【ウッドデッキ】彩木でつくる沓脱石

今回は広いルーフバルコニーに彩木ウッドデッキが採用された事例を紹介します。

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MINO株式会社 nuan.jp

日本庭園でよく見る沓脱石とは?

今回は広いルーフバルコニーに彩木ウッドデッキが採用された事例を紹介します。

写真で見て分かるように、ルーフバルコニーに出る2つの開口の前に、まるで日本庭園などでよく見る沓脱石(くつぬぎいし)のようにちょこんと彩木が設けられています。
沓脱石とはその名の通り屋内に入る際に靴を脱ぐ場所です。

開口の前の小さな彩木ウッドデッキ

ルーフバルコニーの床は石材タイルで仕上げられています。
ただし、開口の前だけはタイルを張らずに、彩木ウッドデッキのスペースとして空けています。

彩木ウッドデッキを囲むように石材タイルとの間には、樹脂製のグレーチングを配置。
グレーチングを外せば彩木ウッドデッキ下の掃除も容易にできるようにしています。
また、ウッドデッキの天面の高さはサッシの下レールと同じになっており、スムーズに移動できるように設定されています。

外側に張り出した内側の境界線

ルーフバルコニーと屋内の床高の高低差もさほどなく、綺麗に石材タイルで仕上げているので、一見すると小さな彩木ウッドデッキに大した意味も役割もないように感じるかもしれません。
しかし、彩木ウッドデッキでつくったこのワンクッションは、本来の沓脱石とは逆に屋内から素足のままでいられる境界であり、外履きのエリアであるルーフバルコニーの一角に、気軽に段差なく素足で行ける貴重な空間となるのです。
「ちょっとウッドデッキに出て、そのままルーフバルコニーに降りる」という心理と行動が促されることでしょう。

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