前ポケットが破けちゃったら・・・もう、交換しちゃいましょう!!

ジーンズ修理ではあまり行われない、ポケット布の交換。丁寧にご説明させていただきます!

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意外と破けやすい、前ポケット

前ポケットって頻繁に使用する割には、素材が薄くて、すぐ、繋がっているところと、袋の底が破けちゃうんですよね。

女性には少ないのですが、男性はコインをそのまま入れたりしちゃいますものね。。。

最近のジーンズは、以前のジーンズに比べ、袋布の素材が薄くなってるんですよね。。化学繊維を使用しているものも多いですね。

やはり、袋布もやはり、力織機で織られたように打ち込みがしっかりしているものがいいですね。

とにかく分解・・・これが大変なんですよ。。。(苦)

何事もそうなんですけど、下準備をしっかりすればするほど、仕上がりが綺麗になります。

前ポケットって、生産の際、結構前の方に作られるんですね。ですから、任意のところまで、
分解するには、結構いろんなところを解いていかなければならないんですよ。

まず帯から外し、ポケットの横に結構忘れ去られているのですが、縦に一本ステッチが入っているのです。
それを外します。

外股の袋布あたりには、ロックがかかっています。それを外します。

前ポケットと袋布部分を外して、ぶらぶらな状態にほどきます。

今度は、袋になってる部分をほどきます。そして布についているデニムをほどいて出来上がり!!

いやぁ、、、、なかなかしんどいです。

丁寧な縫製ではあるんですけど、ジーンズには不向きかも

先ほどの袋布の前ポケットの入り口部分であろう場所を見ていただければ、わかると思うのですが、
デニムの方もそうなのですが、こういう曲線を縫い合わせる時って

切り込みを入れたりするんですよね。

丁寧な縫製で、日本の縫製ではやりがちなんですよね。。。しかしこれが前ポケットの入り口部分を
すぐ、ボロボロにしてしまう原因だと、ラントンレーブでは、考えております。

少しでも、ジーンズを長く履いていくためにも、ご購入時にチラッと見てみるのもいいかもしれませんね。

とった袋布を型紙に袋布を作ります。

今回のは、そんなに袋布はボロボロではないので、比較的型紙にはしやすかったのですが、
交換してしまいたいほど、ボロな訳ですから、もう、布がなくなっちゃっているようなものもあります。

その辺は、想像力をフルに使い、なんとなく描いていくのです(笑)。
左右両方とも交換となると、どっちかが、ない部分の布があったりするので、
左右をうまいこと型紙にして繋げたりもしますね。

しかし、想像ですから、たまにデニム部分と袋布が合わなかったりするんですよね。
もう、こうなったら、大変です。

また、一からやり直しです。そうなると、やはり、布部分はたくさん残っていた方がいいですね(笑)。

以前、まるっと、中の布がなくなって、広げて見たら、枠みたいになったのは
笑いましたね。。。バッチリ、型も取れますし(笑)。

縫い直して、リベット打って完成

あとは、各パートを縫い戻していけば完成です。

しかし、ここの場所だけは、縫う順番だけは、間違えてはいけません。

間違えたら、絶対縫えないのです。

まず、袋布にデニムを貼り付けます。
袋布と、前ポケットのところをつけます。
袋を作ります。
これぞ、袋縫です(笑)。

書くと大したことないのですが、
一つ一つに、コツのようなものがあり、仮止めなどもあり、
結構、テクニックのいる部分です。

教わっていない人は、このへんはいじらない方がいいと思いますよ。。。

ほどいた通りに、縫えばいいってものじゃないのですね。

裏は、こんな感じです。

違いは感じると思います。

『だからどうした』って感じですね(笑)。

でも、ポケットって、交換できるって結構ご存知ない方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

どんなお悩みも、(時には人生相談も!)乗りますので、是非お気軽にご連絡くださいね。

ジーンズ修理 中目黒 で検索いただければ、ラントンレーブが出てきます。インスタでも出ますよ。

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