ナチュラル空間を素敵に見せる【4つのルール】アクセントカラーが決め手!?　ログハウス by キノハス

居心地良さの秘密はナチュラル感♪

床や壁、天井まで木に囲まれた中島さん宅。一見、単調になりそうなのにセンス良くまとまっているのは、木の空間を生かすコーディネートの賜物です。その秘密を見ていきましょう。

ルール①　木と相性のいい白を基調に

清潔感のある白は、木のナチュラル感を引き立てる効果が。中島さん宅では、ボリュームのある設備類の多くを白でまとめています。

キッチンは対面式のオープンスタイル。キッチン背面の収納もお揃いのデザインで揃えました。また、奥にはパントリーを配して、ストック食品や季節物用品を収納。ものがちらからない、すっきりした空間をキープしています。

脱衣室から独立させた使いやすい洗面所は、この家の設計・施工を手がけたマルアサ工房が造作したオリジナル。ベッセル型の洗面ボウルや布製バッグも白で揃えてあり、清潔感があります。

ルール②　ナチュラルな小物をさりげなく飾る

ルール③　アクセントカラーづかいで印象的に!

落ち着いた色合いのドライフラワーはナチュラル感満点。木づくりの空間との相性もばっちりです。家具も基本的にベージュ系にしてまわりになじませ、落ち着いた雰囲気を演出しました。

とはいえ、ナチュラル一辺倒だと単調になってしまいがちですよね。中島さん宅ではところどころにビビッドな色を利かせて、空間を引き締めています。

マリメッコの花柄クッションは、北欧スタイルを印象づけるアイテム。収納棚は、SNSで見かけた写真を参考に、「無印良品」のカゴで統一して雑貨類をすっきりと収納しました。シンプルにまとめてあるので、アクセントカラーがより引き立っています。

2階の窓辺には、葉のフォルムがきれいな観葉植物のモンステラを配してみずみずしさをプラス。濃いグリーンがさわやかな印象です。

空間を引き締めるという意味では、黒い薪ストーブも効果的。ブルナー社(ドイツ)の「アイアンドッグ Nº07」は、リビングの中で主役級の存在感を放っています。「スタイリッシユな外観と炎がよく見える扉のデザインが気に入っています」と中島さんは目を細めます。

ルール④　子ども用アイテムも抜かりなくコーデ

ついコーディネートをあきらめてしまいがちな、子ども関係のアイテムにも手を抜きません。木製のままごとキッチンやテディベア、トイピアノなどは、ナチュラルな色合いで手触りのいいものをセレクトして、木づくりの空間になじませています。

子どもに読み聞かせる絵本は、表紙がかわいいものが多いので、見せる収納に活用。写真の木製ブックシェルフは、子どもでも手が届く高さなので、きちんと片づける習慣も身につきます。

木の香りが漂うウッディなLDK

中島さんの住まいは、実は分厚い角ログ材を何段も積み上げて壁にしたログハウス。床や天井にも無垢の木を採用しています。さわやかな木の香りに包まれるのでリラックス効果があり、ナチュラル感たっぷり。ダイニングとキッチンの間仕切り壁は、長さを変えてアーチ状にしたデザインが素敵ですね。

建具も白にしてトータルコーデ

玄関ドアや窓枠にも白を採用。室内のコーディネートに通じる色づかいで、落ち着きと清潔感を醸し出しています。

気持ち良く遊べるブランコに大喜び♪

LDKに接する広いウッドデッキにはブランコを設けて、子どもの遊び場に。仲良くふたり乗りして、笑顔が弾けます。ウッドデッキを覆う屋根には天窓を設けたので、開放感いっぱい!　晴れた日は最高に気持ちいいし、雨の日だって遊べます。

コミュニケーションが取りやすい仕掛けも

子ども部屋は2階に配置。孤立しないように室内窓を設けて、1階のLDKにいる家族とも気軽にコミュニケーションが取れるようにしました。冬はこの窓の効果もあって、薪ストーブのあたたかさが2階の隅々まで行き渡るのもいいですね。

いかがでしたか? 　色づかいや小物のディスプレイなど、ナチュラル感を上手に生かしたコーディネートはさすがですよね。ブランコや室内窓も楽しそう。この家を造ったマルアサ工房は、ログハウス以外にもいろいろな種類のナチュラルハウスを手がけているので、興味がある方はのぞいてみてはいかが。見学会もやっていますよ!

雑誌『キノハス』に中島さんの記事が載っています。