スズメバチの大きさ比較一覧|見分け方と刺されたときの対処法も解説!

スズメバチの大きさで種類を見分けられないか気になる方必見。この記事では、スズメバチの大きさや種類、巣の種類、刺された場合の対処法を解説します。

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スズメバチの大きさを比較

名称

大きさ(約)

体色

巣の場所

オオスズメバチ

女王蜂:40〜45mm 働き蜂:25〜35mm 雄蜂:27~39mm

黄色と黒色の縞模様

地中、屋根裏

キイロスズメバチ

女王蜂25〜30mm 働き蜂:18〜25mm 雄蜂:26~28mm

黄色と黒色の縞模様

地中、屋根裏、軒下、木の枝

モンスズメバチ

女王蜂:28~30mm 働き蜂:21mm〜28mm 雄蜂:25~27mm

黄と黒の縞模様

地中、換気扇

チャイロスズメバチ

女王蜂:27~29mm 働き蜂:17〜24mm 雄蜂:19~24mm

頭部胸部:赤褐色 腹部:黒色

地中、屋根裏

ツマグロスズメバチ

女王蜂:25~28mm 働き蜂:20~22mm 雄蜂:20〜22mm

頭部、胸部:赤褐色 腹部前部:黄色 腹部後部:黒色

木の枝、草むら

ツマアカスズメバチ

女王蜂:30mm 働き蜂:24mm 雄蜂:20mm

黄色と黒の縞模様

軒下、高木の枝

コガタスズメバチ

女王蜂:25〜30mm 働き蜂:25~29mm 雄蜂:23~26mm

黄色と黒色の縞模様

木の枝、生垣

ヒメスズメバチ

雌雄:25~36mm

黄色と黒色の縞模様

地中、屋根裏

クロスズメバチ

女王蜂:15〜16mm 働き蜂:10〜12mm 雄蜂:11~18mm

黒色と白色の縞模様

土、屋根裏

日本に生息している主なスズメバチの大きさ比較は上記の通り。種類によって大きさや体色、巣の場所などが異なるため、それぞれの種類でどのような特色があるのかチェックしておきましょう。以下では、それぞれの種類の特徴を詳しく説明していきます。

1. オオスズメバチ

  • 大きさ:雄 約27~39mm、雌 約37~44mm
  • 活発な時期:4~10月
  • 分布:北海道、本州、四国、九州
  • 色:黄色と黒色の縞模様

オオスズメバチはスズメバチの中でとても大きな種です。樹木の洞(うろ)や、土の中の空洞などに巣を作りますが、まれに都市部に定着することもあります。

オオスズメバチの針には強い毒性があり、性格は攻撃的です。

2. キイロスズメバチ

  • 大きさ:雄 約26~28mm、雌 約18〜25mm
  • 活発な時期:4~11月
  • 分布:北海道、本州、四国、九州
  • 色:黄色と黒色の縞模様

キイロスズメバチはスズメバチの中では比較的小型な種類です。樹木や、土の中、民家の屋根裏などに短期間で大きな巣を作ります。

キイロスズメバチは、強い毒性の針を持っており、攻撃性が高い性格です。

3. モンスズメバチ

  • 大きさ:雄 約25~27mm、雌 約28~30mm
  • 活発な時期:4~10月
  • 分布:北海道、本州、四国、九州
  • 色:黄と黒の縞模様

モンスズメバチは、スズメバチの中では小~中型の種。とくにセミを好んで捕食するのが特徴です。ほとんどのスズメバチは夕方には活動をやめますが、モンスズメバチは日没後も活動を続けます。

モンスズメバチの毒性はほかのスズメバチと比べると弱いですが、刺されると鋭い痛みを感じるので、無暗に刺激しないようにしましょう。

4. チャイロスズメバチ

  • 大きさ:雄 約19~24mm、雌 約27~29mm
  • 活発な時期:6~10月
  • 分布:北海道、本州
  • 色:頭部胸部は赤褐色、腹部は黒色

チャイロスズメバチはスズメバチの中では比較的小型です。チャイロスズメバチの女王蜂は、木の洞、屋根裏などに作られたキイロスズメバチや、モンスズメバチの女王蜂を殺し、巣を乗っ取ってしまいます。

