CRT-101

某ハウスメーカーによって建てられた軽量鉄骨造 2 階建てのアパート。すでに築 25 年。もちろん、設備や間取りは当時にのまま。寸法の取り方ひとつをとっても、 現代のものと、ひと回り小さいように感じた。

近年、賃貸物件の空き部屋について大きな問題となってきている。この物件もその波 に飲み込まれようとしているひとつだ。設備も古く、築年数も 20 年を超えている。 集客率という点から、残念ながら、このような物件は最近建てられた新しい賃貸マン ションには到底かなわない。

となると、家賃を下げて「安くする」ほかに手立てはないが、それは負のスパイラル の始まりだと私は考える。家賃が安くなれば当然借り手にとっては良いことであるが、 大家業という観点からいって、率直に私はこれに反対である。古い物件だからといっ て、退去の度に、ただ壁紙だけ貼り替え、それに加え前回下げた家賃をもう一度下げ る。まさに負のスパイラルである。 そして、集合住宅は価値観の違った個の集まりであり、問題の行き着く先は「コミュ ニティー」である。

付加価値を付け、ある一定のコミュニティーレベルを保つための空き部屋リノベー ション。この計画が価値観をもリノベートできるよう・・この改修をそういう位置づ けにしていきたい。

https://www.sumaistar.com/rvrent/detail/?mode=lease&l_id=12315

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