みんなの台所掃除の悩みは何?悩みを解決して、台所の掃除を楽にしよう

台所は、油であちこちがベトベトだし、排水口はヌメヌメしていて触りたくない......。なかなか手がまわらないのが台所の掃除です。そうこうしているうちに油はたまり、水垢はこびりつき、いざ掃除をしようと思ってもなかなか綺麗にできないもの。そんな台所掃除に関するお悩みや解決方法を聞いてみました。

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みなさんは「台所掃除」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?油のベトベト?水回りのヌメリ?いろいろあると思いますが、総じて台所掃除が好きだという人は少ないようです。毎日使う台所だけど、掃除するのが大変。少しでもサボるとすぐにベトベトになったり、排水口が臭ってきたり......

そんな“厄介もの”について、ほかの主婦の方はどのように対処しているのか、気になりませんか?そこでここでは、20代〜50代の女性50人に台所掃除に関するアンケートを実施。悩みや工夫していることをお伺いしました(※9割が専業主婦・主夫)

■目次
1. 主婦が抱える台所掃除の悩みとは?
2. 台所掃除の悩みを解決しよう

1. 主婦が抱える台所掃除の悩みとは?

アンケート結果によると、多くの主婦にとって台所掃除の最大の悩みは「油汚れ」。具体的にはどんなシーンで、どんなタイプの油汚れに悩んでいるのか、詳しく見ていきましょう。

■台所掃除の解決できないみんなの悩み

「台所掃除で解決できない悩みはありますか?」という質問に対し、「換気扇の油汚れがなかなか落ちない」「汚れるところが多くて、終わるまでに時間がかかる」と答えた方が、それぞれ4割近くいました。

台所にも掃除をする場所はたくさんあります。水回り、コンロ、換気扇など、1日で全部の箇所の掃除をするのは大変ですよね。

■「換気扇の油汚れは、なかなか落ちにくく悩みの種です。 水回りの水アカも、触りたくなくてサボっているとひどくなってしまい同じく悩みの種です。」(30代・専業主婦)

■「やるときはとことんやりますが、なかなかやる気にならないもの。いつの間にか時間が経ってしまい、どんどん汚れるところが多くなって、結局いざ掃除をしようとしても時間がかかってしまい大変。」(20代・専業主婦)

■「たまに掃除をする換気扇の汚れは頑固でお湯で洗わないと落ちないし、何度もこすらないと落ちない。結局、最後は多少汚れが残ってしまいスッキリしない。」(20代・専業主婦)

油汚れが厄介なのは、簡単に落ちないこと。蓄積されればされるほど汚れは頑固になります。また、白くなってしまった水垢などもこするだけでは綺麗にはなりません。そのため、台所掃除は本気でやるとなると、半日あるいは汚れ具合によっては丸1日かかってしまうこともあるようです。

■台所のココはできたら掃除したくない…

台所の中でも特に悩みが深いのは、やはり換気扇とコンロのようです。

換気扇とコンロに共通しているポイントは「油」。油がはねたり、蒸発した油が換気扇やコンロに付着していきます。毎日の料理で使用するため、掃除してもすぐに油まみれになってしまいます。結果、月に数回程度しか掃除しないという方が多いようです。

【換気扇】

■「換気扇のある場所が、手の届きにくいところにあり、また見えないところにあるので、いつも忘れてしまいがち。汚れが溜まりやすく、溜まった汚れも落ちにくい。」(50代・主婦)

■「どうしてもこまめに掃除できないので油汚れがたまる一方。分解とかしなければならず、時間もかかって面倒。」(30代・主婦)

換気扇に関するコメントで目立ったキーワードは、「手が届きにくい」「高いところにある」「油汚れがたまりやすい」というものでした。なかなか掃除をすることができない場所なのに、油がたまりやすいなんて......。主婦泣かせです。

【コンロ】

■「油が飛び散って蓄積されやすく、なかなか落ちない。グリル部分もギトギトであまり触れたくないので一番面倒です。」(20代・主婦)

■「毎日やっているわけではないので、こびりついた油で手がベトベトになり1番面倒だと思っています。」(20代・主婦)

