ペット火葬を自分でやるのは違法!安い葬送方法を解説

できるだけ安い値段でペット火葬をしたいという方にとって、『ペット火葬は自分でやることはできる?』といった疑問を持つ方も多いはず。結論、ペット火葬を自分でおこなうことは違法に当たります! ペット火葬を安くしたい方には自治体への持ち込みがおすすめ。この記事では、無料や安い葬送方法について解説していきます。

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ペット火葬を自分でやるのは違法!

ペットの火葬を自分でおこなうことは、法律で禁止されています。これは、ハムスターや小鳥、熱帯魚などの小さなペットであっても変わりません。

【理由①】廃棄物処理法に違反してしまうため

法律上、動物はペットであっても、死亡した場合にはすべて「一般廃棄物」に分類されます。有害物質を抑制するために、現在の法律では、自宅で一般廃棄物を燃やすことは『廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)第16条』で禁止されています

そのため、自分でペットを火葬することも違法となってしまうのです。これに違反した場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が課せられるため注意しましょう。

【理由②】火葬を自分でおこなうことは技術的にも難しいため

ペット火葬炉の温度は一般的に800℃~1000℃といわれています。温度は、ペットの種類や大きさに合わせて調整する必要があり、温度調整が上手くできない場合、きれいに焼いて骨にすることは難しいです。

また、火葬時の煙やニオイも問題となります。火葬炉の構造上、ニオイを処理する部分がつくられているため、火葬による煙やニオイを抑えています。しかし、同等の対策を一般家庭でおこなうことは難しいため、自分で火葬をおこなうのは絶対にやめましょう。

安く火葬したいなら自治体に依頼するのがおすすめ

火葬の料金をできるだけ抑えたい場合、自治体サービスに火葬を依頼するのがおすすめです。各自治体によって値段は異なりますが、費用相場は無料から数千円程度のところが多い傾向にあります。

費用を抑えたい方にとってはうれしいサービスですが、気を付けなければいけないポイントもあるため要注意。

▼自治体の火葬・葬儀に関するポイント

  • ほとんどが合同火葬
  • 返骨は望めない場合が多い

自治体の火葬のほとんどが、ほかのペットとともに火葬され、合同墓地に埋葬される「合同火葬」です。

複数のペットたちを同時に火葬するため費用が抑えられますが、合同墓地に埋葬されるので返骨はありません。

LIMIA編集部
スタッフA
火葬を担当する部署は地域によって異なる場合があります!
自治体での火葬を担当する部署は「環境局」である場合が多いです。ただし、地域によって異なるため、自分の住んでいる自治体に問い合わせましょう。

自分でできる葬送方法は「土葬」のみ

自分でペットの火葬をおこなうことはできませんが、そのまま土に埋葬する「土葬」であればペットを自分で葬送することが可能です。

自分の庭で土葬する方法

  1. 1.できるだけ穴を深く掘る
  2. 2.穴の底に石灰を敷いてから遺体を寝かせる
  3. 3.遺体の上にも石灰をかぶせる
  4. 4.穴を埋める

埋葬する土地は、私有地(一戸建ての庭など)であれば合法です。そのため、マンションの敷地内など、共有スペースには埋めることができないので要注意。

石灰を使うことで、防臭効果が期待できます。また、腐葉土も微生物が多く含まれているため、遺体の分解を助ける効果があります。

LIMIA編集部
スタッフA
おやつやペットフードを一緒に埋めるのは注意が必要!
食べ物を一緒に埋めてしまうと、野生動物や野鳥などに荒らされてしまう可能性があります。また、一度荒らされてしまうと動物は場所を覚えるため、再度荒らしに来ることも考えられるため、食べ物を一緒に埋めるのは控えるようにしましょう。

プランターで土葬する方法

  1. 1.プランターに土をいれる
  2. 2.できるだけ深いところに遺体を寝かせる
  3. 3.しっかりと土をかぶせる

庭がない場合にも、小さな動物(ハムスター・小鳥・熱帯魚など)であれば、プランターを使って土葬ができます

ただし、プランターでの土葬は比較的穴が浅くなってしまうため、野鳥などに掘り返されないように注意しましょう。

LIMIA編集部
スタッフA
陶磁器製のプランターがおすすめ!
プラスチック製のプランターは、光で劣化してしまうことが多々あります。そのため、陶磁器製のプランターを用いるのがおすすめです。

ペットの火葬は自分にあったサービスを選ぼう!

