黒い蜂みたいな虫の正体は?虫の特徴と対処方法を解説!

黒い蜂みたいな虫の正体を特徴別に解説します。庭先や家の中で蜂のような黒い影を見かけたとき、虫の正体を知らないまま自己流で対処するのは危険です。本記事で紹介する特徴から虫の正体を見極めて、正しく対応するための参考にしてみてください。

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黒い蜂は攻撃性が高い?

クマバチやドロバチといった黒い蜂は、基本的に多くの種が大人しい性格です(※)。しかし、刺激を与えた場合には攻撃してくる可能性が高いため油断は禁物と言えます。

万が一蜂と遭遇した場合にも、刺激を与えずにそっとしておくことが大切です。

浦安市 公式HP参照

黒い蜂みたいな虫の種類を特徴別に解説

黒い見た目の虫の特徴と対処方法を紹介します。どのような虫であっても刺激を与えず、不用意に近づかないことが大切です。

黒い体に白い縞模様が走っている蜂「クロスズメバチ」

クロスズメバチは、黒い体に白い縞模様が特徴の蜂です。体長は女王蜂が15~17mm(※)、働き蜂が10~12mm(※)とされています。見かけた「黒い蜂みたいな虫」の体にしましまの模様があり、比較的小さい場合、該当する可能性があります

名前に「スズメバチ」が含まれるため恐ろしい印象がありますが、クロスズメバチは大人しい性格で危険性は低いため、刺激を与えない限りは襲われる可能性が低い蜂です。

しかし、土の中や木のうろに巣を作るため、気づかずに巣に近づいてしまい、攻撃されてしまう場合もあります。黒いものに攻撃してくるため、クロスズメバチを見かけたら黒い服装は避け、不必要に近づかないようにしましょう。

はなもく散歩 公式HP参照

熊のようにずんぐりとした丸くて大きい蜂「クマバチ」

ずんぐりとした熊のような形のクマバチは、体長約22mm(※)程度で、ふさふさとした毛に覆われている見た目が特徴です。見かけた「黒い蜂みたいな虫」が丸いフォルムで、胸に黄色い毛が生えていた場合、該当する可能性があります

毒針を持つのはメスのみとなり、温厚で大人しい性格の蜂です。春先から初夏に活動が活発になります。

危険性の低い蜂ですが、樹木や木材などに穴を開けて巣を作り、家に被害を及ぼす可能性があるため注意が必要です。クマバチが家の中に入ってきたときは、明るいほうの窓を開けることで自分から出ていくため、落ち着いて対応しましょう。

日野市 公式HP参照

土の中に巣をつくる細長い蜂「クロアナバチ」

クロアナバチは体長22~30mm(※1)のスリムな体をした蜂です。黒い体と、胸元に白いラインがあることが特徴です。見かけた「黒い蜂みたいな虫」が細長いフォルムだった場合、該当する可能性があります


8月頃に行動が活発(※2)になり、地面に穴を掘り土の中に巣をつくる習性があります。

毒を持っていますが攻撃性は低く、手で掴まなければ刺されることのない(※1)温厚な性格の蜂です。

※1:はなもく散歩 公式HP参照
※2:公益財団法人 東京都公園協会 公式HP参照

大きな顎と黄色のラインが特徴の蜂「オオハキリバチ」

オオハキリバチは体が黒く、胸と腹の部分にある黄色い毛のラインが特徴的な、体長約20〜25mm(※)ほどの蜂です。見かけた「黒い蜂みたいな虫」に黄色い毛が生えていて、クマバチほどずんぐりしていなかった場合、該当する可能性があります

