子供の成長とともに、深い味わいを増すナラ材の大テーブル
団らんのリビングには、結婚を機に揃えられた木の家具が家族を見守るように静かに佇んでいる。歳月とともについたささやかな傷は、笑い皺のようにさえ見えた。「このテーブルには我が家の思い出がいっぱい詰まっているんです」と、いとおしそうにナラの天板を撫でる奥様。まだ子供がいないころ、ご夫婦でお正月休みに何日もかけて、この大きなテーブルでジグソーパズルの大作を完成させたこと。生まれたばかりの子供たちのおむつ替えは、いつでもこのテーブルの上だったこと。家族の誕生日には、主役がいつもこのテーブルでケーキのロウソクの火を吹き消すこと。家族の真ん中には、いつもこのナラのダイニングテーブルがあった。それはこれからも変わらないだろう。
KAGURA