葉っぱの涼屋

津波の被害を受けた茨城のとある港町に佇む小さな小屋の改修です。地元の学生達と協力して、夏季のアートイベントで利用する休憩所の会場としてこの小屋を借り受けて簡単な改装をする事にしました。

大量の葉っぱを押し花の様にプレス乾燥して、錆びたトタン板の壁に磁石で貼付けた後、吹き付け塗装を施しました。葉っぱを剥がすと、まるで古い記憶を写し取ったかの様に古い壁面のテクスチャーが現れてきました。さらに剥がした葉っぱは、モビールとして再利用し、建物の形をトレースするように設置する事にしました。

震災の傷跡が残るこの港町の夏のイベントの間、建物の記憶を写し取った葉っぱのモビールは、風鈴の様に僅かな空気の動きを受けて揺らめき、小さな休憩所にささやかな涼しさを与えてくれました。

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junten morita g-archi.info
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