良いハンガーは何が違う?主婦50人に聞いた洗濯ハンガー・物干しの選び方
皆さんはどのようなハンガーを使って洗濯物を干していますか?ひとくちにハンガーといってもいろいろな種類があります。形も違えば素材も異なり、値段もピンキリ。そもそもハンガーなんて、クリーニング屋からただでもらえるものでは?良いハンガーって何が違うの?等、今回はハンガーをクローズアップします。
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皆さんは普段の洗濯で、どのようなハンガーを使って洗濯物を干していますか?ハンガーにもいろいろな種類のものが販売されており、どのタイプのものがいいのかわからないという人も多いかもしれません。
今回の記事では、主婦50人の皆さんに日頃の洗濯で使っているハンガーについてアンケートを実施しました。回答者の85%は専業主婦の方々です。残りの15%は正社員と公務員として働いている方にお答えいただきました。
■目次
1.これがハンガーの定番!多くの主婦が普段使いしているハンガーは何?
2.ハンガーに関する、主婦の本音
3.とっておきのハンガー利用方法
4.今日からハンガーを見直してみませんか?
1. これがハンガーの定番!多くの主婦が普段使いしているハンガーは何?
アンケートの結果、普段はいろいろな種類のハンガーを使い分けているという方が8割も!やはり干すものによって、使いやすいハンガーというのは変わってくるということがよくわかりました。
■「洗濯物を干すときは用途に応じていろんなハンガーがほしいから、いろいろ使っています。」(40代・専業主婦・女性)
■「ものの大きさによって使い分けている感じです。」(40代・専業主婦・女性)
では具体的に主婦の皆さんがどんなハンガーを、どんな用途で使っているのか、詳しく見ていきましょう。
タオルハンガー、5連や8連などのいくつもつながっているハンガー、バスタオル用のハンガーの割合がほとんど同じという結果になりました。また、そのほかの数が全体の3割近くに。
■「タオルハンガー」と「いくつもつながっているハンガー」が人気
フェイスタオルを日常で使うシーンってとても多いですよね。朝、顔を洗う時、手を洗って拭く時。家族が多いと、そのぶんだけ使う頻度も多くなります。最近ではバスタオルではなく、入浴後はフェイスタオルで体や髪を拭くという人も増えてきているようです。
■「タオルは毎日たくさん使うので、タオル用のハンガーの必要性を感じて購入し使用しています。」(50代・専業主婦)
■「フェイスタオルの使用率が高いのでタオルハンガーは必須。」(30代・専業主婦)
■「タオルハンガーが結局一番便利です。ワイヤーで曲げることが出来るので、乾きにくいものなどは服の中に空間が出来るようハンガーの形を変えて使えます。」(30代・専業主婦)
タオルを一気にまとめて干せること、そのままタオルをかけて干せるものが多いので、いちいち洗濯バサミで止める必要がないという点もポイントですね。
5連や8連など、いくつもつながっているハンガーも主婦の間では好評のよう。
■「狭いベランダしかなく、大量にある洗濯物を干すにはつながっているハンガーが1番多く干せて便利です。」(30代・専業主婦)
■「洗濯物干しに干す時にひとつずつやると時間がかかるので、7、8個連なっているハンガーを使っている。」(20代・専業主婦)
このタイプのハンガーのメリットには、物干しにひとつひとつのハンガーをかける必要がないこと、雨が突然降ってきた時にも洗濯物を取り込むのが簡単。狭いスペースでもうまく干せることが出来、干す時の時間も短縮出来るなど、メリットは多いようです。
■全体の3割を占める「その他」にはどんなハンガーがある?
「普段使っているハンガーにはどのようなものがありますか?」という問いに対し、全体の3割もの人が「その他」のハンガーを使っていると回答されました。では「その他」と答えた主婦の方々は、どんなハンガーを使っているのでしょうか?
