
エアコンの吹き出し口の掃除方法|黒い汚れの原因や予防方法も解説
エアコン吹き出し口のお掃除方法を紹介!エアコンの吹き出し口にポツポツと現れる黒い汚れ。あのいやな汚れの原因やお掃除方法、予防方法をまとめてご紹介します。 記事で紹介している便利なお掃除道具や100均アイテムを使えば、効率よくエアコンクリーニングができるので、ぜひ参考にしてみてください。
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エアコン吹き出し口の汚れの原因は?

- カビ
- ホコリ
- タバコの煙
【カビ】
エアコンの吹き出し口にあるあの黒い点々汚れの正体は「カビ」。エアコンの吹き出し口とは、エアコンから作り出された空気を部屋に向かって出す部分のことを言います。
そんな吹き出し口は、ホコリを吸い込みやすく、エアコンの構造上水分が発生してしまうため、カビ汚れが発生しやすいポイントとなっています。
【ホコリ】
エアコンは、室内の空気を吸い込んで吐き出すことで送風する構造をしています。そのため、室内の空気に漂っているホコリなどの汚れが、エアコンの吹き出し口にも薄っすら積もっていきます。
とくに部屋のなかで走り回ることがある小さなお子様のいるご家庭や、ペットを飼っているご家庭ではホコリがたまりやすい傾向があります。
【タバコの煙】
タバコの煙にはヤニが含まれ、茶色い汚れを発生させます。エアコンの吹き出し口にもこうした茶色い汚れが蓄積されることがあるので、タバコを吸う人がいる家庭では注意が必要です。
タバコ汚れは、エアコン近くでタバコを吸わないように気をつけるだけで、簡単に汚れの付着を防ぐことができます。
汚れを放置するとこんなことに!?
エアコンの吹き出し口に発生してしまった汚れを放置していると、大量のホコリやカビがエアコンの風に乗って部屋中に漂っていきます。
そのホコリやハウスダストが健康に影響を与えることもあるので注意が必要です。カビを放置していると、カビアレルギーやアレルギー性肺炎、アレルギー性皮膚炎などの原因にになってしまう恐れがあります。
たかがエアコンの汚れと思っていると、思わぬ健康被害にまで問題が発展する可能性があるので、カビや汚れをそのままにしないように定期的なお掃除が大切です。
エアコン吹き出し口のお掃除方法
ここからは、エアコンの吹き出し口の掃除について解説します。吹き出し口のお掃除は、便利な道具を上手く使うのがポイント。そうすれば、初心者や女性でも簡単にできるので、ぜひ参考にしてみてください。
必要なもの
- 中性洗剤
- 掃除棒(割りばしで作成)
- 雑巾
- タオル(から拭き用)
- モコモコ手袋 \おすすめアイテム/
まずは、上の表を参考にして、必要なものを準備しましょう。ほとんどが家の中にあるものなので、簡単に揃えられるはずです。
やり方
- 1.エアコンの電源を落とし下準備を行う
- 2.吹き出し口開けて表面の汚れを雑巾で拭く
- 3.ルーバーの細かい隙間を手袋や掃除棒で掃除する
- 4.ルーバーを回しながら拭き掃除をする
- 5.仕上げ
(1)エアコンの電源を落とし下準備を行う


まずはじめに、エアコンの電源を落とし、コンセントを抜きます。さらに、ほこり汚れが落ちても大丈夫なように、エアコンの下にゴミ袋を広げて養生テープで貼り付け下準備をします。
そのほか、洗剤や汚水が落ちてきそうな所には新聞紙などを敷き、必要がある場合はコンセントを養生テープで隠してしまいましょう。
(2)吹き出し口開けて表面の汚れを雑巾で拭く


吹き出し口を掃除しやすいように開口します。開け方はメーカーや機種により異なるので事前に説明書などで確認しておきましょう。この際、無理やりこじ開けるとプラスティック部品の損傷につながるのでご注意ください。
それから、目立つホコリやカビ汚れを中性洗剤を付けた雑巾で拭いて落としていきます。

(3)細かい隙間を手袋や掃除棒で掃除する
次に、ルーバーなどの細かいところを掃除します。ルーバーとは、エアコンの風の向きを変えるハネのような部分のことで、つくりが複雑で細かくなっているのが特徴です。
そんなルーバーの掃除には、捨ててもよいようなモコモコ素材の手袋がおすすめです。
手袋に洗浄液を付けて指で細かいスキマを掃除していきます。細かい隙間にもフィットして簡単に汚れを落とせておすすめです。
指が入らないようなさらに小さなスキマ部分は、後述のお掃除棒を使って掃除します。

\エアコン掃除には「掃除棒」がおすすめ/
掃除棒とは、割りばしの先にキッチンペーパーを巻いて、輪ゴムで留めただけの便利なお掃除アイテムです。これひとつでさまざまな場所の狭い隙間に入ったホコリを効率よくお掃除できます。
中性洗剤の洗浄液を付けた掃除棒で、隙間の汚れまで丁寧に汚れを取り除去していきます。
(4)電源を入れて送風し、エアコンを乾燥させる
最後は、電源を入れて30分から1時間程度エアコンを送風運転し、内部まで乾燥させるようにしましょう。その際は、送風運転のほか暖房運転でも大丈夫です。
どんなに丁寧に掃除をしてもこの工程を省いてしまうと、エアコン内部に水分が残ってそこからカビが再発生してしまうこともあります。

