【限られたスペースを有効に使う③(階段)】
新しく家を建てる際、よくある要望の一つに「書斎」があります。特に、誰にも邪魔をされることのないパーソナルスペースの確保は、男性(旦那さん)特有の願望のようです・・・。
篭って仕事をされる場合は別ですが、実際に部屋をつくっても、それをうまく活用するのは難しいようです。大概、書庫や荷物置き場になってしまうパターンが多いような気がします。
なぜって、それは、やっぱりリビングのほうが居心地がいいからです。
採光、通風も十分に確保されていますし、景色もあります。家族の気配も感じますし、自動的に「お茶」が出てくる時もあるかもしれません・・・(笑)。
一番、理想的なのは、リビングの一角に入江のように配置できるといいのですが、スペースも限られているのでなかなか難しいところです。
写真は2階リビングの住宅。階段部分がリビングと一体になっています。階段スペースの上部は、天井高に余裕がありますので、そこを利用して旦那さんの「桟敷スペース」をつくっています。
オープンだけど、隠れた感覚も共存するちょっと不思議な場所です。
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