アブラムシのおすすめ駆除方法6選!身近なアイテムを使った対策も紹介
家庭菜園や畑などで野菜を栽培していると、アブラムシの増殖で頭を抱えている方がいることでしょう。アブラムシのおすすめ駆除方法6選をご紹介します。身近なアイテムを使った対策をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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アブラムシとは?
アブラムシとは、カメムシの仲間に分類されている虫です。約700種類以上いると言われており、緑色の透き通った色や赤黒などさまざまな色のタイプがいます。
身体のサイズは約1〜4mmとかなり小さいですが、葉っぱの表面をよく見れば肉眼でも確認が可能です。さらにアブラムシから放出される甘い尿によって蟻が集まってくるので、植物の周りに蟻が大量発生していればアブラムシの疑いがあります。
野菜や草花に繁殖しやすい
アブラムシは野菜や草花に繁殖しやすいです。キャベツや小松菜、トマトなどさまざまな野菜の栄養を吸収するため、植物の栄養が損なわれてしまいます。
さらにアブラムシは交尾せずに単体で子どもを産むので、植物に寄生するだけでもかなりの数が増殖します。そのため、アブラムシを発見した際は早めの駆除をしなければなりません。
春~夏にかけて活発に活動する
アブラムシは1年中活動する虫ですが、かなり活発になる時期が春〜夏にかけての季節です。特に約20〜25度の気温はアブラムシにとって快適な気温であるため、注意しなければなりません。
さらにビニールハウスで農作物を育てている方は、冬の季節でも要注意です。ビニールハウス内の気温が約20〜25度であれば、アブラムシが繁殖しやすくなるので冬場でも気温をしっかり確認しましょう。
アブラムシが繁殖しやすい環境
アブラムシは、農作物の栽培や家庭菜園を行っている方にとっては厄介な天敵です。野菜や草花などがあれば集まりやすいイメージがありますが、実はその他にも繁殖しやすい条件があります。
具体的にどのような条件であれば、アブラムシが繁殖するのか1つずつ見ていきましょう。
野菜や草木が密集している
野菜や草木が密集しているエリアは、アブラムシにとっては居心地の良い環境です。野菜の数が多ければ多いほど、短期間でアブラムシは増殖しやすくなります。
さらにアブラムシは全ての植物の栄養を吸い尽くすと、別の植物に移動する習性を持っているのが特徴です。その際、ハネのあるアブラムシを誕生させて、新しい植物で増殖を繰り返します。密集しあっている畑であれば、短時間のうちに別の植物で増殖するのは容易でしょう。
風通しが悪く日当たりが悪い
アブラムシは、日当たりが悪く風通しが悪い場所を非常に好みます。家庭菜園であれば設置場所、畑であれば葉っぱが重なり合っている場所はかなり注意しなければなりません。
一見寄生されていないように見えても、油断は禁物です。茎の根元や葉っぱの裏などにびっしり住みついている可能性があるので、入念に葉っぱを隅から隅までチェックしましょう。
窒素分が含まれる肥料を使っている
アブラムシは、肥料の種類によっても増殖しやすくなるので注意が必要です。特に窒素分が多い肥料はアブラムシの増殖を促すアミノ酸が含まれているので、畑中に散布すればかなりの被害が拡大されやすくなります。
もし家庭菜園や畑で肥料を使っている場合は、アミノ酸の量を確認してみてください。
アブラムシの駆除方法6選
アブラムシを手っ取り早く駆除したい場合は、農薬の使用を考えるかもしれません。しかし農作物への安全面を考えると、農薬の使用はおすすめできません。
では、農薬以外にできるアブラムシの駆除方法にどのようなものがあるのか、1つずつ見ていきましょう。
自然由来の駆除剤を使う
駆除剤を使ったアブラムシの駆除をしたい場合は、自然由来のものを活用しましょう。でんぷんやハーブ、ソルビタン脂肪酸エステルなど自然由来のものにはさまざまなタイプの駆除剤があるので、シーンに合わせて選べます。
もし良さそうなものがなければ、園芸に特化した駆除剤がおすすめです。
牛乳や石鹸水などを直接かける
牛乳や石鹸水などでも、アブラムシの駆除が可能です。牛乳や石鹸水の膜は乾燥するとアブラムシの気孔を塞ぐため、そのまま窒息死させられます。
手軽に駆除したい場合は、スプレーに牛乳を入れて吹き付けるのがおすすめです。アブラムシ目掛けて吹き付けて、アブラムシの数を減らしていきましょう。
ハッカ液をかける
アブラムシの駆除には、天然のハッカ液が有効です。
スプレーボトルや無水エタノール、ハッカ油を使って自作のスプレーを作るのも良いですが、難しい場合はスプレータイプを活用してみましょう。
木酢液や竹酢液などを散布する
アブラムシの駆除には、木材から抽出した木酢液や竹から抽出した竹酢液なども有効です。アブラムシのみならず害虫が苦手とする焦げ臭さと酸っぱい香りが含まれているため、散布することで害虫を退けられます。
アブラムシの天敵を配備する
薬剤や液体による駆除に抵抗がある場合は、アブラムシの天敵であるテントウムシやカメムシなどを配備するのがおすすめです。特にテントウムシは、かなりのアブラムシを捕食してくれます。
ただし畑に馴染めなかったり、逃げ出したりといったことがあるので、早急に駆除したい場合には望ましくないでしょう。
テープで直接除去する
手元に駆除グッズがない場合は、テープで直接取り除くのが得策です。特にガムテープのような粘着タイプのものであれば、アブラムシを張りつけてそのままゴミ箱に捨てられます。
アブラムシを寄せ付けない予防策
自然由来の駆除剤や牛乳スプレーなどさまざまな方法でアブラムシを駆除できますが、できれば最初からアブラムシを寄せ付けたくないところでしょう。そんな方のために、アブラムシを寄せ付けない予防策をご紹介します。
黄色いアイテムを活用する
アブラムシは黄色に反応して集まる習性があるのが特徴です。家庭菜園や畑の各スポットに黄色のテープを配置させれば、アブラムシを効率よく捕まえられます。
もし広大な敷地面積の畑であれば、バケツがおすすめです。バケツの中に水を張っておくと、色に誘き寄せられたアブラムシを捕まえるトラップになります。
植物の根元をアルミホイルで囲む
植物にアブラムシを近づけさせたくない場合は、アルミホイルも使えます。アブラムシはキラキラ光るものを嫌う性質があると言われており、アルミホイルが太陽の光を反射するのを利用して予防に活用できます。
アルミホイルを敷き詰める際は、植物の根元部分に設置するのがコツです。アブラムシは根元や葉っぱの裏に生息する習性があるので、隠れた部分に太陽光が当たるよう敷き詰めていきましょう。
他の植物と一緒に野菜を栽培する
害虫自体を近づけない手法として、コンパニオンプランツという対策があります。育てる植物とは別に他の種類のものを栽培することで、畑の環境を良くできます。
害虫駆除に有効とされる植物は、ミント系の植物やニンニクなどがあります。畑の中に散りばめることで害虫を防げます。
アブラムシの駆除に苦戦したら害虫駆除110番
アブラムシの駆除に困った場合は、「害虫駆除110番」の利用がおすすめです。
8,800円(税込)から依頼でき、見積もりは無料です。害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。
電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、アブラムシの駆除に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前に了承得た上で調査費用等が発生する場合があります。
徹底した対策でアブラムシを駆除しよう!
アブラムシを増殖させないためには、活動が活発になる春の前に対策を行うのがおすすめです。アブラムシの駆除で苦戦されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年3月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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