好きな形に折り曲げて奥の汚れにもしっかり吸着
水に濡らして絞るだけで準備完了。掃除が苦手な方でも簡単に使える便利なエアコン専用のブラシです。
好きな形に折り曲げて使えるので、細かいスキマにもぴったりフィットし、フワフワもこもこの毛が汚れに吸着し楽しくお掃除できます。
エアコン吹き出し口のカビ予防法3つのポイント
- 1.送風運転をする
- 2.室温の管理
- 3.湿度の管理
ここでは、簡単に行えるエアコンのカビ対策をご紹介します。どれも少しの時間や手間で、すぐ行えることなので明日から生活に取り入れてみてください。
(1)送風運転をする
エアコンを使うと室内との温度差により、エアコン内部に水分がたまってしまいます。その水分がカビを発生させてしまうので、電源を切る前にしばらくの間「送風運転」して乾燥させるのがおすすめです。
約30分〜1時間くらい送風運転を行うと、エアコン内部をしっかりと乾燥させることできカビ予防に効果が期待できます。エアコンの逆走運転を定期的に行って、カビ予防を心がけましょう。
(2)室温の管理
エアコン内部の温度と室温の温度差が大きいほど水滴がエアコンにつきやすくなり、そこからカビが発生しやすくなってしまいます。そうならないためには、室温の管理を心がけましょう。
できるだけカーテンで室内の温度を調節し、寒いときは1枚余計に着る、暑いときは1枚脱ぐなどして無理のない温度設定でエアコンを使用しましょう。カビ予防のほか、電気代の節約にもつながります。
(3)室温の管理
カビは湿度がある場所に発生するので、室内の湿度を適正値(60%くらい)に保つこともカビ予防につながります。
加湿器はエアコンの近くに置かないようにして、湿度計を確認して湿度が上がりすぎないように注意しながら使いましょう。
自分でエアコンの吹き出し口を掃除する際の注意点

●吹き出し口の開け方やルーバーの取り外し方は、各メーカーの説明書をしっかりと確認して行いましょう。メーカーや製品によって方法が異なります。
●エアコン掃除に「カビキラー」や「アルコール」「エタノール」は使用しないようにしてください。部品のサビの原因になったり、火災を発生させる恐れもあるため注意が必要です。
●水に濡らしてはいけない電装部品や、掃除できない箇所をあらかじめ説明書などを確認しておきましょう。それでも不安があるときは、プロの掃除業者に相談するのが確実です。
●掃除をしてもカビや悪臭が取れないときは、専門のクリーニング業者に依頼しましょう。

エアコン吹き出し口の黒カビにお悩みなら、プロに依頼してすっきり解決!
エアコン吹き出し口内のカビ汚れを徹底的に掃除したいときは、エアコンの羽(ルーバー)をまるごと取り外して分解掃除が必要です。
しかし、ルーバーを分解して取り外すのはコツがいるほか、なんとか取り外せたとしても後から取り付けることができなくなったり、プラスティックのパーツを破損してしまう恐れがあるため、素人にはあまりおすすめできません。
そんなときは、保証制度もあるプロのエアコン掃除業者に依頼するのがおすすめです。
エエアコン掃除は「ハウスクリーニング110番」がおすすめ!
エアコンを徹底的に掃除したいという人は、「ハウスクリーニング110番」のお得なプランの利用がおすすめです。
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エアコン吹き出し口の掃除に関するQ&A
Q1. エアコン吹き出し口のカビの体への影響は?
A. エアコンのカビを放置していると、カビアレルギーやアレルギー性肺炎、アレルギー性皮膚炎などの原因になってしまう恐れがあります。
エアコンの吹き出し口に発生してしまったカビ汚れを放置していると、大量のカビがエアコンの風に乗って部屋中に漂ってしまいます。
そして、アレルギーなど思わぬ健康被害にまで問題が発展する可能性があるので注意が必要です。
そうならないためにも、定期的なお掃除が大切です。詳しい掃除方法は本編で紹介しているので参考にしてみてください。
Q2. エアコン吹き出し口のカビはどうやって取るの?
A. モコモコ「手袋」や「掃除棒」など掃除アイテムを使うと、効率よくエアコン吹き出し口のカビ掃除ができます。
エアコン吹き出し口には、風向きを変えるルーバーがあり、つくりが複雑で細かくなっています。そんなルーバーの掃除には、捨ててもよいようなモコモコ素材の「手袋」を使います。
手袋に洗浄液を付けて指で細かいスキマを掃除していきます。細かい隙間にもフィットして簡単に汚れを落とせておすすめです。
指が入らないようなさらに小さなスキマ部分は、割りばしでつくった掃除グッズである「掃除棒」を使って掃除します。詳しい掃除方法は本編で紹介しているので参考にしてみてください。
Q3. エアコンの羽の取り方は?
A. エアコンの羽(ルーバー)の取り外し方は各メーカーごとに異なります。また、素人がルーバーを取り外すのは。部品を損傷させてしまう恐れがあるためおすすめできません。
エアコンの羽(ルーバー)の外し方は、メーカーによって異なります。各メーカーが出している説明書などを確認して外すようにしましょう。
また、メーカー側は、素人がルーバーを外すことを推奨していない場合が多く、ルーバーの分解や取り外しは自己責任となります。
部品を損傷させてしまう恐れもあるので、エアコンの羽を分解して徹底的に掃除したいときはプロの業者に依頼するのがおすすめです。本編でもエアコンの掃除業者について詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
エアコンクリーニングに関するその他の記事はこちら

※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年2月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
※本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※一般的な使用方法をご紹介しています。製品の効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
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