花の蜜や花粉を餌にするハナバチの一種で、一般的なハキリバチは草花を歯で切り取って巣をつくる習性があります。

大きな顎を持っているため凶暴そうな印象がありますが、穏やかな性格なため、無理に触ろうとしなければ刺されることはありません

東京都ペストコントロール協会 公式HP参照

黒い体に黄色の線が特徴の蜂「ドロバチ」

ドロバチは黒い体に黄色の線が特徴的な蜂です。見かけた「黒い蜂みたいな虫」の体に複数の黄色いラインを確認できた場合、該当する可能性があります

ドロバチは、その名のとおり泥や土で巣を作る習性を持っており、巣の中には蜂の餌となる虫が入っています。

とても大人しい性格のため、巣を守るために襲ってくることはありません。危険性の低い蜂ですが、必要以上に刺激を与えることのないよう注意しましょう。

蜂によく似た見た目の2枚翅の虫「アブ」

黒い蜂みたいな虫は、蜂ではなく「アブ」の可能性も考えられます。アブは蜂ではなくハエの仲間で、毒針ではなく口で吸血したり噛んだりして攻撃する危険な虫です。

黒い蜂とアブの違いは、主に次の2点となるためチェックしてみてください。

  • 蜂の翅(はね)は4枚あるのに対してアブは2枚しかない
  • アブには毒針がなく、蜂と比べて短い触角をしている

アブに噛まれないためには、白っぽい服装を心がけて、アブに適用のある虫よけ剤をしっかりと塗る(※)ことが大切です。

アース製薬 公式HP参照

黒い蜂みたいな虫に刺されたときの対処法

黒い蜂に刺されたら早めに医療機関で受診する

万が一、黒い蜂に刺されてしまった場合は、すぐに病院に行きましょう。蜂の毒によるアナフィラキシーショックによって、呼吸困難や意識障害が起こる危険があります。

時間が経ってから発疹や腫れなどの異常が見られた場合も、無理に自分で対処しようとせず、最寄りの皮膚科(子どもは小児科)で医師の診察を受けてください。

黒い蜂に刺されないために気を付ける点

黒い蜂に刺されないようにするためには、次の4点に注意することが重要です。

  1. 1.白い服を着る
  2. 2.刺激しない
  3. 3.巣に近寄らない
  4. 4.虫よけグッズを使う

蜂は黒い物に反応して攻撃する性質があるため、白い服の方が寄せ付けません。

近づいてきたときに振り払ったり大声を出したりすると、蜂を刺激してしまい、刺される危険性が高まります。慌てて逃げずに、静かにその場から離れてください

蜂の性質を理解した上で虫よけグッズや殺虫剤を利用し、刺されないように注意しましょう。

黒い蜂の巣の駆除はプロに任せよう

ハチ110番

黒い蜂の巣の駆除を頼みたい場合は、『ハチ110番』の利用がおすすめです。

料金は出張費込みでスズメバチ16,500円(税込)から、アシナガバチ12,100円(税込)から、ミツバチ12,100円(税込)から依頼が可能です。

電話での相談は24時間365日受付中のため、黒い蜂の巣の駆除に困っている人はまずは気軽に事前見積もりの相談をしてみてはいかがでしょうか。

※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
※巣の場所がわからない、取り出せない・高所などの特別な場合別途料金がかかる場合があります

黒い蜂みたいな虫に関するQ&A

LIMIA編集部

Q1. 黒い蜂の種類と対処法は?

A1. 「クロスズメバチ」「クマバチ」「クロアナバチ」「オオハキリバチ」「ドロバチ」の可能性が考えられます。

いずれも攻撃性が高くない蜂なので、見かけたら静かにその場を離れるのがベストです。

Q2. 黒い蜂に刺されないためには?

A. 黒い蜂に刺されないようにするためには、次の4点に注意することが重要です。

  1. 1.白い服を着る
  2. 2.刺激しない
  3. 3.巣に近寄らない
  4. 4.虫よけグッズを使う

蜂が近づいてきたときに振り払ったり大声を出したりすると刺激してしまうため、その場から静かに離れてください。

Q3. 黒い蜂に刺されたらどうすればいい?

A. すぐに皮膚科のある病院に行きましょう。

蜂の毒によるアナフィラキシーショックによって、呼吸困難や意識障害が起こる危険があります。必ず医師の診断を受けてください。

黒い蜂への刺激やよく似た見た目の虫に要注意

黒い蜂は見た目が恐ろしく感じますが、攻撃性が低く安易に近づかなければ危険の少ない蜂です。しかし、蜂に刺されてアレルギー反応を起こした場合や、黒い蜂とよく似ている攻撃的な虫と見間違えてしまうと大変危険です。

虫には適切な注意を払って、自分や家族の身を守りましょう。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2025年1月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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