お掃除の強い味方。100均素材でサイクロン集塵機をDIY

サイクロン集塵機のしくみ

上からの吸引によってゴミが横から吸い込まれます。
ゴミを遠心力と重力で下に落とします。
下の絵は、小学生の娘が描きま...

私が描きました!

材料は

【以下、セリア、ダイソーで購入】
円錐形容器1個

細長い円筒形容器1個(30mlサイズ)
掃除機の吸い口に使いました。

細い円筒形容器1個(10mlサイズ)
ゴミの吸い口に使いました。

ガラス製容器で蓋は加工できる素材のもの。
ゴミ受けに使いました。
あまり軽いと倒れやすいので、重めのもの。


結束バンド
長さ10センチでは間に合わず、1ミリアルミ針金に替えました。
ゴミの吸い口と円錐形容器との固定に使いました。

ホースバンド

灯油ポンプ
ゴミの吸い口ホースに使いました。

ビニールテープ

【ホームセンターで購入】
シリコンコーキング

【その他工具、消耗品】
電動ドリル、1.5ミリドリル刃
カッター
マスキングテープ
ペンチ
ニッパー
コーキングガン
塩ビノコギリ

作成手順は

穴を開けたい場所にマスキングテープを貼ります。

ふたの中心に穴を開ける場合は、穴部分のマスキングテープを剥がしてから穴開けすると作業しやすいと思います。

なるべく小さく細かなピッチの穴を開けます。

カッターで穴と穴の間を少しずつ切ります。
一気に切ろうとすると危険なので、「プチ、プチ」と慎重に作業しました。
薄いブリキふたであれは厚手のカッターで切れました。
カッター作業が難しい場合は、ニッパーを使えば大丈夫だと思います。

ゴミの吸い口容器、掃除機の吸い口容器は共にキャップの頭と容器の底を切り取ります。
ゴミの吸い口容器はなるべく長く残します。
掃除機の吸い口容器は長さによってゴミの分離効率が変わってきますが、少なくともゴミ吸い口下端より数センチ下に来るような長さにします。

円錐形容器のキャップも輪切りします。ゴミが引っ掛かるようなところがないか確認をします。

穴の形が一番複雑なのが、ゴミの吸い口と円錐形容器の接合部です。
つまようじをゴミの吸い口容器周りに並べて穴位置を確認すると、ある程度の穴形状が分かります。

こちらもプチプチ穴開けと切り離し。

良い感じの穴が開きました。

結束バンドでゴミ吸い口を補強しますが

長さ100ミリのバンドでは届かず、バンドを通す上側の穴も高すぎました。
穴位置変えてアルミ針金で固定しました。

隙間にコーキングを打ちます。
マスキングをしてからコーキングをすると綺麗に仕上がります。

グルーボンドは、お薦めしません。
柔軟性無く、剥がれてくると思います。

指でコーキングを押さえましたが、アレルギーに敏感な方はヘラを使った方が良いと思います。

マスキングテープは、コーキング打ち終わったら直ぐに慎重に剥がします。

コーキングが乾けば集塵機本体の完成です。
コーキングは1日で乾くでしょう。

掃除機ホースやゴミ吸い口ホース接続のためにビニルテープを巻いて径を調整します。
掃除機ホースのために相当巻きました。

各ホースをホースバンドで締めて完成です。

集塵性能を確認する

ゴミパックを新品に替えて木屑を吸ってみます。

掃除機はハンディタイプですが、まあまあ吸引力が強いです。

しっかり集塵しました。
透明の容器で集塵機を作ったのは初めてですが、木屑が渦巻いて落ちる光景は面白いです。

掃除機のゴミパック内は、殆ど木屑無しでした。
正直ここまで木屑が入って無いのは初めてです。

小さな葉っぱも吸い込んでましたが、
途中で引っ掛かってしまいました。

最後に

この集塵機は容器をあまり分解しないで作成したので、密閉性は良いようです。
ゴミ吸い口を完全に閉じると円錐形容器が変形しました。
掃除機を止めれば元に戻りました。
ゴミ吸い口の先端に溝を入れた方が良いようです。
100均素材で減圧弁のようなものが作れないものか。


最後まで見て頂き、ありがとうございました。