プロのエアコン清掃業者に聞く!家庭で誰でもできるエアコンのメンテナンス方法とポイントとは?

記録的な猛暑となった今年の夏、ようやく過ごしやすい気候になってきました。今年の夏は、「エアコンがないと生きていけない」といっても冗談ではないほど暑かったですよね。毎日家に帰ったらエアコンのスイッチをすぐにオンにしていた方も多いはず……。ところでみなさんは、夏場に昼夜稼働したエアコンのメンテナンスを行っていますか? 実は、エアコンのメンテナンスは10月が最適なようですよ。そこで今回は、エアコンのクリーニングサービスをされている〔清王サービス〕さんに、プロが教えるエアコンのメンテナンス方法を聞いてきました。これから寒くなる季節、暖房が本格的に活躍する季節の前ににしっかりとメンテナンスをしておきましょう♪

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ご存知ですか? エアコンの仕組みと性質

毎日使っていても、知っているようで知らないエアコンの仕組み、まずは仕組みを学んでみましょう。

エアコンの室内機は、室内の空気を前面パネルのフィルターを通して吸引し、内部の熱交換器(アルミフィン)で、冷房、暖房、送風、除湿など、リモコンで設定された指示に従って、熱交換をし、室内に排出しています。

ベランダに置かれている家庭も多い室外機は、リモコンで設定された指示に従って、室外機に内蔵されたフロンガスを室内機に循環させて、冷房、暖房を作り出す装置です。夏場に直射日光の当たる場所に設置していると、気温によって冷房の効き具合に悪影響がでます。逆に冬場は日当たりのよい場所に設置すると、暖房の効きが良くなるそうですよ。

プロが教える、家庭でできるお掃除・メンテナンスのポイントを4つ紹介!

皆さんは普段エアコンのメンテナンスはされていますか? 毎日のメンテナンス

●埃の除去
こちらはみなさんされているかもしれませんが、基本中の基本、フィルターの掃除です。フィルター清掃の理想は週に1回は行いたいところです。水洗いをする場合はフィルターの裏面から通水しましょう。各メーカー、機種のカタログに洗浄方法が掲載されているのでチェックしてみましょう。

●カビ菌発生の抑止
冷房をオンにした際、使用後に内部クリーン装置を搭載した冷房は、乾燥、通風の機能で、カビ発生の抑止効果が期待できますが、内部クリーンが装備されていない機種は、使用後に送風運転を30分~60分行うと、カビの発生の抑止効果が期待できます。

●気になる臭いの除去
温度設定を20℃以下にして、強風運転で、同時に窓を全開にし約60分で臭い除去に効果があります。この方法は知らない方も多いかもしれないですね。

●除湿機、空気清浄機の併用
高温多湿の場合、除湿機を使用することで、カビの発生の抑止効果が期待できます。湿度が下がれば涼しく感じますので、省エネ効果も期待できる点は注目です。

空気清浄機は臭いの発生、解消の効果が期待できます。また、エアコンに影響を与える事例としては、洗濯物の室内干しが臭いの発生の可能性があります。エアコン使用時の焼肉、鍋、喫煙等は臭いの原因となります。また、冬場の加湿器の使用は、湿度計を見ながらコントロールが必要です。(なるべくエアコンから離して、湿度を約40~50%程度にするのがベターです。)

エアコン周りで気を付けたいこと!

1年を通して稼働する機会がエアコンは、気を付けておきたいことがあるようです。

●衛生面への影響
夏場の冷房使用では、大量の結露(湿度70%以上)と気温(25℃~30℃)の影響でカビが発生してしまいやすいのだとか。すると冬場の暖房使用時に、エアコン内部に溜まった、カビ菌と埃などが、乾燥して室内に排出される可能性も。

●危険な行為
フィルターを外すと、金属製の熱交換器(アルミフィン)が見えてきます。ここに室内の埃や発生したカビ(黒カビ・白カビ)などが付着している場合、ブラシなどでこすったり、消臭剤スプレーを掛けたくなりますが、熱交換器は柔らかいアルミ製ですので、変形したり、傷つけたりします。最悪の場合、穴が開いてフロンガスの漏れてしまうことも。

また、消臭スプレーなどは、万一電装部品(電子基板)に誤ってスプレーした場合、故障(破損)する可能性が高くなります。また、熱交換器の腐食、ダメージにつながり、熱交換効率の低下につながりかねません。フィルターの奥の内部洗浄は、プロのクリーニング業者に相談するのがよいでしょう。

クリーニングの最適な時期

夏場(6月~9月)の冷房使用時期に、大量の結露と高温多湿でカビが発生するリスクが高いことから、エアコンのクリーニングにおすすめの時期は、3月~5月(エアコン使用時には嫌な臭いが無い状態で使用できる)か、冷房の使用が終わる、10月中旬以降がおすすめです。

9月は、残暑と台風の発生も多いうえ、高温多湿の時期で冷房も使用します。年間で、カビの発生が最も多い時期とも言われています。冷房使用時に発生したカビや埃、嫌な臭いを暖房の使用前に除去すれば、冬場は暖気で乾燥しますので、加湿器の使用をコントロールをしながら使用すれば、基本的にカビの発生は抑止が可能です。

エアコンのメンテナンスをしっかりと行って快適な空調を♪

いかがでしょうか。エアコンは一年を通しても稼働する機会が多い家電なだけにしっかりメンテナンスをしたいですよね。フィルターの掃除をはじめ、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

ただ、私たち一般人では掃除できる範囲は限られてきます。細かい部分、掃除ができない部分ももちろんありますので、年に数回は、今回お話を聞かせていただいた〔清王サービス〕さんなど、プロの業者に頼んでみるのもおすすめです。エアコンのメンテナンスをしっかりと行って、快適な毎日を送りましょう♪

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