カビ掃除に効果的なのは「酢+重曹」それとも「市販スプレー」?キレイに落として気分爽快、お掃除対決!

頑固なカビ汚れ。気になっていても、なかなか本格的に掃除に踏み切れない方もいるのでは?今回は酢や重曹、市販の掃除スプレーを使ったカビ掃除をお風呂、キッチンなど場所別に実践。この記事を見れば、このカビをきれいさっぱり落としたくなるはず!

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家の中に突如現れる「カビ」。湿気の少ない時期でも、例えば結露から窓枠に、お風呂に、キッチンに。いろんなカビが身近なところに出てきますよね。まめに水分を拭き取ったつもりでも、いつの間にかにポツポツと姿を現します。

そこで、カビ取り掃除で代表的な「酢+重曹」、「市販スプレー」を使う2つの方法で、家の中のカビ取りを実践。どちらがカビ取りには効果的なのか検証してみました!

■目次
1. 黒カビって何?
2. カビ退治に今回使ったのはこれ!
3. 「酢+重曹」と「市販スプレー」
4. 【実践編】キッチン
5. 【実践編】浴室
6. 【実践編】窓際
7. 【番外編】畳
8. どちらがお得なの?実践結果から考えてみました。
9. まとめ

1. そもそも、黒カビって何?

そもそも、カビってどういう存在なのでしょうか? カビは、空気中に浮遊している胞子が室内の表面に付着し、温度が5℃~35℃前後であれば、付着した表面の栄養と水分を利用して発育します。

室内の空気1㎥中には、いつも数個から数千個のカビの胞子が浮遊しています。現在使用されているほとんどの建材を栄養にし、さらに建材の表面にほこりや汚れなどがあると、カビは喜んで育ちます。一般住宅の1年間の平均温度は10℃~30℃。一定量の湿度も確保されているため、家の中はカビの生息条件にぴったりなのです。

3万種以上あると言われているカビの中でも、黒カビは世界各地に広く分布し、一番身近に存在しています。黒カビの正式名(学名)はクラドスポリウムといい、空気中に多く浮遊しています。湿度80%以上、温度20~30℃がこのカビにとっては最適な環境です。さらに、カビにとって汚れやほこりは大好物で、空気に触れることで元気に活動しはじめます。

繁殖しやすい場所は、湿気がこもりやすい浴室内や洗面所の壁、結露が発生して湿った窓のサッシや壁、床。生活水で頻繁に濡れる台所の流し周辺、エアコンなどです。他にも、野菜や衣類など家中のいたるところに存在しています。繁殖力があり、低温・乾燥にも強いので掃除が行き届かない場合にも繁殖しやすく、喘息やアレルギーの原因になるとされています。

こまめな掃除、高湿度環境が続かないように湿度管理、通気確保、水分でぬれた場所はふき取って乾燥させる、といったことを日常的に行うと、黒カビを防ぐことができます。

2. カビ退治に今回使ったのはこれ!

■家にあるものでカンタン退治!

・酢
・重曹
・スプレーボトル
・使い古しの歯ブラシ

■取り扱い注意!化学の力で根こそぎカビ退治

家にスプレーボトルがない方は参考にしてみてくださいね♪

・市販のカビ取りスプレー
・ゴム手袋
・マスク
・眼鏡

3. 「酢+重曹」と「市販スプレー」ってどんなもの?

■酢+重曹
酸性の酢は雑菌が増えるのを防ぐと同時に、物を溶かし、はがす働きがあります。一方で、重曹には汚れを中和して分解する力があります。研磨する時、壁などの表面を傷つける前に重曹の方が削れて小さくなり、汚れだけを巻き込んで溶けます。軽く擦るだけで表面の汚れを落とせるので、掃除の際には大活躍しますね。

酢と重曹を混ぜると、発泡します。発泡することで弱い汚れを浮かせることができ、狭くて手が届きにくい場所の汚れを浮かせる助けになります。混ぜることで、強力な洗浄力が生まれるわけではないので、お子様がいるご家庭でも安心して使用することができます。

酢水スプレーの作り方は、酢50mlに水100mlをスプレーボトルに入れて、軽く振って混ぜるだけ。使い方は、酢水スプレー後に重曹をふりかけ、さらにその上から酢水スプレーをして約一時間待ち、洗い流すか拭き取ります。それで落ちていなければ、歯ブラシなどで擦りましょう。

■市販スプレー
カビの根まで撃退してくれる、強力なカビ取り用洗浄剤です。酸性タイプの製品と一緒に使う(まぜる)と有害な塩素ガスが出て、換気が不十分だと死に至ることもあります。使い方、使用上の注意、応急処置など、説明書きがていねいにされているので、きちんと確認してから使用しましょう。

4.【実践編】キッチン

水回りのパッキン部分にポツポツ黒カビが見えますか?部分的にパッキンと台の間にも入り込んでいます。

■酢+重曹

まず酢水スプレーを噴霧して、重曹をふりかけ、1時間待ちました。酢がかかっていたパッキンは以前より白くなっていますが、カビはやや薄くなっただけで落ちていません。同じ工程をもう一度しましたが変化はありませんでした。

3回目は酢水スプレー後ラップをして1時間、その後重曹をつけて歯ブラシで擦りました。

カビはやや薄くなったと感じるくらいでスッキリきれいには落ちませんでした。パッキンにカビの根を張ってしまっているようです。

■市販スプレー

乾いた状態で、【使い方】の通りにスプレーして、パッキンと台の間にも黒カビが入り込んでいるようなので歯ブラシで擦り、10分待った後洗い流しました。

パッキンと台の間に入り込んだカビは少し残っているようです。

5.【実践編】浴室

浴室と脱衣所を仕切る扉のすりガラス部分に黒カビが生えています。日頃は洗剤をつけたスポンジでゴシゴシ擦りますが、減らすことはできてもスッキリ落とすことができません。狭い浴室で体を洗うときの、石けんや垢などがよく付着する場所です。

