ブロッコリースプラウトにカビが生えた?白い毛の正体と水耕栽培時にカビるのを防ぐ育て方

買ったばかりのブロッコリースプラウトに白いカビのようなものを発見してもすぐに捨てないでください。ブロッコリースプラウトに生える白い毛の正体はカビではありません!カビではないことを見分ける方法があります。また、ブロッコリースプラウトにカビが生えることを防ぐためにできることがあります。白い毛の正体・カビを見分ける方法・賞味期限の目安など詳しく解説します。

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ブロッコリースプラウトの白い毛の正体は?

ブロッコリースプラウトには、ふわふわとした白い毛が生えます。これを白カビと勘違いして捨ててしまう人が非常に多いのですが、実はカビではありません。

カビに似た白い毛の正体は「根っこ」

白い毛の正体はブロッコリースプラウトの「根っこ」です。かなり細かい根っこですので、折り重なることでふわふわとして見えます。

白い根っこであること、ふわふわとした印象であることが白カビに似て見えてしまうことがあるのです。

ちょっと変わった根っこの特徴

ブロッコリースプラウトは水耕栽培によって育てられます。

他の植物と同じように根っこから水分を吸い上げることで成長するのですが、さらにブロッコリースプラウトは空気中の水分まで吸い取ってしまうという特徴を持っています。

そのため、白い毛の正体である根っこがグングンと成長し、あっという間に増えることでカビが生えたように見えてしまうのです。

見た目だけではなく、成長が早いという点もカビと間違われやすい理由なのです。

ブロッコリースプラウトの根っことカビの見分け方

白カビと間違われやすいブロッコリースプラウトの根っこですが、白カビの特徴を知ると間違えてしまいやすいことがわかります。

湿気が多い場所が好き

気温が0℃から45度の場所が好き

湿度60%以上で活発になる

湿度70%~80%で急激に繁殖する

酸素と栄養素があれば繁殖できる

これが白カビの特徴なのですが、水耕栽培であるブロッコリースプラウトにも生えてしまいやすいだろうと想像することができます。

胞子状になっていたらカビ

カビは胞子状になっています。胞子とは菌類に見られる細胞のことです。

もし、ブロッコリースプラウトに白カビが生えていた場合、指で触れるだけで落とすことができたり、水で流すと落とすことができます。

頑固にくっついているわけではないため、スッと落とすことができます。

繊細で細かく張り巡らされていたら根っこ

ブロッコリースプラウトの根っこは繊細で細かいのが特徴的です。ぎっしりと張り巡らされています。

指で触れるだけでポロっと落ちたり、水で洗い流されたりはしません。白カビとの大きな違いであり、確実に見分けることができる方法です。

もし、見た目だけでは見分けることができなかった場合には指で触れてみてください。

植物の根っこであることがお分かりいただけるはずです。

ブロッコリースプラウトにカビが生えるのを防ぐ対策

白カビに間違えられやすい白い毛の正体はほとんどの場合が根っこです。

しかし、ブロッコリースプラウトがカビの生えない植物であるというわけではありません。カビが生えてしまうことがあります。

ブロッコリースプラウトのように水耕栽培される植物にとって、カビはかなりの厄介者なんです。

賞味期限の目安内に食べること

賞味期限の目安内に食べることでカビが生えることを防ぐことができます。

ブロッコリースプラウトには明確な賞味期限がありません。しかし、生鮮野菜ですからあまり日持ちはしません。

基本的には製造日から3日くらい、長くても1週間以内を目安に食べることが好ましいです。

買ってから数日が経った場合、傷んでいないか、ヌルヌルしていないか、変なニオイはしないか、味がおかしくなっていないか、変色していなかなどを確認してから食べるようにすると良いです。

明確な賞味期限がなく、消費期限も表示されていませんが、パッケージには製造日が表示されています。

製造日から3日~1週間くらいを目安に食べることでブロッコリースプラウトにカビが生えることを防ぐことができます。

乾燥させないこと

乾燥させないことでカビが生えることを防ぐことができます。

ブロッコリースプラウトは乾燥に弱いです。乾燥した場所に置いておくとあっという間に傷み、カビが生える原因になってしまいます。

乾燥とカビが生えることを防いで保存したい場合には、スポンジにたっぷりと水を含ませた状態でパックにラップをし、冷蔵庫または野菜室で保存すると良いです。

パックのまま冷蔵で保存すること

パックのまま冷蔵で保存することでカビが生えることを防ぐことができます。

ブロッコリースプラウトは冷蔵庫または野菜室で保存することが好ましいです。常温で保存しようとするとあっという間に傷み、カビが生えてしまうでしょう。

どんなに新鮮なブロッコリースプラウトを冷蔵で保存したとしても、ほとんどの場合で3日も経つと傷みが進んできます。そして、冷凍で保存することには向きません。

解凍する時に水分が流れ出てしまうことでしんなりとしてしまいます。

シャキシャキとした食べ応えのないブロッコリースプラウトになってしまうため、生で食べるには美味しさが失われた状態です。

冷凍することで日持ちし、カビが生えることを防ぐことはできるかもしれませんが、冷凍した後さらに解凍したブロッコリースプラウトは、生ではなく炒め物やスープなどに調理して食べることをおすすめします。

ブロッコリースプラウトの食べ方とおすすめレシピ

ブロッコリースプラウトは生で食べるのが基本です。

スルフォラファン・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンK・葉酸・βカロテンなどの栄養素を壊すことなく食べるためです。

そして、これらの栄養素をしっかり摂るために“よく噛んで食べること”を推奨します。

ブロッコリースプラウトを生で食べる方法はサラダだけではありません。サンドイッチの具材として、手巻き寿司の具材として、スムージーの具材としてもおすすめです。

サラダとして食べる時はオイルドレッシングをかけて食べることをおすすめします。脂質との相性がよく、栄養素を効率よく吸収することができるためです。

ブロッコリースプラウトの選び方

パックに水滴が付着していないものを選びます。パック内の水滴がブロッコリースプラウトに付着してしまうと、その部分から傷み始めます。

スーパーの棚に陳列されている時、すでに傷んでしまっている可能性があります。水滴によって細菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうからです。

そして、長く成長しているものよりも短いものを選びます。長さは均等なものが良いです。

パックの上の方まで長く成長しているブロッコリースプラウトは、出荷日や製造日から時間が経過してしまっている可能性があります。

生鮮野菜ですので、なるべく新鮮なものを選ぶことが好ましいです。

さらに、スポンジにも注目してみましょう。稀にですが、根っこの部分にあるスポンジが乾き気味のものがあります。十分に水分を含んだものを選ぶと良いです。

ブロッコリースプラウトの旬とカビるのを防ぐ育て方

ブロッコリースプラウトには旬の時期がありません。工場で水耕栽培されているためです。1年を通して美味しく食べることができる野菜です。

自宅で育てる場合には、気候が穏やかな時期が良いタイミングです。

夏は高温多湿によってカビが生えやすく、冬は気温が低く日照時間が短いため軟弱になりがちです。

そのため、カビを防ぎながらブロッコリースプラウトを水耕栽培するのに適した季節は春または秋であるとされています。

また、栽培に使う容器はアルコールで除菌するなどし、細菌の繁殖に注意しましょう。

最後に

ブロッコリースプラウトの白い毛の正体は「根っこ」です。

白カビと間違えてしまうことがあるため、十分に確認し、カビである場合にはもちろん食べない方が良いです。

しかし、根っこを白カビと勘違いしてしまっていることがほとんどです。

胞子状のカビなのか、繊細で細かく張り巡らされた根っこなのか、見分け方をぜひお役立てください。

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