シール付きのふすま紙でお気軽DIYに挑戦! 古いふすまがオリエンタルモダンに変身♪

ふすまのイメージチェンジに編集部が挑戦してみました。最近は、お洒落なデザインのふすま紙がたくさん販売されていますよね。その実力を試すべく、あえて定番の壁紙イメチェンではなく、シールタイプのふすま紙で貼り替えてみます♪ 果たしてその結果は…

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 85147
  • 210
  • 0
  • いいね
  • クリップ

のりなしで貼れるふすま紙は初心者にも優しい♪

完成品はコチラ

今回ふすまのイメチェンに使ったのは、「はりかえ工房」というブランドから販売されているシールタイプの粘着ふすま紙(革茶)です。マットな感覚で、ザラリとした手触りがオリエンタルモダンな雰囲気を醸し出しています。上手に仕上げることができれば、お部屋のイメージはガラリと変わるはず。のりで貼るタイプよりお気軽ではあるものの、本当に素人が上手く貼れるのものなのか…一抹の不安を抱えつつ挑戦です!

ふすま紙のお値段は、楽天で送料別1枚1,420円でした。(2018年5月8日現在)これを2枚使います。茶色に少々グレーとほんのわずかにパープルが入ったような素敵な色合いです。

ふすまの貼り替えにあると便利なアイテム♪

ふすまを貼るときには、なで刷毛などの専用の道具が必要です。ひとつひとつ買うと割高になるので、ホームセンターなどで「ふすまの貼替えセット」(1000円程度で販売されています)といった商品を購入するとよいかと思います。このセットも同様ですが、送料がお得になるため楽天でふすま紙と同時購入(はりかえ工房)しました。

内容は、マステ、なで刷毛、ローラー、竹べら、カッティングメジャー、カッターとなっています。

使用前はこんな感じです…

何と表現したらよいのか…色々と残念です。ふすま紙が経年変化でヘタっており、少し力が加わっただけで破れてしまいます。デザインは好みの問題ですが、今風のモダンな和室には合わないのは確かですね…。

大きな破れがいくつもあります。
カッティングシートで補修してあっても、どうにもならないレベルです。

まずは破れている部分を補修します!

上が下貼り紙、下が茶チリ紙です。

貼替え前には、破れている部分を補修する必要があります。今回はリンテックコマースの穴ふさぎ専用キットを使いました。下貼り紙と茶チリ紙がセットになっていて便利です。

カッティングシートははがしてしまいます。このままでは段差があるため、ふすま紙が上手く貼れないためです。

どんどん補修していきます!

破れている部分より、若干大きめに下貼り紙を切ります。採寸は現物合わせで十分です。

下貼り紙を霧吹きで湿らせます。

貼り付ける部分の周囲にのりを付けます。補修用のセットの中にのりも入っていましたが、100均の障子貼り用のりを使いました。

破れた部分を覆い隠すように貼ります。

茶チリ紙を下貼り紙よりひとまわり大きく切り、周囲にのりを付けて貼ります。

破れている部分をすべて補修しました。この作業、地味ですが時間が掛かります。実はこの時点で結構疲れてしまいました…。破れの少ないふすまであれば、もっと簡単ですよ♪

引き手を外します!

精密ドライバーがあると便利です。

ふすまの引き手は、釘で止まっています。引き手をマイナスドライバーで持ち上げると、釘のアタマが見えます。それを普通は「ペンチで抜く」そうですが…釘が小さすぎて無理でした。小さなマイナスドライバーで抜くのがベターかと思います。

マステで枠を保護します♪

マステでふすまの枠を養生しておきます。ちょっと手間ですが、ふすま紙の粘着力から枠の塗装がハゲるのを防いでくれます。

ふすま紙をカットして貼っていきます!

ふすま紙をふすまの原寸大にカットします。少々大きめに切っても大丈夫です。

シールを5センチ程度はがします。裏紙は折り曲げておきます。

ふすまを天地(上下)逆にして立てかけ、シールの裏紙をはがしながら少しづつ貼っていきます。

やってみて感じたのは、20センチごとくらいで、本当に「少しずつ」貼っていったほうがいいということです。大雑把にやると空気が入ってしまいます。

なでバケでふすま紙を貼っていきます。上から下に、中央から外側にという要領でなでバケは使います。

あと15センチ程度になったら、天地をひっくり返して残りのふすま紙を貼ります。

細部を仕上げます♪

竹べらでふすまの枠に沿って跡を付けていきます。

カッティングメジャーを当てながら、カッターで余分なふすま紙をカットします。カッターの刃をひとつ折って切れ味を高めることと、刃を寝かせ気味に加工するのがコツです。

マスキングテープごと、余計なふすま紙をはがします。

ローラーを使い、ふすま紙を圧着させます。今回は枠の周囲の部分だけにローラーを使いました。これは骨組みのある「本ふすま」のため(あまり強くローラーを掛けると破れます)で、引き戸などに使われている「戸ふすま」であれば、全体的にローラーを使えばよいかと思います。

引き手を付けて完成です!

引き手部分にカッターで切れ込みを入れ、引き手を取り付けます。引き手釘も忘れないようにしましょう。和室を洋室に改造したようなお部屋であれば、枠の部分におしゃれな取っ手を付ける方法もあるかと思います♪

完成です。ここまで半日掛かりました。

いかがでしたでしょうか。DIYのレベルとしては、ペイントもありませんし木材の加工もありませんから、イージーと言えるかと思います。ただ、結構時間と体力に余裕のある時に作業したほうがいいかと思います。時間が掛かった分、出来上がりの満足度はかなり高いものがありますよ♪

最初はモノがふすまと大きいだけにちょっと心配でしたが…仕上がりには十分満足。近くでじっと見てみると、ほんの少し中央部に気泡がありました。ローラーで圧着してそこは修正しました。

オススメとしては、ふすまの柄は無地か無地に近い柄を選ぶことです。少々曲がっても問題ないので貼りやすいと思います。水平に線が入っているような柄なら、おそらく壁紙のほうが楽に貼れると思いますよ。

夜間、間接照明の下で見るとこんな色合いです。光の加減によって微妙に色合いが変わる不思議なふすま紙です。
  • 85147
  • 210
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

DIYを愛する方に参考になるDIY実践記事を中心にご紹介致します!工具や素材などDIYにまつわるものをリミア視点でお届けいたします。

LIMIA DIY部さんの他のアイデア

DIY・工具のデイリーランキング

おすすめのアイデア