キッチンの大掃除のやり方|順番や必要な洗剤も紹介

キッチンの大掃除は上から下、奥から手前の順番でするのがおすすめです。使用する洗剤によっては、素材を傷める可能性もあるので、基本的には中性洗剤を使うようにしましょう。キッチンの大掃除に必要なものから洗剤の選び方、大掃除のやり方を紹介します。

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キッチンの大掃除に必要な道具一覧

キッチンの大掃除には、スポンジ・ブラシ、雑巾・古タオル、各種洗剤などが必要です。また、汚れに洗剤を密着させるために、キッチンペーパーや食品用ラップフィルムがあると重宝します。洗剤を使うときには、マスクとゴム手袋が必要なので、複数枚揃えておきましょう。

キッチンの大掃除におすすめの洗剤

提供:LIMIA編集部

汚れは、酸性とアルカリ性のどちらかの性質を持っています。汚れと反対の性質を持った洗剤を使うことで、汚れが中和されるため、落としやすくなります。

例えば、頑固な油汚れは酸性の性質があるので、アルカリ性の酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダ、重曹などがおすすめ。

ただ、素材によっては洗剤が原因で変色したり、変質する可能性があるので、基本的には洗浄力がマイルドな中性洗剤を使用するようにしましょう。

LIMIA編集部
スタッフF
酸性洗剤と塩素系洗剤は混ざらないように注意!
洗剤を混ぜると洗浄力が薄くなったり、人体に害を及ぼす場合があります。とくに、「まぜるな危険」と書かれた酸性洗剤や塩素系洗剤は、混ざると有害なガスが発生するので注意してください。

キッチンの大掃除のやり方

順番

掃除箇所

1

換気扇・レンジフード

2

壁・天井

3

コンロ

4

シンク

5

排水口・排水管

6

電子レンジ・冷蔵庫

8

キッチンの大掃除では洗剤を使うことも多いため、マスクと厚手のゴム手袋を着用してしっかり換気をしながら行ってください。また、電化製品の掃除をするときには、電源プラグを抜いてから掃除しましょう。

換気扇・レンジフード

掃除中に作動してケガをするリスクがあるため、換気扇の掃除をする前に換気扇の電源を切り、電源プラグを抜くあるいはブレーカーを落としてから掃除を行ってください。

換気扇やレンジフードについた油汚れは、まず中性洗剤を使って汚れを中和させるようにしましょう。どうしても落ちない頑固な汚れには弱アルカリ性の洗剤を使ってみるのもおすすめです。ただ、換気扇の素材によっては、アルカリ性の洗剤を使うと変色する可能性があるので注意してください。

換気扇・レンジフードの掃除に必要なもの

  • 中性洗剤または弱アルカリ性洗剤
  • スポンジ・ブラシ
  • 布巾・古タオル

換気扇・レンジフードの掃除方法

  1. 1.換気扇のパーツを取り外す
  2. 2.洗剤をお湯に溶かす
  3. 3.換気扇のパーツを洗剤を溶かしたお湯につけ置きする
  4. 4.スポンジやブラシで汚れをこすり落とす
  5. 5.ぬるま湯で洗剤を流す
  6. 6.乾いた布巾で水気を拭き取りパーツを元に戻す

▼重曹で汚れを落とす方法はこちらもチェック!

壁・天井

キッチンの壁は、コンロ周りとそれ以外の場所では素材が異なる場合があります。タイルの場合は、中性洗剤やクレンザーを使うのがおすすめです。

また、壁や天井の掃除を本格的に始める前に、使用する洗剤が壁紙に適しているか目立たない場所でテストしてから掃除をするようにしてください。

タイル壁の掃除に必要なもの

  • 中性洗剤
  • クリームクレンザー
  • ブラシ
  • 雑巾
  • スプレーボトル

タイル壁の掃除方法

  1. 1.中性洗剤を薄めたものを作りスプレーボトルに移す
  2. 2.汚れに洗剤をかけて上からキッチンペーパーで湿布する
  3. 3.タイル目地に染み込んだ汚れはクリームクレンザーをつけたブラシで擦る
  4. 4.ぬるま湯を含ませた雑巾で洗剤を拭き取る
  5. 5.乾いた雑巾で乾拭きをする

タイル壁以外の壁や天井に必要なもの

  • 重曹またはセスキ炭酸ソーダ
  • 雑巾
  • フロアワイパー
  • スプレーボトル

タイル壁以外の壁や天井の掃除方法

  1. 1.スプレーボトルにぬるま湯と重曹またはセスキ炭酸ソーダを入れる
  2. 2.壁の汚れは洗剤をかけて雑巾で下から上に拭き上げる
  3. 3.天井はフロアワイパーに洗剤をかけて拭く
  4. 4.乾いた雑巾で乾拭きをする

▼壁の掃除方法はこちらもチェック!