コンロも換気扇と同様、毎日の掃除は難しいですよね。ガスコンロはゴトク、バーナーキャップ、しる受け皿など何個もパーツが組み合わさっています。そのパーツひとつひとつの手入れにも時間がかかります。頻繁に掃除できないから、油も蓄積してしまい、換気扇同様、久しぶりに掃除をするときには大変なことに。

一方でこのような意見もありました。

■「以前はコンロの掃除が大変だったが、IHにしてものすごく掃除が楽になった。」(30代・主婦)

■「コンロはIHだから手入れも台所掃除は楽。」(20代・主婦)

IHコンロだとそのまま汚れを拭けることから、毎日掃除しても手間がかからず、気づいたときにサクッとできるのが魅力的ですね。掃除のしやすさを求めて、ガスコンロからIHコンロへ買い替える人も多いようです。

■台所のココの汚れって落としにくい…

次に「台所でもっとも落としにくく、大変な汚れは何か」という質問に対し、50人中37人が、頑固な油汚れだと回答。これは全体の7.5割にもなります。

■「台所掃除で一番嫌なのは、頑固な油汚れです。ちょっとこすったくらいでは落ちないし、洗剤もたくさん使うようになるので、非経済的」(30代・派遣社員)

■「小さな子どもがいるので、できるだけ強力な洗剤には頼りたくないので、重曹やナチュラルなもので掃除しています。しかしやっぱり頑固な油汚れは落ちにくいし、余計に汚れを広げてしまうことも。完全に綺麗になったことがない。」(30代・主婦)

ベタベタになって固まってしまった油汚れって、触りたくないし、掃除するのも億劫になってしまいがち。次こそ綺麗にしよう……と何回も先延ばしにしてしまったら、気づいたら汚れが大変なことになっていた、というケースが多いようです。

油汚れだけは普段からサクッと掃除できるものでもないので、どうにも厄介ですね。

そのほか落としにくい台所汚れとして、「カビ」が第2位に。

■「カビにも毎回悩まされます。テレビで綺麗に落ちる方法とかやっているので実践してますが、完璧には落ちないです。」(40代・主婦)

■「排水口のヌルヌルしたカビが、もっとも掃除しにくいです。 ニオイもするし、手につく感触も気持ち悪いです。」(30代・主婦・女性)

台所でカビがもっとも発生しやすいのが排水口。生ゴミを排水カゴにためておく人も多くニオイもこもりやすくなることに加え、カビもできやすいもうひとつの厄介な場所です。料理を作る場所だから、このような汚れは不衛生的ですし、できるだけ綺麗な状態を保ちたいものですよね。

こちらも換気扇やガスコンロと同様に毎日掃除するのは難しいところ。久しぶりに掃除しようとしたら、カビもニオイもぬめりも、トリプルで悪化していることもあります。

2. 台所掃除の悩みを解決しよう

頑固な油汚れや水垢は、主婦にとって大きな悩み。なかなか掃除することができないことから状況は日々悪化する一方。そんな汚れは放置しておくわけにはいきませんよね。主婦のみなさんは台所掃除に対して、どんな道具や洗剤を使って太刀打ちしているのでしょうか、見ていきましょう。

■主婦が台所掃除でよく使う洗剤や道具って何?

台所掃除の洗剤や道具ランキングで堂々の1位を獲得したのは、「重曹」と「古い歯ブラシ」。どちらも18人もの方が使っていると答えました。重曹と使い古しの歯ブラシは、掃除道具の定番です。

■重曹と使い古し歯ブラシは大人気のプチプラ掃除アイテム

このふたつのアイテムの特徴は、お金をかけずにすぐに使い始められること。そして汚れがよく落ちると多くの主婦から評判です。

■「重曹やセスキソーダ水などナチュラルなものを使います。使い古したハブラシなどを使って汚れを落とします。」(30代・専業主婦)

■「キッチンには口に入れるものがたくさんあるところなので、ケミカルはあまり使いたくないです。セスキ水や重曹、クエン酸等を使っています。」(20代・専業主婦)

重曹は100円ショップでも手に入ります。また掃除だけでなく、お菓子作りや洗濯などにも使えることから、ひとつ買っておけば、さまざまなシーンで使える便利アイテムです。ナチュラルな成分なため、小さなお子さんがいる家庭でも安心して掃除に使うことができます。

