家で育てる。 猫と暮らせば その2

そして
3か月が経った
8月の暑い土曜日の朝。

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忘れた頃に

少し痩せながらも
家への道を探し出し

長い旅から
戻ってくるだろうと

黒猫ミラの
帰還を待つ日々。



そして
3か月が経った
8月の暑い土曜日の朝。


奈良で、古民家の
リノベーション工事をしていて

その日は
設計、施工
お客さんの3者による
定例会議がありました。

朝10:00の時点で
30度はあったと思います。

玄関から入ると
広い土間が
広がっています。

さあ会議をはじめよう
としたところ

その玄関先で
猫の鳴き声がするというのです。

耳を澄ますと、確かに
「ニャ~、ニャ~」
と言うか

「ミャン、ミャン」
といった、キーの高い
か細い声が聞こえます。


皆であたりを調べてみるけど
猫の姿は見えません。


その古民家は
2階建ではないのですが

小屋裏が広く高く
風通しのために
虫籠窓(むしこまど)といって

格子状の窓があり
ガラスも何も入っていません。



その窓から親猫が中に入り
子どもを産んだのか・・と

いや、そうに違いないと

ハシゴをかけて
その窓から中を覗いてみましたが
猫の姿はありません。



玄関に一番近い部屋の中で
よくよく耳を澄ませていると

壁の中から、鳴き声が
聞こえてくるではありませんか!


アルミサッシの窓の上あたり。

その部屋は
壁をさわる予定でなかったところ。

ええ~、どうする?

でも、何もなかった
見なかったことになんかできません。


もう壁を壊すしかありません。

大工さんが
バリバリッと壁をめくる

そして私が
隅の方でうずくまってる
子猫を拾い上げる・・



この続きは、また明日。

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