コンロ

コンロの掃除をする前には、ガス栓を閉めるなどして安全に掃除できるように準備しておきましょう。調理後の余熱が残った状態で触れるとヤケドをする恐れもあるので、十分に冷ましてから行ってください。

また、コンロの掃除でも、基本的には中性洗剤を使用しましょう。どうしても汚れが落ちないときには、弱アルカリ性で水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダを薄めたものを使用するのもおすすめです。

コンロの掃除に必要なもの

  • 中性洗剤
  • セスキ炭酸ソーダ
  • ブラシ・スポンジ
  • 布巾・古タオル

コンロの掃除方法

  1. 1.シンクにお湯を張り洗剤を入れて薄める
  2. 2.取り外したゴトクなどをお湯につけておく
  3. 3.汚れが浮いてきたらブラシやスポンジで擦る
  4. 4.シンクのお湯を抜いてぬるま湯で洗剤を洗い流す
  5. 5.乾いた布巾などで乾拭きをする

▼セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法はこちらもチェック!

シンク

シンクの素材によって使える洗剤や道具が異なります。掃除をする前に素材を確かめておくと安心です。シンクの白く残った水垢には、クエン酸やマイルドなクレンザーなどを使用するのもおすすめですよ。また、シンクの水栓金具の掃除で歯磨き粉を使うと、汚れを落としやすくなります。

シンクの掃除に必要なもの

  • スプレーボトル
  • クエン酸
  • クレンザー
  • 歯磨き粉
  • キッチンペーパー
  • 古タオル・布巾
  • スポンジ

シンクの掃除方法

  1. 1.スプレーボトルに水とクエン酸を入れて混ぜる
  2. 2.キッチンペーパーにクエン酸水をたっぷり含ませて30〜40分パックする
  3. 3.水で洗剤を流してタオルなどで水気を拭き取る

シンクの金具部分の掃除方法

  1. 1.スポンジに歯磨き粉をつけて金具をこする
  2. 2.タオルなどで水拭きする
  3. 3.乾いたタオルで水気を拭き取る

▼クエン酸を使った掃除方法はこちらもチェック!

排水口・排水管

排水口や排水管の汚れは、蓄積した食べカスや洗剤カスなどが主な原因です。大掃除をするときには、普段の掃除方法に加えてパイプ用洗浄剤を使うのもおすすめですよ。ただ、洗剤の取扱方法には十分に注意して、使用量や使用方法を守って使用してください。

排水口・排水管の掃除に必要なもの

  • 塩素系漂白剤
  • パイプ用洗剤
  • ブラシ・スポンジ

排水口の掃除方法

  1. 1.フタとゴミ受けを取り外して塩素系漂白剤をかける
  2. 2.30分程度つけおきをする
  3. 3.ブラシやスポンジで軽くこする
  4. 4.水で洗剤を洗い流す

排水管の掃除方法

  1. 1.フタとゴミ受けを取り外す
  2. 2.パイプ洗浄剤を排水口から注ぐ
  3. 3.汚れ具合に合わせて30分〜1時間つけおきする
  4. 4.水で十分に洗剤を洗い流す

▼キッチンの排水口や排水管の掃除方法はこちらもチェック!

電子レンジ・冷蔵庫

電子レンジや冷蔵庫などの家電を掃除するときには、取り扱いに注意しましょう。とくに、熱を発したり、動作があるような電化製品は電源プラグを抜いてから掃除をしてください。また、家電によって掃除方法が異なることがあるため、必ず取り扱い説明書を確認してから掃除をしましょう。

電子レンジ・冷蔵庫に必要なもの

  • 中性洗剤
  • キッチンペーパー
  • 布巾・古タオル
  • 綿棒

電子レンジの掃除方法

  1. 1.電源プラグを抜く
  2. 2.キッチンペーパーを濡らして汚れに被せて30分つけおきする
  3. 3.薄めた中性洗剤を含ませて固く絞った布巾で汚れを拭き取る
  4. 4.濡れた布巾で洗剤を拭き取る
  5. 5.乾いた布巾で水気をとる

▼セスキ炭酸ソーダを使った掃除方法はこちらもチェック!

