、皮に傷のないみずみずしいものを選びましょう。キワーノは皮に傷がつくと水分が抜けてシワシワになり、キワーノ特有のプルプル、プチプチした食感を味わえません。また、食べ頃のキワーノは色味がオレンジ色に近くなります。
キワーノは特徴的な見た目をいかして器にしたり、果肉部分をドレッシングやソース、サラダのトッピングにしたり、スムージーにしたりとさまざまな食べ方ができるフルーツです。
今回はキワーノをそのまま食べる食べ方以外に、おすすめの食べ方を紹介します。キワーノの優しい酸味と奇抜な見た目を上手に使って、斬新でおいしいキワーノ料理に挑戦してみましょう。
ハチミツやヨーグルトと食べる
キワーノはそのまま食べてもおいしいフルーツですが、味が淡白であるため少しアレンジを加えるとより一層おいしく食べられます。キワーノをアレンジする食べ方でおすすめなのは、ハチミツやヨーグルトと一緒に食べる食べ方です。
キワーノとヨーグルトは相性のいい食材です。ヨーグルトにキワーノを加えるとキワーノの果肉のプルプル感が加わり、アロエヨーグルトのような食感を楽しめます。栄養も満点ですし、朝ごはんとしても最適でしょう。
キワーノの味はわずかな酸味がある程度なので、キワーノに足りない甘味を足すと食べやすいです。甘味はハチミツやメープルシロップなどの自然由来の甘味がおすすめです。
キワーノの切り方
キワーノは生で食べるのがおすすめのフルーツですが、スプーンで果肉をすくって食べる際は縦半分に真っ二つに切る方法がおすすめです。キワーノの表面には固い棘がいくつも付いているので、キワーノを切る際は軍手や手袋をして切ると手を痛めずに調理できます。
キワーノは種も食べられるフルーツですが、完全に熟していないと種が硬いことがあります。固い種は無理して食べないようにしましよう。
キワーノの栽培方法
キワーノはアメリカのカリフォルニア州やオーストラリア、ニュージーランドなどでよく栽培されています。キワーノは日本でも栽培している場所があり、家庭でも栽培が可能なフルーツです。
キワーノはゴーヤやキュウリと同じようにツルが伸び実がなる植物です。四方八方に伸びるツルはグリーンカーテンと呼ばれ、夏の日差しの暑さを和らげてくれる働きもあります。
成長が早く一日一日姿を変えるキワーノは、育てがいもあり、家庭で育てる植物として高い人気があります。家庭でも簡単に栽培できるキワーノをぜひ、育ててみましょう。
土作り・植え付け
寒さに弱いキワーノは4月下旬から5月半ばの暖かくなった時期に苗を植えます。キワーノは寒さに弱いため、気温が10度以下になると枯れてしまう危険性があるため、十分に気温が暖かくなってから育て始めましょう。
キワーノを育てるにあたって用意するものは、野菜用かツル性の植物用のプランター、赤玉土、野菜用の培養土、腐葉土、ツルを支えるためのネットや棒です。土は下の部分なや赤玉土と腐葉土を混ぜたもの、その上に野菜用の培養土の順番でプランターに敷き詰めましょう。
キワーノを苗から栽培する場合はプランターに50cm間隔で植えていきます。寒さに弱いキワーノのために土の上にアルミホイルを被せたり、風よけのはビニールを張るのもおすすめです。土が乾かないよう注意しながら、たっぷり水をあげましょう。
収穫の時期
キワーノの収穫時期は夏です。目安としてはキワーノの実が緑色から少し黄色く色付いて来た頃がおすすめです。キワーノのツタや葉っぱにはキワーノの実同様に刺があるので、収穫の際には手袋や軍手をして作業しましょう。
キワーノの実は受粉してから約35日前後でなり始めます。キワーノの受粉は人工的に行うのが一般的で、朝の早い時間に花だけの雄しべと花の下に膨らみのある雌しべをくっつけて受粉させましょう。
キワーノの保存の仕方
キワーノは未熟でまだ緑色の場合、涼しい時期なら常温で約1ヶ月は日持ちするフルーツです。キワーノを常温で保存する際は、キワーノが腐ってしまうのを防ぐために、直射日光が当たる場所や、高音になる場所を避け、風通しの良い場所で保存しましょう。
キワーノは常温で保存可能なフルーツですが、キワーノをおいしく食べるために追熟させる方法や、十分に熟れたキワーノの保存方法も合わせて詳しく紹介します。キワーノを手に入れた際は、正しい保存方法でキワーノを保存し、新鮮なまま味わってみましょう。
常温で追熟させる
キワーノは収穫した後も常温で置いておくと、追熟していくフルーツです。購入したキワーノがまだ緑色の場合は青臭く、食べてもおいしく感じられないことが多いので、キワーノが食べ頃のオレンジ色になるまで追熟させましょう。
キワーノの追熟方法は新聞紙やポリ袋に包んで常温保存するのがおすすめです。キワーノは乾燥に弱いフルーツなので、乾燥から守るために新聞紙やポリ袋で保護します。新聞紙かポリ袋のどちらか一方だけでも良いですが、新聞紙に包んでからポリ袋に入れるとなお良いです。
キワーノは温かい場所の方が早く追熟します。黄色いキワーノが食べ頃のオレンジ色になるまでは約1週間が目安です。他にも食べ頃のキワーノを見分ける方法として、身に弾力が出てくるという点にも注目してみましょう。
熟したキワーノの保存方法
身に弾力が生まれオレンジ色になった食べ頃のキワーノは、まだ未熟なキワーノとは保存方法が異なります。未熟なキワーノが常温で保存できるのに対し、熟したキワーノは冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
保存する際は未熟なキワーノと同じく、乾燥から守るためにポリ袋に入れたりラップに包んだりしましょう。
一度包丁を入れたキワーノは、早めに食べ切るか、切り口をラップなどで密閉してからポリ袋などに入れて保存するのがおすすめです。キワーノは熟してからはあまり日持ちがしないフルーツなので、早めに食べ切ることを心がけましょう。
食べ頃のキワーノをおいしく食べよう!
キワーノは黄色からオレンジ色になった頃が食べ頃です。種や中身のプチプチ、プルプルした食感がおいしいキワーノは、そのままではもちろん、サラダやドレッシングにしてもおいしく食べられらるフルーツです。おいしいキワーノをぜひ味わってみましょう。
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