菊名の家・横浜/建築家と建てる30代の家
-大好きな「モロッコ」調の家に住みたい-
横浜市港北区にある約24坪の敷地。
ここにモロッコの伝統様式を取り入れた「菊名の家」があります。
建築主は中東の文化に詳しく、何度も中東地域を訪れて現地の住まいを見て、そのスタイルの再現を希望。設計を担当した建築家の廣田悟さんを始め、ザウスの担当プロデューサー、工務店や職人が、その独特の様式や意匠を実現できるかの打ち合わせを何度も重ねました。
-建築家の工夫でモロッコの宮殿を再現-
三角形の敷地を活かし、部屋を多角形にしてわざと奥がどうなっているのかを見通せなくすることで、迷宮のようなイメージを生み出しました。
一番の特徴である家の中の楽園と呼ばれる「リヤド(中庭)」は、その雰囲気を再現するため、モロッコでタイル制作を学んだ職人に、雨の多い日本の気候に合わせたタイルを特注。
完成した特注タイルを、およそ1万個使用しています。
さらに、多芯アーチを描く室内の間仕切り壁、ヘリンボーン貼りの床、幾何学図形を組み合わせた透かし彫りのスクリーンなど、イスラム建築風の意匠が採用され、「日本に居ながら、まるで現地にいるような非日常感を味わえる」住まいとなっています。
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プロデュース/ザウス東京店(0120-054-354)
設 計/建築家 廣田 悟
規 模/地上2階建て
構 造/木造
敷地面積/78.1m2(約23.6坪)
建築面積/42.0m2(約12.7坪)
延床面積/108.4m2(約32.8坪)
撮 影/アトリエ・フロール㈱
撮影: 矢野 紀行
30代の方が建築家と建てた家をご紹介/ザウス