冷蔵庫の掃除方法

  1. 1.電源プラグを抜く
  2. 2.薄めた中性洗剤を含ませた布巾で汚れを拭き取る
  3. 3.細かな部分は綿棒などで掃除する
  4. 4.水を含ませて固く絞った布巾で洗剤を拭き取る
  5. 5.乾いた布巾で乾拭きをする

▼ドアパッキンの掃除方法はこちらもチェック!

キッチンの床の掃除方法は、素材によって使える洗剤や掃除方法に違いあるため、注意しましょう。フローリングの場合は、アルカリ性の洗剤を使用するとフローリングのワックスが剥がれツヤがなくなるため使用しないようにしましょう。また、タイル床の掃除は、表面にはアルカリ性洗剤を使用し、目地には塩素系漂白剤を使用します。

フローリング床の掃除に必要なもの

  • 中性洗剤
  • フロアワイパー
  • ドライシート
  • 雑巾・古タオル

フローリングの掃除方法

  • フロアワイパーのドライシートで拭き掃除をする
  • 薄めた中性洗剤を雑巾などに含ませて汚れを拭き取る
  • 水拭きで洗剤を拭きとる
  • 乾拭きをして水気をとる

タイル床の掃除に必要なもの

  • アルカリ性洗剤
  • 塩素系漂白剤
  • メラミンスポンジ
  • キッチンペーパー
  • 雑巾

タイル表面の掃除方法

  1. 1.アルカリ性の洗剤を表面にかけて雑巾で拭きとる
  2. 2.落ちない場合にはメラミンスポンジを使う
  3. 3.濡れた雑巾で洗剤を拭きとる
  4. 4.乾いた雑巾で水気をとる

タイルの目地の掃除方法

  1. 1.薄めた塩素系漂白剤を雑巾に含ませて軽く叩くようにして汚れを落とす
  2. 2.落ちない場合はキッチンペーパーに塩素系漂白剤の原液を染み込ませてパックする
  3. 3.5〜10分つけ置きをして雑巾で軽く叩くように汚れを吸い取る
  4. 4.濡れた雑巾で洗剤を拭きとる

キッチンの大掃除はプロにおまかせしてみる!

大掃除の時間が取れない人や大掃除をラクに済ませたいときには、プロに大掃除を依頼するのもおすすめです。

ハウスクリーニング110番は、キッチンはもちろん、トイレやエアコン、ベランダなどの大掃除も依頼できます。

1ヶ所のみの単品プランもありますが、キッチンセットプランでは、レンジフードやコンロ、シンクの3ヶ所の掃除を25,100円(税込)から掃除の依頼が可能です。

公式サイトの問い合わせフォームからでも、電話でもいつでも相談ができるので、キッチンの大掃除に悩んでいるという人は、気軽に問い合わせてみてください。

キッチンの大掃除に関するQ&A

提供:LIMIA編集部

Q1. キッチンの大掃除に必要なものは?

A. 掃除道具に加えて、マスクと厚手のゴム手袋も用意する

キッチンの大掃除には、スポンジ・ブラシ、雑巾・古タオル、洗剤を準備しましょう。また、汚れに洗剤をなじませるために、キッチンペーパーや食品用ラップフィルムを用意しておくと重宝します。そして、大掃除では洗剤を使うため、手肌などを守るためにマスクと厚手のゴム手袋は必ず用意しておきましょう。

Q2. キッチンの大掃除のおすすめの洗剤は?

A. 中性洗剤がおすすめ

汚れは酸性とアルカリ性の性質を持っています。汚れと反対の性質の洗剤を使うことで、汚れを落としやすくなります。ただ、素材によっては酸性やアルカリ性の洗剤が使えないものもあります。基本的には中性洗剤を使用するのがおすすめです。

Q3. キッチンの大掃除で注意することは?

A. 洗剤は混ざらないように注意する

洗剤は混ざると洗浄力が弱くなったり、人体に害のあるガスが発生することがあります。洗剤が混ざらないように、同じ場所で違う洗剤を使うときには、使用する日を変えたり、よく洗剤を洗い流してから掃除するようにしましょう。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年11月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけてしっかりと換気を行い作業をしてください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なるため、必ず製品の取り扱い説明書に従って作業を行ってください。
※一般的な使用方法をご紹介しています。製品の効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
※家電製品をお手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。

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