チャイロスズメバチの毒性は比較的弱いですが、攻撃性が高く、集団で襲いかかる種なので複数回刺されると危険です。

5. ツマグロスズメバチ

  • 大きさ:働き蜂 約18~25mm、女王蜂 約25~28mm
  • 活発な時期:4~10月
  • 分布:宮古島以南の琉球列島
  • 色:頭部と胸部は赤褐色、腹部前部は黄色、腹部後部は黒色

ツマグロスズメバチは、ほかのスズメバチと比べると小型です。海外では中国南部、台湾、ミャンマー、インドなど、比較的暖かい地域に生息しており、木の枝や草むら、パイナップル畑などに巣を作ります。

ツマグロスズメバチもほかの種と同様に、鋭い針に毒性を持っています。

6. ツマアカスズメバチ

  • 大きさ:働き蜂 約24mm、女王蜂 約20~30mm
  • 活発な時期:4~12月
  • 分布:長崎県対馬市、福岡県、宮崎県、大分県
  • 色:黄色と黒の縞模様

ツマアカスズメバチは長崎県対馬市で定着し、福岡県、宮崎県、大分県で確認されている外来生物です(※1)。平成24年10月(※2)で確認されてから、今日に至るまで確認調査(※2)が続けられています。

ツマアカスズメバチは、もともとは森林地域や田園地域に生息していましたが、現在は都市部の街路樹や電柱、民家の周りを飛ぶこともあります。ほかの種と同様に鋭い針に毒性を持っています。

※1東京環境局 公式HP参照
※2福岡県庁 公式HP参照
※2022年12月時点の情報です。

7. コガタスズメバチ

  • 大きさ:雄 約23~26mm 雌 約25~29mm
  • 活発な時期:4~10月
  • 分布:北海道、本州、四国、九州、沖縄
  • 色:黄色と黒色の縞模様

コガタスズメバチは、オオスズメバチによく似た外見をしているスズメバチです。本来は木に巣を作りますが、人里に近い環境や都市部にも巣を作ります。

コガタスズメバチの巣はほかのスズメバチと比べると小型で、攻撃性の低い種ですが、うかつに刺激すると襲われることもあるので注意しましょう。

8. ヒメスズメバチ

  • 大きさ:雌雄 約25~36mm
  • 活発な時期:4~10月
  • 分布:本州、四国、九州、沖縄
  • 色:黄色と黒色の縞模様

ヒメスズメバチはほかのスズメバチに比べ頭部が小さく、腹部がスリムな体型です。ヒメスズメバチは、アシナガバチの幼虫やサナギを肉団子にして巣に持ち帰る習性があります。

比較的穏和な性格で、毒性もやや弱めです。しかし、太い針を持っているので刺されると激しい痛みを伴います。

9. クロスズメバチ

  • 大きさ:雌雄 約11~18mm
  • 活発な時期:3~11月
  • 分布:北海道、本州、四国、九州
  • 色:黒色と白色の縞模様

クロスズメバチは黒色に白色の帯模様が特徴のスズメバチです。土の中に巣を作り、蛾類の幼虫などを捕食したり、幼虫のエサとして分け与えたりします。

クロスズメバチの毒は、身体が小さいためほかの種と比べて少量ですが、刺されれば痛みと腫れの症状が出るので、うかつに刺激しないよう注意しましょう。

▼スズメバチの大きさ以外にも種類別に特徴を詳しくチェック!

スズメバチの大きさ以外の見分け方を解説!