■「使い古しの歯ブラシと重曹です。使い古しの歯ブラシを使うことで、排水口の周りの溝も綺麗に掃除することができます。」(30代・専業主婦)

■「重曹だけで柔らかいスポンジでこすれば、基本的に汚れは落ちますが、頑固な汚れのときは束子や歯ブラシを使います。」(30代・専業主婦)

使い古しの歯ブラシをそのまま捨てずに掃除に活用するのは、多くの主婦にとっての定番掃除ワザ。歯ブラシは細いので、狭かったり細かかったりするところの掃除にぴったりなんですね。スポンジだけだとうまく掃除ができない狭い溝にも歯を当てることができ、汚れをかき出すことができます。古くなった歯ブラシはこうして再利用できるので、すぐに捨てないようにしましょう。

■知る人ぞ知る裏ワザ掃除アイテムとは?

投票した人の数は少ないものの、おすすめの掃除アイテムをご紹介します。

7票を獲得したセスキ水(セスキ炭酸水)とクエン酸は、スーパーやドラッグストアには必ず売っており、リーズナブルかつ使いやすいことで評判です。

■「油汚れにはセスキ炭酸ソーダを水で割って噴霧器でシュッとかけて雑巾で拭きます。水垢にはクエン酸を水で割ったものを、あとはブラシを使います。」(20代・専業主婦)

■「セスキ炭酸ソーダやクエン酸を油汚れや水垢など汚れの種類によって使い分けています。道具は古い布や古い歯ブラシを使って使い捨てしています。」(30代・専業主婦)

セスキ水が得意とするのは、油汚れの除去。重曹だけでは落としきれない、固形化してしまった油汚れなどもセスキ水を振りかけたり、粉末状のものをさっとかけたりしてスポンジでこするだけで、見違えるように綺麗になります。

セスキ水は通常、粉末と液体のふたつのタイプが販売されています。メイクの汚れ落しなどにも使用され、肌が荒れにくいという特徴があります。粉末タイプのものは水に溶かしてからスプレータイプの容器に入れて使う人が多いようです。

メーカーによっては泡タイプのセスキ水も販売されています。台所汚れのさまざまな用途に合わせて使ってみてはいかがでしょうか?

また、台所汚れで落としにくいものランキング2位の「カビ」には、消毒・殺菌効果のあるクエン酸が有効です。排水口のカビに悩む主婦の方々におすすめです。

重曹などで綺麗に掃除した排水口に、水に薄めた粉末状のクエン酸をかけるだけで、水垢やカビの元になるニオイとヌメリを防止することができます。汚れに吹きかけて拭き掃除をすることも効果的ですが、掃除の仕上げとして使う人が多いようです。

■こまめな拭き掃除は掃除のストレスをためない秘訣

毎日の家事で、台所掃除まで手がまわらないという方は多いと思います。しかし、汚れをためないコツはやはりこまめな掃除を心がけること。これが掃除のストレスをためない最大のコツにもなります。

■「台所掃除で工夫していることは、汚れをためないこと。アルコールのスプレーがあるので、調理が終わったらさっとコンロ周りの油を拭き取っておくとこびりつかなくて楽です。排水口回りもカビ取りスプレーを多用しています。」(40代・専業主婦)

■「汚れを見つけたら、即拭き取りをするようにしています。また水垢をこまめに取ることで、水周りが綺麗に見えるので、その点も心がけています。」(50代・専業主婦)

■「油汚れはその都度固まってしまう前に取ってしまえば簡単に取れるので、見えるところの油汚れはその日のうちに掃除するようにしています。」(30代・専業主婦)

まとめ

いかがでしたか?ついつい面倒になって後回しにしがちな台所の掃除。面倒な上に油汚れや水垢はなかなか頑固で、掃除するのも億劫ですよね。しかし、今回の調査でさまざまな創意工夫がなされていることがわかりました。

ちょっと嫌だなと思っていた換気扇やガスコンロの掃除も、重曹やセスキ水、メラミンスポンジなどを利用すれば見違えるように綺麗にすることができます。何よりも大切なのは、日々の掃除。汚れがたまってからやるのではなく、毎日掃除することで、汚れをたまりにくくすることが、上手に台所掃除をこなす最大の秘訣のようです。

アンケート期間:2017年2月15〜16日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員の方
アンケート総数:50

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