ペット火葬には、4種のプランがあります。火葬プランによって内容や値段が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。

〈1〉合同火葬

「合同火葬」は、ほかのペットと一緒に火葬をおこないます。また、そのまま合同墓地に埋葬されるため、返骨はありません

複数のペットを合同で火葬するため、4種の火葬プランのなかで最も費用を抑えられます。

火葬方法

ほかのペットと合同

返骨

×

おすすめの方

・返骨を望まない方 ・火葬費用を抑えたい方

〈2〉個別一任火葬

「個別一任火葬」は、ペットを個別に火葬するため、返骨が可能です。ただし、火葬はすべてスタッフに任せるので、立ち会いはできません。

火葬方法

立ち会いはできない

返骨

おすすめの方

・返骨を望む方 ・火葬に立ち会う時間が取れない方

〈3〉個別立会火葬

「個別立会火葬」は、ペットを個別に火葬するため、返骨が可能です。また、火葬からお骨上げまで立ち会うことができます

人間の火葬に最も近い形式で進めることができますが、その分、4種の火葬プランのなかで最も高額になります。

火葬方法

立ち会い可能

返骨

おすすめの方

・返骨を望む方 ・ペットを手厚く送り出したい方

〈4〉訪問火葬

「訪問火葬」は、火葬炉を積んだ車が自宅まで訪問してくれます。煙や臭いが少ない専用の火葬炉を使い、自宅付近の広い場所で火葬をおこないます

火葬方法

自宅で付近で火葬をおこなう

返骨

おすすめの方

・交通手段の確保が難しい方

『ペット葬儀110番』に相談!

「ペット葬儀110番」では、お引き取りプランがあり、専門業者がご自宅までペットを引き取りにきます。引き取り後には、合同火葬をおこない、供養して合同の骨壺に納骨後、ペット霊園に埋葬します。費用を抑えることも可能です。

▼「ペット葬儀110番」火葬の費用目安

プラン内容

費用

お引き取り 霊園供養プラン

引き取り、合同火葬、合同納骨、埋葬

8,500円~

個別火葬 一任プラン

火葬車でお迎え、個別火葬、ご返骨

15,400円~

個別火葬 家族立会プラン

火葬者でお迎え、個別火葬、お骨上げ、ご返骨

17,600円~

【Q&A】ペット火葬に関するよくある疑問

Q1. ペット火葬を自分でやってもよい?

LIMIA編集部
スタッフA
A. ペット火葬を自分でやることは法律で禁止されています。
ペット火葬を自分でやることは、『廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)第16条』で禁止されています。これに違反した場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が課せられるため注意しましょう。

Q2. 安い値段で火葬できる場所は?

LIMIA編集部
スタッフA
A. 自治体での火葬がおすすめです。
火葬の料金をできるだけ抑えたい場合、自治体サービスに火葬を依頼するのがおすすめです。各自治体によって値段は異なりますが、費用相場は無料から数千円程度のところが多い傾向にあります。

Q3. ペットの火葬は無料でできる?

LIMIA編集部
スタッフA
A. 無料で引き受けてくれる場所を探すのは難しいのが現状。
自治体の火葬のなかには、無料でペット火葬をおこなってくれる場所も稀にありますが、基本的には、無料で火葬を引き受けてくれる場所を探すのは困難。自分で土葬するか自治体に依頼するのがおすすめの方法です。

ペット火葬のその他の記事はこちら

※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年10月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。

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