木窓のある家-光と風が通る家
千葉県松戸市にある築33年のマンションの一室をリノベーションした。
クライアントからの具体的な要望として、対面型キッチンを有する明るく開放的なリビング、玄関を入ったときに直線的にリビングが見えないようにすること等が求められた。
間取りは、間口に対して奥行き方向が長い一般的なマンションの間取りに、寝室とウォークインクローゼットをプラスした4LDKで、陽が入る方向は南側の一方向に限られるため、南側には寝室とリビング、対面するキッチンを配置し、直線上にあった玄関と廊下の芯を1mほどずらすことでリビングのプライバシーが守られる計画とした。
共用廊下に面する窓は、玄関に広めの土間を配置し、共用部からワンクッション置くことでプライバシーを守りつつ、通風と採光を確保できるようにした。
将来子ども部屋として考えている予備室は、外部に接しないため、明かり窓を両側に設け、採光と通風を確保している。子供が成長するまでは家族共有の予備室として、収納や客間として利用され、子どもが増えた場合は家具等で仕切り、個室として利用できるよう考えてある。
主要用途: 住宅
設計:株式会社AIDAHO
施工: 東京トーワサン株式会社
椅子:テーブル、ソファー:WOODWORK
所在: 千葉県松戸市
延床面積: 84.18㎡
竣工:2014年12月
写真: 本多康司/本多康司写真事務所
aidaho