■酢+重曹

乾いた状態で、まず酢水スプレーを噴霧して、重曹をふりかけ、1時間待ちました。その後シャワーのお湯で洗い流しましたが、取れなかったので、もう一度酢水スプレーをして重曹を付け、古歯ブラシで軽く擦りました。その結果、黒カビは跡形もなくきれいに取れました。

■市販スプレー

乾いた状態で、【使い方】通りに使用。5分後にシャワーの水で洗い流すと、黒カビはスッキリきれいに落ちました。

6.【実践編】窓際

ほこりや結露、空気、温度などカビの大好物がいっぱいの場所です。

■酢+重曹

ここでも、まず酢水スプレーを噴霧、重曹をふりかけ、1時間待ちました。その後ぼろ布で拭き取りました。酢水スプレーをかけてもう一度拭き取りました。その結果、きれいに落ちました。

■市販スプレー

乾いた状態で、スプレーして5分待ちました。乾いたぼろ布で拭き取り、水で濡らして固く絞ったぼろ布で拭き取りました。

拭き取り後は、まるで新品のようです。

7.【番外編】畳

畳にできてしまったカビはどうすればいいのでしょうか。畳のカビ取りに関しては、これまでの方法とは異なります。というのも、畳のカビ取りでは、重曹を使うと黄色く変色させてしまうのです。

また、市販スプレーは説明書きの使えないもの欄に、獣毛のハケ・ブラシ、木製品と書いてありました。畳のい草は自然物であることから、おそらく使用できないものの部類に入るでしょう。

ということで、畳のカビ取りでは、畳屋さんもお勧めしている「エタノール」を使いましょう。カビを殺菌し、水分を揮発させて掃除機で吸いとり、エタノールを吹き付けた布で拭き取るという方法が効果的です。酢は酸性で、揮発効果もあることからエタノールの代用ができますが、畳替えして半年以内の新しいものは変色してしまう可能性があるので注意が必要です。

築30年ほどの家の畳です。一見わかりにくいのですが、近づいて見ると黒カビのポツポツが見えています。

畳に酢をスプレーして、たわしで擦り、浮き出たカビを掃除機で吸います。その後、布に同じく酢をスプレーして拭き取りました。

掃除機の後、酢をスプレーしたタオルで畳を拭くと、カビやほこりが混ざっていると思われる汚れがついてきました。この過程を3回繰り返すと黒いポツポツが薄くなり、畳全体もやや明るくなりました。

8. どちらがお得なの?実践結果から考えてみました。

■カビの取れ具合

表面にできているカビは、「酢+重曹」も「市販スプレー」もカビの取れ具合には大差がありませんでした。ただ、パッキンの奥に根を張っている黒カビには、どちらの方法も何度も繰り返す根気が必要で、完全に元の状態に戻すのは難しいということがわかりました。

一方で、大きな違いは、カビ取りにかかる時間です。「市販スプレー」が断然早く、どの汚れも5〜10分置いて洗い流したり、拭き取ったりするだけで、スッキリきれいにカビを取り除くことができました。

「酢+重曹」の場合はゆっくり効いていくため、1時間待つのが基本。洗い流したり、拭き取ったりした後にブラシで更に力を加え、時には同じ工程をもう一度繰り返すことで、やっとスッキリ取れるといった具合でした。

■掃除のしやすさ

「酢+重曹」は皮膚が敏感な方は手袋をはめた方が良いかもしれませんが、ある程度気軽にお掃除を始めることができます。酢と重曹のおかげで汚れが取れやすくなり、ブラシで軽く擦るだけという利点を実感できました。

一方で、「市販スプレー」は皮膚に付いたり、吸い込んだり、換気が不十分だと体に大きな影響が出ることから、ゴム手袋やマスクが必須です。目に入ると失明の恐れもあることから、眼鏡をかけるなど入念な準備が必要になってきます。

小さなお子さんがいるご家庭では、掃除するときに使ったエプロンや服を終了時には着替えることをお勧めします。ただ、準備と使用するときの注意点を守って使えば、短時間でカビがスッキリ取れることを実感できる、便利なアイテムです。

■コスパ

基本的には家にあるものを使えばよいのですが、もし、全部の道具を一から揃えるとしたら、どうでしょう。

今回の場合ドラッグストアで穀物酢78円、重曹1kg378円、ゴム手袋88円、カビ取り用スプレー278円。酢水スプレー容器と古歯ブラシ、マスク、眼鏡は家にあるものを使いました。カビ取り用スプレーはしっかりと効果のありそうなものを、説明書きを読んで選びました。

実際にお掃除する人のこだわりや、もともと家にあるものなどにもよりますし、100円ショップを利用すれば、お安く揃えることができますね。ですが、酢や重曹はカビ取りだけでなく、多くの使い道があるので長い目で見たらお得と言えるでしょう。

まとめ

「酢+重曹」と「市販スプレー」、カビ取りに有効なのは結局どちらなのか。

どちらか一つに決めなければいけないわけではないので、お掃除しようと思った時の、ご自分の生活状況に合わせて使えばよいのではないでしょうか。例えば、待つ時間もあり、安全に使いたいと思う方であれば、「酢+重曹」を使う選択を。日々忙しく、短時間で済ませてしまいたい方は「市販スプレー」を選択するとストレスを少なくできると思います。

春の新年度を迎える前に徹底的なカビ取り掃除で家中スッキリしたら、新たな気持ちで春を迎えられそうですね。


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