■「洗濯したトレーナーが乾きやすいハンガーや、スラックス、ジーンズが乾きやすいハンガーを使っています。」(50代・専業主婦)
トレーナーは首元の生地の伸びがあまり良くないので、ハンガーが通しにくいですよね。また生地が分厚いため、乾いているところとそうでないところがはっきり分かれて完全に乾かない......という経験をした人も多いはず。
そんなちょっと”面倒な”トレーナーのために、首元で出し入れが出来る便利なトレーナー用のハンガーが販売されています。ハンガーの幅の調整も出来るので、乾きがまばらになるという悩みも解決できるでしょう。
■「肩の部分が滑らない素材のハンガーが気に入っています。衣類が滑って落ちないというのは大切です。」(40代・専業主婦)
肩の部分が緩めの洋服をハンガーにかけておいたら、いつの間にかずれ落ちていた、ということは“洗濯あるあるネタ”のひとつ。そのようなハンガーだと、強風の時などに外に洗濯物を干すのも気を使ってしまいます。
ハンガーに肩の部分に滑り止めが付いているものも、今や多くのメーカーからさまざまな種類のものがつくられています。普通のハンガーにゴム製のリングをはめるだけで、滑り止めになるというものもあります。洋服のずれ落ちで悩んでいる方はチェックしてみてください。
■意外と便利でお金がかからない「あのハンガー」 とは?
もうひとつ注目したい回答が、「クリーニング屋でもらうハンガー」です。家ではなかなか洗濯出来ない洋服を出す、クリーニング屋さん。洋服が返却される時についてくるハンガーを普段の生活でそのまま活用している人が、およそ4割もいました。
クリーニングに出す時に払うお金だけで、ほとんどお金がかからないものですよね。
■「クリーニング屋さんでもらったプラスティックのハンガーを利用しています。軽くて丈夫なので、重宝しています。」(20代・専業主婦)
■「クリーニングに出すとついてくる、針金のハンガーは、形を変えて、靴を洗って乾かす時に便利です。」(50代・専業主婦)
意外と便利で丈夫なことで評価が高い、クリーニング屋のハンガー。ここでもらえるものは、プラスティック製のものと、針金のタイプとで主に2種類あります。針金タイプのものは曲げやすいことから、洋服だけでなく、靴を干す時などいろいろなシーンでの応用が可能ですね。
2. ハンガーに関する、主婦の本音
世の中にはいろいろなハンガーがあるけれど、“いまひとつしっくりこない”という人、あるいは“どれも一緒”と思っている人も多いことでしょう。では、主婦の皆さんは普段使いのハンガーに対して、どのような不満を感じているでしょうか。聞いてみました。
■ちょっとココが不便だなと痛感する、普段使うハンガーへの不満
セーターなどを洗った時に、そのままハンガーに干すと、肩の部分が崩れてしまったり、伸びてしまったりしたという経験がある方はありませんか。
■「洋服の型崩れが気になる。」(50代・専業主婦)
■「形がしっかりしているものではないと、すぐに変形し利用しづらくなります。」(20代・専業主婦)
■「ほっそ〜い、針金タイプのハンガーを使っていたことがあるのですが、底部が歪曲してしまったことがあります。」(30代・専業主婦)
このような悩みがあることから、次のように考えている方もいらっしゃいます。
■「柄より機能性を求めて購入します。壊れやすくないかどうかを判断し、少し高くてもしっかりしていれば購入します。」(20代・専業主婦)
安いハンガーを使ったことで、洋服が伸びてしまったら、がっかりしますよね。そうならないためにも、ハンガーにお金をかけるべきだという意見も納得できます。
■新しいハンガーを買う時は、ココに注目している
主婦の皆さんはハンガーに対してもさまざまな不満を抱えていることがわかりました。では、不満を改善するために新しいハンガーを買う時はどのような点に注目しながらハンガー選びをしているのでしょうか。
アンケートで多くの方が回答したのは、「形がしっかりしてるハンガー」でした。
■「洗濯物を干すために使用するのであれは、形がしっかりして、洗濯物が落ちにくいものを選ぶようにしています」(30代・正社員)
■「100円ショップなどでは絶対に買わない。耐久性と物を下げた時の安定感が一番重要なので。」(40代・専業主婦)