スズメバチの見分け方には、下記の3つのポイントがあります。スズメバチの種類を見分けることによって、どの程度危険な種か判別できるので参考にしてみてください。

  • 大きさ

【スズメバチの見分け方1】色で見分ける

クロスズメバチやチャイロスズメバチは、体全体の色ですぐに見分けがつきます。

ほかの種は腹部の色に着目すると、判別しやすいです。例えば、モンスズメバチとキイロスズメバチには腹部に紋がついています。左右対称の紋は、モンスズメバチ。褐色の斑点がついていればキイロスズメバチです。

【スズメバチの見分け方2】大きさで見分ける

スズメバチの中でも特に大きな種は、オオスズメバチです。親指程度の大きさが目安になります。

オオスズメバチによく似たコガタスズメバチは、約3cm。小指の先端から第一関節くらいの大きさです。

【スズメバチの見分け方3】巣で見分ける

スズメバチの巣を見かけた場合、スズメバチの大きさや色で判別するよりも、巣の形状で見分ける方が特定しやすいです。

スズメバチの巣の模様は、貝殻模様または波模様。巣の形状は下に向かって膨らんでいるつりがね型か、球状に分かれます。ほかにも、底が開いているかどうかや巣穴が多いかどうか、巣が作られた場所も判断の基準です。

スズメバチの巣の種類

スズメバチの巣の形状は、下に向かって膨らむつりがね型、巣の上部に広がりのある鐘型、全体が丸み帯びた球型の3つです。模様や巣の底が開いているかどうかも見分ける基準になります。

スズメバチの種類

形状

作られる場所

その他特徴

オオスズメバチ

つりがね型

波模様

地中、屋根裏

巣穴が多い、底が開いている

キイロスズメバチ

球型

貝殻模様

地中、屋根裏、軒下、木の枝

モンスズメバチ

つりがね型

波模様

地中、換気扇

底が開いている

チャイロスズメバチ

鐘型

地中、屋根裏

ツマグロスズメバチ

球型

貝殻模様

木の枝、草むら

底が開いている

ツマアカスズメバチ

球型

貝殻模様

軒下、高木の枝

巣の引っ越しをする

コガタスズメバチ

球型

貝殻模様

木の枝、生垣

ヒメスズメバチ

つりがね型

波模様

地中、屋根裏

蜂の底が開いている

クロスズメバチ

球型

土、屋根裏

スズメバチに刺されたときの対処法

鋭い針には強い毒性があることで知られるスズメバチ。ここからは、スズメバチに刺されてしまった場合の対処法も併せて解説します。

刺されたらどうなる?

スズメバチに刺された場合、毒液による強烈な鋭い痛みに襲われます。患部は刺されてから15分以内に赤く腫れあがり、熱を持ち痒みのあるしこりが1日程度残ると言われています。

スズメバチに刺されてから1時間前後に吐き気や腹痛、蕁麻疹(じんましん)、呼吸困難などの症状が出る場合もあるので、刺されたあとは安静にするのがおすすめです。

速やかに病院へ行こう

もしスズメバチに刺された場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。

特に、過去にスズメバチに刺された経験がある方や、蕁麻疹、発熱、呼吸困難などの症状が出た方は、すみやかに救急車を要請してください。

スズメバチに出くわした場合の対処法

登山中やハイキング中などにスズメバチに遭遇してしまった場合は、その場でゆっくりとしゃがみ込み、低い姿勢のまま静かに後ずさりして逃げてください。

焦って走って逃げてしまうと、スズメバチが警戒してかえって追いかけてくることがあります。

スズメバチの巣は大きくなる前に対策をしよう!

ハチ110番

スズメバチを駆除したい方には『ハチの110番』がおすすめです。

ハチの110番では、スズメバチの駆除を11,000円(税込)から対応してくれます。電話、メールでの問い合わせは24時間365日受付中のため、スズメバチでお困りの方は、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

※対応エリア、加盟店により記載価格で対応できない場合があります。
※巣の場所がわからない、取り出せない、高所など特別な場合は別途料金がかかる場合があります。

ハチ駆除バディ

出典:ハチ駆除バディ

ハチ駆除バディ」は、ミツバチやスズメバチなどの駆除を専門に行うハチ駆除サービスです。

8年以上にわたってハチや蜂の巣を駆除してきた経験と実績をもとに、最短即日の迅速な対応をしてくれます。相談・出張・見積もりは無料で、4,400円(税込)から依頼が可能。戻りバチ対策を含めたアフターケアも充実しています。

電話かWebフォームから無料相談ができるので、ハチや蜂の巣に困っている方は相談してみてください。

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※画像は全てイメージです。
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。

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