家を建てる。 設計者の 見立て力

見立て力とは
現場の諸条件を読み解く力です。

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見立て力とは

現場の諸条件を
読み解く力です。



どんなイメージの
どんなヴォリュームの箱が

この場所に挿入されれば
落ち着くのか。

どちらに向けて開放し
どちらを閉じていけばよいのか

一番居心地のいい場所は
どこになるのか

近隣と敷地が
どういう関係になっているか

何を引いて
何を足せばいいのか

何に注意し
それを解決するために
どういうアイデアが
必要なのか




中古住宅の
リノベーション計画で

物件を見に行くたびに
やりきれなくなります。

こういった
見立てができていない
建物ばかりなんです。

数十年前とは
ライフスタイルや
構造耐力、設備に対する要件が
変わってきていますから

手を加えなければ
ならないにしても

もっと根本的な
その土地の個性や魅力に

計画者が
注目していないんですね。





これは、何度か
お話している事例ですが

たとえば
北側が道路の
四角い敷地だったとします。

当然玄関や駐車場は北側で

かつ北側に建物を寄せて
南側に庭を取ろうとします。


でも南側のお宅も北側に
詰めて2階建を建ててますから

単純に、南側に庭を取った
計画にしてしまうと

そのお宅を見ながら
生活しなければなりません。

よくありがちな条件です。


方庵という作品では
北側も南側も外壁を大きく延長し
目隠し壁にして解決しました。

この作品は

ARIAFINA
KITCHEN DESIGN AWARD 2012 優秀賞

エアスタイルコンテスト2009 大賞
 (DAIKIN 主催)

かんでん住まいの設計
 コンテスト2009 優秀賞
 (関西電力主催)

などの賞をいただきました。

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