ひな祭りの飾り、もう飾りましたか?いつからいつまで飾るのが正解?

もう少しで桃の節句・ひなまつり。ひな人形を飾っているというお宅も多いですよね。飾ったはいいものの、いつ片づければいいの……? という疑問を解消。ご家族みんなで、女の子の健やかな成長と幸せを願ってくださいね。

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ひな祭りに欠かせないのが、女の子の健やかな成長を願って飾るひな人形。

ひな人形に関しては様々な風習や言い伝えがあり、毎年飾り方に頭を悩ませてしまう方も多いのではないでしょうか。

飾りつける日・片付ける日はいつがいいのか、また家の中でどこに飾るのがよいのかなど、ひな人形にまつわる疑問にお答えします。

ひな祭りの飾りは余裕を持って

「桃の節句」や「上巳(じょうし)の節句」とも呼ばれるひな祭り。3月最初の巳(み)の日に体を清める古代中国の風習が日本に伝わり、春の訪れを祝い、女の子の無病息災を祈るお祭りとなりました。

ひな人形の起源は、子どもを災いから守るための身代わりとして用意された人形。それが宮中や貴族の子供たちが小さな人形を使って行っていた「雛(ひいな)遊び」と結びつき、女の子の幸せを願って飾られるひな人形となったのです。

そんな大切な意味が込められたひな人形、いつから飾り始めればいいのでしょうか。

さまざまな習わしがありますが、早くても立春を過ぎてからというのが定説です。また、毎年2月18日か19日の雨水(うすい)の日に飾ると縁起がよいとも言われています。

雨水は二十四節気のひとつで「雪が雨に変わる日」とされているので、春の始まりを祝うひな人形を飾り始めるにはぴったりの日なのです。

いちばん避けなければいけないのは、ひな祭り前日になってから慌てて飾る「一夜飾り」。急いで飾ると大事なひな人形を雑に扱って傷つけてしまうことにもなりかねません。遅くともひな祭りの1週間前までには飾りましょう。

家のどこに飾る? 方角に決まりはある?

ひな人形は、かつては和室や床の間に飾るのが一般的でした。しかし、和室のない家もありますし、和室があってもあまり使っていないというケースもあります。

そんな場合は、リビングや玄関などに飾ってもOK。最近では、場所を選ばずに飾れるコンパクトなものや、洋室に飾っても違和感のないデザインのものも増えています。

ひな祭りの主役である娘さんをはじめとして、家族みんなの目が届きやすい場所を選ぶのがよいでしょう。

しかし、ひな人形にシミやカビが付くのを防ぐために、以下のような場所には飾らないよう注意が必要です。

エアコンなどの風が当たるところ

直射日光が当たるところ

食べ物の水分や油が飛ぶようなところ

ひな人形を飾る方角にはとくに決まりはありませんが、神棚などと同じように東向きか南向きが縁起がいいとされています。

片付けはひな祭りが終わったら速やかに

「ひな人形の片付けが遅れると女の子がお嫁にいけなくなる」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実際のところこの言い伝えには、片付けをめんどくさがって出しっぱなしにしないように、というしつけの意味が込められているとも言われます。

ひな人形を片付ける日は、ひな祭りの翌日、または啓蟄(けいちつ)の日がよいとされています。

啓蟄は毎年3月5日か6日で、二十四節気では先ほど出てきた雨水の次の節目にあたります。ひな人形を飾るのは「雨水から啓蟄の間」と覚えておけば、毎年迷わずに済みそうです。

また、ひな人形を片付ける日を選ぶ上で大切なのが天気です。湿気の多い雨の日にしまうと人形がカビなどで傷んでしまう恐れがあるので、晴れて乾燥した日を選びましょう。

ちなみに、江戸時代にはひな人形に蕎麦をお供えしてからしまうという風習もあったとか。昔からひな人形がどれだけ大切にされてきたかがわかる風習です。

ひな人形に関しては様々な習わしがありますが、家族みんなが楽しめること、ひな人形の保存状態を保つことを第一に考えるのがいいですね。

しきたりはあくまでひとつの目安とし、生活スタイルに合わせて自由にひな祭りを楽しみましょう。

<参考・参照元>

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