ハクビシンの駆除方法!自分でできる?

ハクビシンの特徴や駆除方法まで解説します。ハクビシンの被害例や予防方法、おすすめの駆除業者もあわせて紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

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ハクビシンとは?

ハクビシンはなんでも食べる野生動物ですが果物や野菜も食べ、木登りが得意で繁殖力が高いです。それぞれ詳しく説明していきます。

果物や野菜が好物

ハクビシンは、鳥や昆虫、小動物はもちろん、甘味の強い果物や野菜も好みます。例えば、みかんや桃、ぶどう、スイカ、苺、とうもろこし、さつまいもなどです。

木登りが得意で夜行性

ハクビシンは木登りが得意でおよそ1m以上ジャンプすることや、壁を登ったり電線を綱渡りで移動したりすることもできます。隙間に頭さえ入れば自由にすり抜けることも。また、夜行性ですが昼間も活動することもあります。

繁殖力が高い

ハクビシンは繁殖力が高く、1回の出産で約1〜5匹産みます。妊娠期間は約2ヶ月と短く、生後10ヶ月頃から妊娠が可能になります。また、ハクビシンは通年繁殖するため、あっという間に子供が増えていきます。

ハクビシンの見分け方

  • 頭上から鼻先まで伸びた白い線状の模様
  • 灰褐色の体毛
  • 胴体と同じくらいの長い尻尾
  • 鳴き声は高め「キューキュー」「キーキー」

ハクビシンの特徴と見た目でも分かるようにポイントを捉えておきましょう。

ハクビシンはたぬきやアライグマと似ていますが、長い尻尾が大きな特徴の1つです。

ハクビシンの被害

  • 果実や野菜などの農作物の食害
  • 住みついたことによる糞尿による悪臭
  • 民家や倉庫、神社などの屋根裏への侵入
  • 感染症のリスク

果実や野菜などの農作物の食害

ハクビシンによる被害は、農作物や果物、生ゴミなどを食べ散らかす「食害」が多く見受けられます。なんでも食べる雑食ですが、先ほどあげたいも類、みかん、スイカ、とうもろこし、メロン、ぶどうなど特に甘味の強いものは被害にあいやすい作物です。

食べ方にも特徴があり、例えばスイカは顔を突っ込んで食べるため、食べられた後は大きな穴が開きます。

民家や倉庫、神社などの屋根裏への侵入

ハクビシンは暖かい時期になると行動が盛んになるのが特徴的。寒い冬の時期でも冬眠はせず、エサと暖を求めて建物に侵入してきます。屋根裏付近は隙間が多く、侵入しやすい場所です。

また、ハクビシンは3〜5cm程度の隙間にも侵入が可能。侵入口周辺の板などを咬んだり引きはがしたりして壊して広げることもあります。

住みついたことによる糞尿による悪臭

ハクビシンは、みな同じ場所に糞をする「ため糞」の習性があります。ハクビシンは果物を多く食べるため、糞の臭いはそれほど気にならないとも言われていますが、尿は強いアンモニア臭を放ちます。

排泄物による雑菌の繁殖や、屋根や天井が腐食しているような場合は抜け落ちる可能性があります。

感染症のリスク

ハクビシンは、人や飼い犬にも感染する可能性のある疥癬(かいせん)などの病原菌を媒介(※)します

さらに糞の臭いにつられて害虫も集まりやすくなるので、2次被害を防ぐためにも早めに駆除をしましょう。

※参考:ハクビシンやアライグマによる被害を防ぐために(目黒区)

ハクビシンを自分で駆除する際の注意点

最後に、ハクビシンを自分で駆除したい人に注意点を解説します。ハクビシンの駆除を検討している方は参考にしてみてください。

申請や許可が必要

ハクビシンは鳥獣保護法(※)という法律で守られている動物なので、免許を持っていない人が駆除や捕獲は行うことはできません

万が一、知らずに駆除してしまったら1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

自分で駆除をする場合は、市町村区役所に鳥獣捕獲許可申請をします。審査が通った後に許可証・罠・標識の交付を受け、最後に捕獲結果を報告しなければなりません。

※参考:野生鳥獣の捕獲について(東京都環境局)

天然記念物の指定と解除

ハクビシンは長野県や山梨県で天然記念物に指定されていたこともありました。しかし、繁殖が進み、山に食べ物が減ったため、人里に表れて農作物や果物への被害が及ぶようになると、天然記念物から解除(※)されました。

※参考:けもののなかま(長野市立博物館)

ハクビシンの駆除は専門業者に相談しよう!

ハクビシンを自分で駆除するのはハードルが高いため、まずは専門業者へ相談するのをおすすめします。

「害獣駆除110番」ハクビシンの駆除を依頼でき見積もりは無料です。害獣駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。

電話・メールでのご相談は24時間365日受付中のため、ハクビシンの駆除に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。

※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

ハクビシンの予防対策

最後に、ハクビシンの被害から守る予防方法を紹介します。

ハクビシンの駆除は資格や許可が必要ですが、寄せ付けない方法や追い払う方法はすぐ実践できることなのでぜひ参考にしてみてください。

ゴミや雑草を放置しない

ハクビシンは農作物や果物だけでなく、生ゴミや雑草もエサとする動物です。ゴミを出す場合は、網ネットや蓋付きのボックスにしっかり入れて荒らされないようにしましょう。

また、自宅の敷地内に雑草が放置されている状態だと、エサとするだけでなく建物に侵入しやすくなるため、雑草は定期的に刈り取ることをおすすめします。

侵入経路・侵入口を塞ぐ

ハクビシンはわずかな隙間から侵入でき、登ったりジャンプすることも得意です。数センチの隙間やひび割れがあれば、侵入防止用の針金つきネットなどを使い、しっかりと塞ぎましょう。

忌避剤を活用する

提供:LIMIA編集部

ハクビシンの嫌がる忌避剤を活用し、寄せ付けないようにしたり、追い払うことも有効な対策です。

ハクビシン向けの忌避剤には燻煙タイプや固形タイプなど、さまざま商品があります。

木酢液や唐辛子など、強い匂いや刺激のある匂いも嫌うとされています。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年3月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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