人工木材「彩木」はなぜ劣化が目立たないの?(後編)

今回は前編に引き続き、人工木材「彩木」はなぜ劣化が目立たないの?の後編をお届けいたします。
なぜ彩木ウッドデッキは長い間、施工当時とあまり変わらない姿を維持できるのか。続きをご覧下さい。

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彩木の特殊塗料の性能は?

前編で紹介した素材自体の退化や腐食の他にも、色の変化は「ウッドデッキが劣化してきたな…」と感じる大きな要因となります。
ウッドデッキは外に設置するため、毎日のように紫外線を浴びます。いくら素材自体の構造がしっかりとしていても、紫外線の影響で退色してくると、どうしても見た目の印象で劣化したように感じてしまうでしょう。

彩木は硬質低発泡ウレタン樹脂の退色を防ぐために、光安定剤を素材の骨格に組み込んだ特殊塗料を表面に塗布しています。この特殊塗料は耐候性と耐久性にとても優れた性能を発揮。サンシャインウェザーメーター(促進耐候性試験機)を用いた耐候性試験でも高いスコアを記録しています。

1万時間にわたる耐候性試験の結果は?

実験では、1万時間(約20~33年相当)にわたって野外に置いた状態と同じように特殊な光を照射して表面の色の変化を計測しました。その結果、彩木ウッドデッキは約30年間、外に置いたとしても、色差(しきさ)3.93~7.03を維持するという結果を得ました。

色差とは色の違いを測る一つの数値です。
以下に色差の定義と、彩木の4色の板を実験した結果を並べます。

4色のうちで色差がもっとも少なかったのは桧皮色の3.93で、次に古木の4.15です。
これらの数値は、色差の定義で言うと3級の「離間して判定した場合に、ほぼ同一と認める事ができる」と4級の「経時比較した場合に、ほぼ同一と認める事ができる」の間に入ります。
分かりやすく説明すると3級は「2つの色を離して見比べた時に違いが分かるレベル」であり、4級は「2つの色を交互に見比べた時違いが分かるレベル」です。つまり、かなりしっかり見比べないと施工当時と30年後の色の違いが分からないということです。
もっとも色に違いが出たのは唐茶の7.03で、次に白色の6.55です。
それでも、6,000時間(約12~20年相当)の数値では両方とも色差が5程度であり、先に説明したようにほぼ同一の色という結果が出ています。
上の写真で一番右端の30年後の色を見ても、それほど違いはなく、やや色味が濃くなった印象です。
天然木では多くの場合、これと真逆の減少が起こります。
紫外線や雨などの水の影響を受けて、時間が経つにつれて色素が分解と変性。色が抜けてしまったような変化が見られるのです。色が薄くなるとどうしても劣化という印象が強くなるものだと思います。

天然木のウィークポイントの克服を開発の基本方針とする彩木は、色の変化という課題に対しても改良と検証を何度も重ねて、何年経っても劣化を感じない状態を実現しています。

MINO株式会社の人工木材「彩木」を使用したウッドデッキの施工動画です。


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