害虫駆除スプレーを使って植物を守ろう!使い方や捨て方について

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 60
  • 1
  • 0
  • いいね
  • クリップ

草花や野菜、庭木や観葉植物など育てていると、害虫の被害にあうことがあります。放置すると、病気にかかって枯れてしまうだけでなく、被害が庭や部屋全体に広がってしまうことも。害虫駆除スプレーの使い方と捨て方、病気の症状などについてご紹介します。

害虫か病気か、どちらが原因なのか、駆除する前に確認を!

害虫を見つけたときは、すぐにスプレーの散布など、駆除することに専念します。しかし、葉に白や黒の斑点が出る、葉が突然枯れ落ちる、枝や幹の一部、もしくは株自体が枯れるなどの症状が現れた場合は、害虫か病気か確認することが大事です。
【害虫駆除剤などを使う前に、病気の症状をチェック!】

植物の葉や茎、幹、株自体に異変が見られた場合は、病害虫が原因であることが多いです。

ウイルスや細菌、カビなどの病原菌が植物に感染して、病気の症状が現れます。害虫もまた、植物の養分を吸汁し、排泄物を出すことで、病気を発症、誘発させることも。まずは、病気の症状をよく観察し、調べることが大事です。

病気が発症したからといって、全てに薬剤を散布、もしくは害虫駆除剤などを散布するだけでは、効果が得られないこともあるので、注意してくださいね!
【害虫によってよこる病気や症状】

葉や花の表裏や、果実、幹、枝に異変が現れた場合は、病原菌だけでなく、カイガラムシやハダニなどの害虫が原因かもしれません。病気の症状を確認後、近くに害虫がいないか、発症した植物と、その周りの植物を確認してみましょう。

・カイガラムシ
白い綿毛のようなものが葉に現れる
葉に黒い斑点模様が現れる(すす病)
葉の表面がベタつく
木の幹に白い斑点模様

・アブラムシ
葉や花びらの色の濃淡が、まだら模様になる(モザイク病)
葉に黒い斑点模様が現れる(すす病)
緑色の葉が、白いかすり状になる
コブのようなものが葉にできる

・ハダニ
葉の裏面に白い小斑点が現れる

・コナジラミ
緑色の葉が、白いかすり状になる。
葉や花びらの色の濃淡が、まだら模様になる(モザイク病)
葉に黒い斑点模様が現れる(すす病)

・アザミウマ
花や果実の一部に白いシミが現れる

・エカキムシ
葉を食害し、変形させる

・グンバイムシ
緑色の葉が、白いかすり状になる
葉の裏面に黒い斑点模様が無数に現れる

 

ガーデニング初心者におすすめの害虫駆除スプレー!

植物が病害虫の被害にあったときは、農薬を使うのが効果的ですが、「農薬は危険」という認識もありますよね。しかし、ホームセンターや園芸品など、市販で購入できる農薬は、私たち人が使う医薬品と同じように、厳しい基準をクリアした上で販売されています。

商品の注意書きに書かれている通り、正しく使えば、植物や人間に害をきたす心配は少ないです。
【害虫駆除で使われる農薬の種類】

害虫駆除のために使われる農薬には、液体タイプと固形タイプの2つがあります。
・液体タイプ:乳剤、水溶剤、水和剤、スプレー剤
・固形タイプ:粒剤、ペレット剤

液体タイプであれば、効果の効き目が早く、害虫を発見したときに、すぐに捕殺も可能です。

固形タイプは、あらかじめ農薬を植物の株周りにまく必要があり、液体タイプよりも長期間効果を期待できます。
【広範囲で害虫駆除!のスプレータイプ】

種類の多い農薬ですが、スプレータイプの農薬なら、水の霧吹きのような感覚で、ガーデニング初心者でも簡単に使えるのでおすすめ。水に薄める必要はなく、そのまま植物にさっと吹きかけるだけです。

ただし、商品によっては、吹きかけた液が、雨風ですぐに流れ落ちてしまうことも。「浸透移行性」とかかれた商品なら、吹きかけた液を植物が吸い、株全体に殺虫効果が行き渡るので雨風にも強いです。

 

これで安心!害虫駆除スプレーの使い方

【害虫駆除スプレーの使い方】

害虫駆除スプレーを使うときは、液剤が手に付着しないよう、必ず園芸用手袋を着用してから始めます。

植物に害虫が群がっている場合は、直接害虫にスプレーを散布。害虫の死骸(しがい)が、残ったままだと、カビやウイルスが発生することもあるので、散布後は植物をきれいにしてくださいね。

防虫やスプレー散布による捕殺後は、植物全体に液剤がかかるようにまんべんなくかけます。このときスプレーの散布範囲を調整できるものであれば、ワイド型で大胆にかけましょう。

ハダニやコナジラミなどの害虫は、葉の裏面に潜んでいることが多いので、裏面にもしっかりとかけます。

ナメクジやダンゴムシなど葉や茎を食害するような害虫は、地面をたどって発生しやすいので、株周りにもまんべんなくかけましょう。
【害虫駆除スプレーの捨て方】

余ってしまったスプレー剤を捨てるときは、有機物でできた商品であれば、液を庭の地中に埋めても問題ありません。環境保全のため、シンクなどの流しに捨てるのはやめましょう。

液が大量にある場合や、地中で分解されない化学物質が含まれたものは、産業廃棄物業者に依頼して回収してもらいます。

空になった容器やボトルは、中を水洗いし、各地方自治体で指定されているゴミ出しの区分に従って、処分してくださいね。

 
【おわりに】

ガーデニング初心者でも使いやすい害虫駆除スプレーは、さっと吹きかけるだけで、殺虫効果を得られます。できれば薬を使わずに済むような、環境づくりを心がけ、日々のケアをしっかりとしてくださいね!

おすすめ記事

厄介な害虫からベランダ菜園を守ろう!効果のある虫よけ対策とは

ベランダですぐに始められるベランダ菜園。暖かくなるころには、野菜が元気に育ち始めますが、同時に虫たちも発生して、栽培が失敗してしまうことも。今回はベランダ菜園で現れる虫の種類からおすすめの虫よけ対策についてまでご紹介します!

「厄介な害虫からベランダ菜園を守ろう!効果のある虫よけ対策とは」を読む

この記事を書いたのは

暮らしの冒険Webマガジン Pacoma

  • 60
  • 1
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

Webマガジン Pacomaのテーマは「暮らしの冒険」「毎日の生活を楽チンにしながら、暮らしをもっと楽しんじゃおう!」というテーマで毎日記事を発信しています。

Webマガジン Pacomaさんの他のアイデア

コラムのデイリーランキング

おすすめのアイデア