動線第一のキッチン

キッチンと言えば、おうちの中で最も効率的な動きが求められる場所ではないでしょうか?全ての「モノの配置」に意味を持たせることで、一気に使いやすくなります。

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こんにちは!
宮崎のお片づけサポーター
fumiyoです。

前回は、『くつろぎの空間に変える』方法についてお話しさせていただきました。


そして今回は、『動線第一のキッチン』をテーマにお話します。






キッチンと言えば、おうちの中で最も効率的な動きが求められる場所ではないでしょうか?
主婦の方であれば、1日に何度も立つ場所でもありますよね。
しかも、普段のお料理だけではなく、お弁当作りやお菓子作り、パン作りなどをする方であれば、調理器具の数はどうしても増えてしまいます。

現状を把握する


毎日の負担を減らすには、まずは「動線」、つまり「移動距離」をなるべく短くできるように考えなければなりません。そのためにはやはり、現状を把握することがとても大事です。


ここでは現状を把握するために、具体的な方法をお伝え致します。


① 間取り図を用意する。(なければ、自分で紙に描いたものでも構いません。)


② コマの変わりになるような小物を使って、現在のご自身の動きを再現してみる。


③ 無駄に往復するような動きがあれば、配置換えを検討する。

例えば、「ご飯をよそう」作業。
ご飯茶碗やしゃもじなどを、炊飯器のそばに「ご飯セット」として置いておけるのなら、その作業は一気にラクになるでしょう。
炊飯器を少しだけ低めの位置に配置すれば、お子さんにお手伝いしてもらうこともできるかもしれません。


それと同じようにコーヒーや紅茶、そしてそのカップなどが「飲み物セット」として湯沸かしポットのそばに集約されて置かれていれば、無駄に往復することもなくなります。
もしかしたら、ご主人が美味しいコーヒーを淹れてくれるようになるかもしれません。
つまり、同じタイミングで使うモノをいかにまとめられるかが、動線を改善するポイントとなるわけです。


食器類だからといって、全てを食器棚に収めるという概念にとらわれずに使用目的別に分けておくと、ぐんと使いやすくなりますよ。

買い物あとの動きも見直す


そして意外と見落としがちなのが、買い物あとの動線です。


買い物のあと、冷蔵庫やパントリー(食品庫)は仕舞いにくくなっていないですか?
食材や調味料、キッチン内で使う洗剤など、買ったらすぐに仕舞えるように近い場所で集約できる仕組みを作りましょう。


買い物からの帰宅後をイメージしてみてください。

① 要らないパッケージは剥がしておく。


まずは、買い物袋から全てを出しますよね。
なるべくこの時に、外側のパッケージは剥がせるだけ剥がしておきましょう。
私もお豆腐や納豆、卵などのパッケージはすぐに剥がして捨てます。数本ずつセットになっているドリンク類も、外側の包装は剥がしてしまいます。
(賞味期限がそれぞれの個体に記載されているかは、確認しておいてくださいね。)
そうすることで、取り出しやすいだけでなく見た目もスッキリします。


その際ゴミ箱が近くに配置されていれば、動線はさらに短くなります。

② ビニールの買い物袋


つぎに、買ったモノ全てを収納した後、ビニールの買い物袋はどうしていますか?
最近はエコバッグを使用することが増えましたが、ビニール袋が場所を占領しているお宅もまだまだお見かけします。
ビニール袋は、クルッと丸めるよりもハンカチのように畳んで薄っぺらくしておくと、無駄なスペースも取りませんし、次に袋を使用する際にもすぐに取り出せて便利です。



キッチン内の配置


そして使いやすい動線を確保するために最も大切なことは、先ほども少し触れましたが、配置です。
冷蔵庫から食材を取り出し、野菜などは流し台で洗いますよね。この時にザルやボウルを使ったり、まな板の上でカットしたり、すぐにお鍋やフライパンを使うこともあるでしょう。
こういった動きを最小限にする必要があります。


初回の「片づく家づくり」でもお話しましたが、片づく仕組みを作るためには使いやすさ以上に仕舞いやすさが重要です。


キッチンも例外ではなく、仕舞いやすさをもとに配置を考えます。
例えばザルやボウル、お鍋やフライパンなどの調理器具です。
私が伺うお客様のお宅では、コンロ下の収納スペースで見かけることが多いのですが、実際は洗い終わった後シンク下に収納するほうが時短でオススメです。

しかもシンク下は湿気が多いため、食材を置くのには不向きな場所ですが、調理用の器具であればそれほど気になりません。


逆にシンク下に比べると、コンロ下の方が湿気がたまりにくいですし、このあたりに油や調味料を集約できれば、使う時も仕舞う時も動線を短くすることができます。


このように、自分自身の全ての動きを把握し動線を見直すことで、全ての「モノの配置」に意味を持たせることができます。
これまでなんとなく置いていたモノも、動線を考えて思いきり模様替えしてみると、一気に使いやすくなるのではないでしょうか。

まとめ


最後に、今日のおさらいです。
大きく分けて3つのポイントがありましたね。

① 現状の動きを把握する。

② 買い物あとの動きも見直す。

③ 動線に合った配置を考える。


今回は『動線第一のキッチン』についてお話しましたが、いかがでしたか?
毎日忙しく限られた時間だからこそ、空間を上手く使って家事の1つ1つをラクに変えていきましょう。


さて、次回は『ゴミ置きスペースの確保』についてお話しますね。


お楽しみに!

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