K邸-思い切りギターを弾ける防音室を
Kさんからは、最初に「防音室が欲しい」というリクエストがありました。ギターを弾くことが趣味なので、隣近所に気兼ねなくいつでも弾けるようになりたいとのこと。
防音室といえば、ヤマハの“アビテックス”がよく知られていますが、そのまま部屋の中に“個室”がどーんと置かれるだけ。そこで、防音室を部屋の壁で囲むことをご提案。遮音性も上がり、全体の雰囲気にも馴染みます。
また、こちらの物件は東西を向いた角部屋で、両脇に採光がある明るいお部屋。しかし、そのままだと廊下がただの狭くて細長い空間になってしまうので、それを逆手に取って、玄関から入って左手がベッドルームのあるプライベートエリア、右手がリビングやキッチンのあるパブリックエリアという風に分けました。天井はすべて黒くして、大人っぽく落ち着いた雰囲気に。
細長い物件で空間が二つに分かれてしまう良さを生かしつつ、狭くて細くなりがちな廊下を広く見せた、素敵なお家が出来上がりました。
ブルースタジオ