【実は、北側の窓は、借景に向いているんです②】
「北側の窓は逆光にならないで、陽が当たった風景が綺麗に見えるので、実は借景に向いている」という先日のお話の続きです。
普通の引き違い窓だと、折角、風景を綺麗に見たいのに、真ん中にサッシの縦枠があるので、邪魔ですよね・・・。引き違いの窓は、左右の寸法を調整することが可能です。ですから、換気に必要な可動部分はなるべく小さく納めて、ワイドビューで景色が見えるように・・・。網戸も小さくなるので、一石二鳥です・・・。
写真はリビングの一角にある畳スペースなので、内側に引き込みの障子が付いています。雰囲気を良くする理由もありますが、内側の障子を閉めることによって、断熱性能を高める意味合いが大きいです。窓を伝わって、冷気が室内に下がってくると畳スペースの居住性が悪くなりますから・・・。
性能的には断熱型のLow-Eガラスを使用してもいいのですが、ガラス面の特殊金属幕のコーテイングで、どうしてもガラスに少し色がついてしまうので、風景を綺麗に見るのには、ちょっと嫌な感じがあります・・・。(個人的な感覚ではありますが・・・)
天気がいいと九重連峰がきれいに見えます・・・。
(株)独楽蔵 KOMAGURA