形がしっかりしているハンガーの例としては、洋服に程よくフィットするものなどが挙げられます。主婦の方の悩みに、「洋服の型崩れ」がありました。洋服にフィットするものだと、型崩れを最小限に抑える効果があります。やや値が張りますが、洋服へのダメージを少なくすることが出来るのはやっぱり魅力的です。
次に多かった回答は、「ハンガーの素材がしっかりしているもの」です。
■「使っていて結構割れたり、折れたりするものがあるので、きちんとしたものを選びたいです。」(30代・専業主婦)
■「壊れにくいものかどうか重視します。せっかく買ってもすぐに壊れてしまっては意味がありません。」(30代・公務員・女性)
ベランダなど外にずっと置きっぱなしだと、劣化や汚れなどですぐに壊れやすくなってしまいます。しかし、洗濯のたびに出し入れするのはちょっと面倒かなと思う方も。そんな時は丈夫なハンガーを選ぶケースが多いようです。
3. とっておきのハンガー利用方法
これまで主婦の皆さんの現在使っている王道のハンガーのタイプや、不満、今後買いたいハンガーについてご紹介しました。ここでは少数派のハンガーに関する意見にフォーカスし、ご紹介します。
■クリーニング屋でもらえる針金ハンガーの圧倒的な支持
セーターなど滑りやすい洋服が滑り落ちる心配があるものの、安くて使いやすさで人気の針金ハンガー。針金でできているから、自分の好きな形に変形することもできるので、洋服以外にも使っている人が目立ちました。
洋服のほかにどんなものを干すのでしょうか。それは、靴です。
■「針金ハンガーの両端をひねって形を整えると、スニーカー1足を干せる形になって便利です。」(30代・専業主婦)
■「クリーニングについて来る針金ハンガーは、気づかないうちにたまってしまいますよね。そんなたまったハンガーはかんたんに形を変えられて便利ハンガーになります。たとえば「上履き干し用ハンガー」「枕干し用ハンガー」など、便利に活用出来ます。」(50代・専業主婦)
スニーカー専用のハンガーを使っている人が、全体の9%いらっしゃいましたが、専用のものを買わずにハンガーの先端を曲げて靴を干している人は、なんと15%にもいました。
専用ハンガーを買うとプラスでお金がかかってしまうため、できれば家にあるもので代用したいもの。ハンガーを曲げた部分と、スニーカーのつま先がよくフィットするので、安定感もある優れものです。
特に、小さなお子さんがいる家庭では大活躍間違いなしの針金ハンガー。泥遊びが大好きな子どもや、毎日同じスニーカーを履く小・中学生は、多ければ週に1回洗うこともあるでしょう。またスニーカーだけでなく、洗った上履きを干すのにも便利です。
■洗濯物干し以外でも使える、ハンガーのおもしろい活用方法
アンケート結果をよく見ると、洗濯ではないシーンでハンガーを有効活用している方の意見も見受けられたのでご紹介します。
■「ハンガーの形を変形させて、タイツをつけてホコリ取りに使っています。」(20代・正社員・女性)
■「クリーニング店などで付いてきた針金のハンガーを変形させて、伝線してしまったようなストッキングを巻き付けて浴槽のゴミ取りをすることがあります。」(20代・専業主婦・女性)
ハンガーは実は掃除にも使うことが出来るんですね。また伝線してしまったタイツやストッキングを使えばお金はかからず、節約アイテムとしても活用出来ます。これぞ光る主婦のアイディアですね。
4. 今日からハンガーを見直してみませんか?
主婦の皆さんの意見から、ハンガーにもいろいろな種類と活用方法があることがよくわかりました。またハンガーを選ぶべきポイントも、次にハンガーを買う時の参考になったかと思います。
毎日の洗濯干しで必ず必要になるハンガー。使い方や選び方を少しでも変えてみるだけで、洗濯干しのクオリティや洋服の維持にも大きくつながることでしょう。ぜひ今日から試してみてくださいね。
アンケート期間:2017年2月15〜16日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、公務員の方
アンケート総数:50
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