トコジラミが発生する原因は?見つけ方を知って対策しよう
トコジラミは布団や家具などに潜む害虫です。今回は、トコジラミが発生する原因や好んで生息する場所、駆除方法について紹介します。
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トコジラミが発生する原因
トコジラミが発生する原因は、海外からの持ち込みが挙げられます。
- 旅行先などから持ち帰る
- 海外の商品などに潜んでいる
旅行先などから持ち帰る
トコジラミが発生する原因は、人を介しての拡散が挙げられます。
特に海外旅行などへ出かけた人が、海外でトコジラミ被害に遭ったまま帰国して持ち帰るケースです。ほかにも、海外観光客がトコジラミを日本へ持ち込むなどの原因が考えられます。
海外の商品などに潜んでいる
ホテルなどの宿泊先から持ち帰るケースが見られるトコジラミですが、海外の家具や寝具といった商品を購入した際に持ち込まれる可能性もあります。
特にビンテージの中古家具などを海外から購入する際などは注意が必要です。
トコジラミの生態
体長 | 約5~7mm |
外見 | 平たい体つきで茶褐色 |
種類 | トコジラミ、タイワントコジラミ |
生息地 | 世界中の温帯から寒冷地帯 |
活動時期 | 通年(夏頃に活発化) |
症状 | 赤い発疹、激しいかゆみなど |
コジラミは別名、南京虫(ナンキンムシ)とも呼ばれている寄生昆虫です。
活動時期は基本的に年中ですが、本格的な暑さに見舞われる7〜8月の夏場に活動が活発化、相談件数が上昇する傾向がある(※1)ため、暑い季節には特に注意が必要な害虫です。
※1 参考:日本ペストコントロール協会集計によるトコジラミ月別相談件数の推移 - 厚生労働省
日本では全国各地に分布
おもに世界中の温帯から寒冷地帯に生息しており、もともとは海外での生息が多かったようですが、日本でも広い地域で発見されています。
記事冒頭で解説した通り、海外と国内を往来する人が増えたり、インターネット通販で輸入品を持ち込む際に入り込んだりするケースが全国に分布している原因と考えられるでしょう。
薬剤に効果がない個体もいる
トコジラミの中には、薬剤に対する耐性を持つ個体がいます。そのため、従来の駆除方法では効果が薄い場合があります。
一般的な駆除方法で効果がないと感じたら、専門業者による定期的な点検と駆除も検討しましょう。
病気を媒介する伝染病の心配はない
トコジラミによって伝染病などの病気を媒介したという証拠は2016年時点ではありません(※)。
吸血によるアレルギー反応はありますが、それによって伝染病にかかったケースはないため、落ち着いて処置をすることが大切です。
※:衛生動物に関する最近の動向 - 厚生労働省
トコジラミに刺されると激しいかゆみに襲われる
人間の血液を吸血することで知られており、刺されると赤い発疹ができます。発疹が人から人にうつることはありませんが、人によってはアレルギー反応で強いかゆみを感じてしまい、仕事や勉強が手に付かない、眠れないなどの支障をきたす恐れがあります。
トコジラミの見つけ方
明るい場所を嫌って暗い場所を好む
トコジラミは、ベッド下やたたみの裏、棚と壁の隙間、カーテンの折り目など、狭く暗い場所を好む傾向があります。
特技がかくれんぼと比喩されるほど、明るいときは姿を見せません。暗い場所を重点的に調べることで、トコジラミの早期発見につながります。
寝室や寝具のすき間に潜んでいる
夜間になると寝静まった人から吸血するトコジラミの特徴から、寝具や寝室に潜んでいるケースが多い傾向です。
寝具やベッドフレームを定期的にチェックし、トコジラミがいないか確認してみましょう。また、シーツや枕カバーをこまめに洗濯することで、トコジラミの早期発見と駆除がしやすくなります。
見かけなくても休眠している可能性がある
トコジラミは見かけなくなり「いなくなった?」と感じる方がいるかもしれませんが、休眠している可能性があります。
気温や食糧供給が不十分な場合でも、トコジラミは数ヶ月間休眠状態で過ごすことができます。毛布など特定の季節しか使わない寝具や家具などを再び使用する際は、入念にチェックを行いましょう。
トコジラミがいるサイン?”ふん”に注目
