距離によって新たな身体的関係性をもたらす住居
敷地は猛暑で名高い館林市に有り、間口10m×奥行50mの深さを持つ。
この長い敷地の中で自然を利用し夏の暑さから守られるような住まいを目指した。
東側に敷地に沿うように流れる川があり、安定した風を運んでくれる。
その川に向けて大開口を設け建物幅を必要最小限に抑え風が常に通り抜けるような計画とした。
大開口側には軒の深いデッキスペースを設け、生活の場を強い日差しから守りながら拡大している。
西側には水周りとプライベートデッキを設けユーティリティースペースとして活用できる。その他にも効果的にドライエリアを設け居室に光と風を届け、浴室部分には露天風呂を配している。
同じ空間にいながらも各々が自由に過ごせる事が出来る、距離がもたらす新たな身体的感覚を我々に教えてくれた住まいとなった。
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