エアコンのフィルター掃除は水洗いで簡単キレイ！やり方・頻度を解説

エアコンのフィルター掃除をしないとどうなる？

エアコンのフィルターを掃除しないと汚れがたまり、カビが発生しやすくなります。カビが生えたままにしておくと、喘息やアレルギー症状の原因にもつながり、人体にも悪影響があります。

また、フィルターにホコリがつまったままになると、エアコンが空気を吸い込みにくくなり、必要以上に電力を消費します。そのため、電気代が余分にかかったり、本体寿命が短くなったりする可能性があります。

エアコンのフィルター掃除の簡単なやり方

エアコンのフィルターを自分で簡単に掃除する方法を紹介します。

必要なもの

マスクはフィルターについたホコリなどを吸わないようにするために使用します。喘息やアレルギー症状を引き起こさないためにもつけておくのがおすすめです。

【1】エアコンの電源を抜いてフィルターを取り外す

まずは、エアコンの誤作動や故障を防ぐために、電源を落とし、電源プラグをコンセントから抜きましょう。その後にエアコンのフロントパネルを開いて、フィルターを外してください。

外したフィルターは、新聞紙またはビニール袋の上に置いておくと床などを汚さずにすむので敷いておきましょう。

フィルターの外し方はメーカーによって異なるので、下記からチェックしてみてください。

▼メーカー別エアコンフィルターの外し方

・パナソニック
・シャープ
・富士通ゼネラル
・日立
・ダイキン

【2】ホコリをフィルターの表側から掃除機で吸い取る

エアコンのフィルターについたホコリは表側から、掃除機で吸い込みます。裏側から吸ってしまうと、反対にホコリがフィルターに詰まってしまうので注意しましょう。

掃除機がない場合は、使い古した歯ブラシや柔らかいスポンジなどでホコリをかき出すようにして取り除いてください。

エアコンフィルターの表裏をチェックする方法

フロントパネルを開けて見える面がエアコンフィルターの表側です。メーカーによって、フィルターの枠に「表」と書かれていることがあります。

一方、エアコン内部に触れる面がフィルターの裏側です。メーカーによって、フィルターの枠部分に突起がついていることがあります。

【3】フィルターの裏側から水洗いする

ホコリが完全に取れたらフィルターの裏側からシャワーをかけ、汚れを水圧で押し出すように水洗いをします。汚れが落ちにくい場合には、やわらかい布やスポンジなどで優しく拭くようにして取り除きましょう。

【汚れがひどい場合】薄めた中性洗剤でつけおき洗い

汚れが水では落ち切らなかったときには、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものにつけ置きします。ある程度つけ置きしたら、フィルターにつまったホコリや汚れを柔らかい歯ブラシやスポンジで取り除きましょう。

【4】タオルでフィルターの水気をとって陰干しする

エアコンのフィルターが半乾きだとカビが発生する原因になるので、完全に乾かすことが重要です。

エアコンのフィルターを水洗いしたら、清潔なタオルでしっかり水気をとるようにしてください。ここでしっかり水気がとれると、乾燥時間もぐっと短縮できます。フィルターを乾かすときは、直射日光を避けて陰干しするようにしましょう。

【5】フィルターとコンセントを元に戻す

エアコンのフィルターが完全に乾いたら、表裏に気をつけながらフィルターをエアコンに戻して、電源プラグをコンセントにさせば完了です。

エアコンのフィルター掃除の注意点

エアコンのフィルターを掃除するときには、上記のことに注意してください。

硬いブラシや漂白剤、40℃以上のお湯を使うとフィルターを傷めるので、使用しないでください。また、フィルターを早く乾かそうと、ドライヤーやストーブを使ったり、直射日光を当てるとフィルターが変形する恐れがあります。

エアコンのフィルター掃除の頻度

エアコンのフィルター掃除は、エアコンの使用時間や頻度によって異なります。毎日使用しているのであれば、2週間に1度掃除するのが理想的です。

使用頻度が少ない場合やこまめに掃除ができない場合でも、1ヶ月に1度は掃除するようにしましょう。また、自動掃除機能付きエアコンであっても、月に1度は汚れていないか確認し、掃除するのがおすすめです。

エアコンのフィルターの汚れを予防する方法

ここでは、エアコンのフィルターを汚れにくくする予防方法を紹介します。簡単にできる方法なので、試してみてください。

部屋を定期的に換気する

部屋の湿度が高かったり、空気が汚れていたりすると、エアコンのフィルターにも汚れがつきやすくなります。定期的に部屋の窓を開けて換気を行い、湿気や空気を外に出すようにしましょう。

内部クリーンまたは送風で内部を乾燥させる

エアコンの冷房や除湿機能の使用時には、エアコン内部に結露が発生しやすく、湿度も高くなり、カビが生えやすくなります。そのため、使用後はエアコン内部を乾燥させる必要があります。

エアコン内部を乾燥させるために、約30分〜1時間送風運転を行うか内部クリーン機能がある場合は必ず作動させてください。もし、送風運転や内部クリーン機能がなく、室温が32℃以下の場合には、冷房で32℃に設定し、1〜2時間程度運転すると同様の効果が得られます。

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※1「ハウスクリーニング110番」受付の満足度調査より（2016年7月実施）
※2「ハウスクリーニング110番」運営サイト全体のお問合わせ件数（2014年1月〜2019年1月）

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エアコンのフィルター掃除に関するQ&A

Q1. エアコンフィルターを掃除しないとどうなる？

A. 健康被害に繋がったり、電気代が高くなったりする可能性がある

エアコンフィルター掃除を怠ると、カビがエアコン内部で繁殖して喘息やアレルギーの原因になることもあります。また、ホコリがフィルターに詰まることで、エアコンが空気を吸い込みにくくなり、必要以上の電力を消費したり、本体の寿命が短くなる可能性があります。

Q2. 自動掃除機能付きエアコンでもフィルター掃除は必要？

A. 1ヶ月に1回は汚れているか確認する

自動掃除機能付きエアコンであっても、1ヶ月に1回はフィルターが汚れていないか確認しましょう。また、フィルターについたゴミを集めるダストボックスにゴミが溜まっていれば、こまめに取り除くようにしてください。

Q3. エアコンのフィルター掃除の頻度はどのくらい？

A. 2週間に1回が理想的。最低でも1ヶ月に1回は掃除する

エアコンを毎日、長時間使用している場合には、2週間に1回のペースでフィルター掃除できると理想的です。掃除がこまめにできない場合やエアコンの使用頻度が高くない場合は、最低でも1ヶ月に1回はフィルター掃除するようにしましょう。

Q4. エアコンのフィルターの汚れを防ぐ方法は？

A. エアコン使用後に送風や内部クリーニングを活用する

冷房や除湿運転時には、エアコン内部が結露しやすく、放置しているとカビが発生します。使用後は送風で約30分〜1時間運転したり、内部クリーニングを作動させておくのがおすすめです。また、送風運転や内部クリーニングがなく、室温が32℃以下の場合には、冷房を30℃以上に設定し、約1〜2時間程度運転すると、送風運転と同様の効果があります。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2023年6月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけてしっかりと換気を行い作業をしてください。
※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。