トコジラミが潜伏しているかどうか確かめるためには、「ふん」が重要な判断材料になります。
トコジラミのふんは、通称「血糞」と呼ばれており、黒褐色でへばりついたような見た目をしています。布団やベッドシーツなどに、点々とした黒褐色のものが付着していたら要注意です。
同時に、赤い発疹や就寝中のかゆさなどが頻繁に起きている場合は、トコジラミの可能性があります。
トコジラミの自分でできる駆除方法
- 駆除スプレーを使用する
- スチームアイロンや乾燥機などで熱を与える
- ガムテープでくっつける
駆除スプレーを使用する
トコジラミに効果のある駆除スプレーを使用します。
散布すると約1ヶ月程度は効果が持続するタイプの駆除剤もあるため、あわせて使うと駆除に効果的です。
注意点として、駆除成分に抵抗性を持つトコジラミがいる点が挙げられます。自分での駆除にも限界がありますので、駆除業者へ相談するといいでしょう。
スチームアイロンや乾燥機などで熱を与える
トコジラミは熱に弱いです。そのため、着用する衣類はスチームアイロンで、布団などは乾燥機で高温の環境を与えると駆除できます。
温度によってさらす時間が異なり、50℃なら約30分、60℃なら約10分、100℃なら数秒といわれています。
ガムテープでくっつける
活動中のトコジラミを見つけた場合や、駆除スプレーに抵抗性を持つトコジラミの場合は、ガムテープにくっつけて捨てる方法もあります。
住み着いている場所が見つかれば、卵もあわせて駆除できます。
トコジラミの駆除は専門の業者におまかせ
家の中に潜むトコジラミ対策をしたいという人は、「害虫駆除110番」のトコジラミ駆除サービスの利用がおすすめです。
8,800円(税込)〜で依頼ができ、無料診断も可能。害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。電話やメールでの相談は24時間365日受付中のため、トコジラミの駆除に困っている人はまずは気軽に事前見積もりの相談をしてみてはいかがでしょうか。
※1 事業者の運営サイト全体の問い合わせ件数です。
※2 対応エリア・加盟店により異なります。
トコジラミが嫌う匂いで対策をしよう
トコジラミを寄せ付けないためには、トコジラミが嫌いな匂いで対策するのがおすすめです。
トコジラミは特に樟脳(しょうのう)の匂いが嫌いといわれています。樟脳は防虫剤に含まれるクスノキから抽出した成分です。樟脳を不織布に包んだものや、スプレータイプなどさまざまな商品も販売されているため、お手軽に対策ができます。
トコジラミの原因に関するQ&A
ここでは、トコジラミの原因に関する疑問についてQ&A形式で答えます。トコジラミの原因について疑問があればチェックしてみてください。
Q. トコジラミの発生原因は何ですか?
A. 旅行先などで人や物に付着したまま外から持ち帰ることが原因です。
トコジラミは1cm未満の小さな個体のため、外出先で付着しても気づかずに持ち帰ってしまうことがあります。特にホテルや旅館のように同じ寝具を不特定多数の人が使用する場所ではトコジラミ被害の口コミが見られるなど、発生の原因は身近なものです。
旅行先などでトコジラミを発見したら、自宅へ帰る前に駆除スプレーや熱処理を行うと良いでしょう。
Q. トコジラミがいるサインはありますか?
A. トコジラミが潜伏しやすい箇所にふんがないか確認しましょう。
黒褐色でへばりついたような見た目のシミが点々としていたら、トコジラミの可能性があります。
Q. トコジラミが繁殖する原因は何ですか?
A. トコジラミが生息している状況を放置すると繁殖の原因になります。
トコジラミはベッドや家具のすき間などを生息地としていて、放置している間にどんどん繁殖してしまいます。こまめに掃除をしてトコジラミや卵、ふんがないかをチェックしましょう。
トコジラミに関する記事もチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年5月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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