水平フラットな外観でまとめた木造|東久留米の家
南側に眺望が広がり、50m先の雑木林が望める恵まれた立地条件。工業デザインを身近に感じている建主は、端正でフラットな外観をイメージしていました。
またガーデニングが趣味ということで、南側の庭とつながるようにインナーテラスを設け、半屋外のような空間をリビング脇に用意しました。
敷地が道路から1.2m上がっていることから、人目を気にせず、明るく開放的なリビングが可能となりました。また、対面式のキッチンからもインナーテラスやその向こうの庭の景色、さらにその先の雑木林と、緑を眺めながら家事ができます。
東西に広げられる一方で南北は奥行きの浅い形状であるため、玄関・階段とリビングへの扉が立体的に重なる計画となりましたが、階段を蹴込板のない形状のものとして、踏板が南からの陽光をルーバーで遮るような役割を果たし、光と影を演出した玄関ホールとすることができました。
シーズ・アーキスタディオ