【2024】炊飯器のおすすめ18選！家電芸人に聞いた選ぶポイントとは？

炊飯器の人気メーカーと容量をユーザー133人に調査！

LIMIA編集部では家電のプロへの取材だけでなく、ユーザーの皆さんにも炊飯器に対する調査をアンケートで実施！

結果としては、7割を超すユーザーが『象印』の製品を使っていると回答。また、使用している容量タイプは5（5.5）合が多いことが分かりました。

一般の方は、炎舞炊きといった炊き方にこだわりがあるメーカーの『象印』や、少ない家族構成でも多めに炊いて冷凍保存しやすい5（5.5）合炊きを選ぶ傾向にあるのかもしれません。

●実施期間：2021年5月19日（水）～2021年6月2日（水）
●対象：『LIMIA』のユーザー
●有効回答数：133件

炊飯器の選び方4ポイント

ここでは、家電＆お笑いのハイブリッド芸人 かじがやさんからのアドバイスをもとに炊飯器の選び方を紹介していきます！

この記事の監修者：家電芸人 かじがや卓哉さん

「iPhone芸人」「家電芸人」としてテレビやYouTubeなどで活躍。家電量販店で10年以上働いた経験があり、家電製品総合アドバイザーの資格を持つ。iPhone等に関して年間1,000件以上の質問を毎年受け、iPhoneとAndroidの本を7冊執筆。税理士の資格も保有している。

かじがや卓哉さん Twitter

【1】蓋やパーツを取り外せて手入れがしやすいか

使う頻度が多い炊飯器は、手入れのしやすさもポイントに。内蓋や内釜を取り外して洗うだけといったタイプや、スイッチのデコボコもなく本体自体がスッと拭きやすいフラットなタイプなどさまざま。

また、炊き込みごはんや匂いが気になる調理をしたときにも役立つ、クリーン機能が搭載されたタイプもあります。毎日使うものだからこそ、手軽なお手入れで済む炊飯器を選ぶのがおすすめですよ。

【2】銘柄炊き分け・多彩な調理ができる機能性

炊飯器には白米の炊飯だけでなく、お米の銘柄ごとに炊き方を変えて食感を複数の選択肢から選ぶことができる、炊き分け機能が搭載されているモデルもあります。

また、角煮や肉じゃがなど煮物が作れる機能、甘酒やパンが作れる発酵機能など、多彩で便利な調理機能がある場合も。

機能が豊富な炊飯器を選ぶと、時間がかかる料理もスイッチ1つで簡単にできて◎。レシピの幅も広がるのでおすすめですよ♪

【3】1度に炊きたい量より少し多めの容量を選ぶ

炊飯器の容量は、1〜2人暮らしなら3合、3〜5人暮らしなら5合、それ以上なら10合というのが大体の目安。

ですが、1度に炊きたい量より少し多めの容量を選ぶのもおすすめです！　なぜなら、お米は炊飯器の容量の8割程度にするとムラなく加熱され、おいしく炊けると言われているからです。

また、炊いてすぐに冷凍保存するといった2人で暮らす家庭の場合も、1度にたくさん炊けて余裕のある5合炊きがおすすめですよ。

【4】好みの食感が期待できる加熱方式

加熱方式1．【IH】は内釜の全体を発熱させて、炊きムラを軽減しやすくする

IHは圧力をかけないため1粒1粒が潰されず、内釜全体を発熱させることでムラなく炊きあげます。粒立ちがよく、やや硬めに炊きあがるのが特徴です。また、圧力IHに比べると価格は控えめ。どちらかで迷ったときは、価格と炊き上がりのバランスがよく比較的コスパの高いIHが◎。

加熱方式2．【圧力IH】は火加減がむずかしい玄米も、手軽においしく炊ける

高級ラインの炊飯器に多く採用されている圧力IHは、内釜に圧力をかけてお米の芯までしっかり加熱し高温＆短時間で炊きあげます。粘り気があってどちらかといえば柔らかめの炊き上がりで、雑穀米や玄米などをよく食べる方にも◎。

加熱方式3．【マイコン】は火力が弱いが、シンプル機能で使いやすい

マイコンはIHに比べ火力が弱く、炊飯に時間がかかったり加熱ムラができたりする場合も。しかし、最近は性能も向上しています。また、加熱方式がマイコンのモデルは機能がシンプルで比較的リーズナブル。

炊飯器のおすすめメーカー5社

ここでは、人気の炊飯器メーカー『象印』『タイガー』『パナソニック』『バルミューダ』『バーミキュラ』5社の特徴を解説していきます！

象印（ZOJIRUSHI）は複数設置したIHヒーターで、かまどの炎を再現

『象印』の炊飯器で特徴的なのは、”かまど”の炎の動きに着目した炊飯方法の炎舞炊きです。複数設置されたIHヒーターの大火力で、部分的な集中加熱を再現しています。その結果、炎が揺れながら釜底にあたることで部分的に加熱され、複雑な対流を起こす”かまど”に近づくことに成功。

ネーミング通り、炎でお米を舞い上がらせて炊きあげる炊飯方法で炊きムラが軽減され、ふっくらとしたお米が味わえます。

タイガー（TIGER）は内釜の素材に強いこだわりがある

『タイガー』の最大の特徴は内釜に「本物の土鍋」を使っていること。蓄熱性の高さや遠赤外線効果に加え、土鍋の表面の細かい凸凹から発生する「泡」がおいしいごはんを炊くための重要な役割を担っています。

土鍋から出る細かい泡がお米を包み、粒の間でクッションとなることでお米を傷付けにくくおいしさを閉じ込めて炊き上げます。

パナソニック（Panasonic）は220℃の高温スチームで甘さを出す

パナソニック（Panasonic）は独自機能を搭載した炊飯器が多いのが特徴で「220℃高温スチーム」機能も、そのうちの1つです。

220℃の高温スチームを噴射し加熱することで、旨みを引き出してから閉じ込めるようにコーティング。お米の芯まで高温スチームによる熱が加わることで、噛むほどに甘みのある味わいが期待できます。

バルミューダ（BALMUDA）は蒸気を利用しふっくら炊きあげる

『バルミューダ』の炊飯器は、蒸気を利用してお米を炊く珍しい炊飯方式が特徴です。お米の入った内釜に加え、外側にもうひとつの釜があり、そこに入れた水で蒸気を発生させて蒸しながら炊いていきます。

高火力による激しい対流でお米を躍らせる他のメーカーとは真逆で、米を動かさず、傷付けないようにやさしく炊くという発想のもとに生まれた炊飯方式です。

バーミキュラ（VERMICULAR）は無水調理の原理でじっくり加熱

『バーミキュラ』の炊飯器は、無水調理がおいしいと評判のホーロー鍋の技術を内釜に応用。無水調理の原理で、蒸気を閉じ込めじっくりと加熱しお米をふっくらと炊きあげます。

また、ほかの製品とちがって保温機能がない点も特徴的。炊きたてを味わいたい方には特に、おすすめです。

炊飯器のおすすめ商品18選

ここからは、3合（3.5）、5（5.5）合、10合（一升）など容量ごとにおすすめの炊飯器を紹介！

家電芸人 かじがや卓哉さんから聞いたトレンド機能や選び方のポイント、ユーザー133人からのアンケートの結果から分かった人気メーカー、楽天の口コミなどをもとに編集部が総合評価したので、ぜひチェックしてみてくださいね。

おすすめの5合（5.5）炊き炊飯器

おすすめの3合（3.5 ）炊き炊飯器

▼3号炊きのおすすめ炊飯器をもっと見る！

おすすめの一升炊き（10合）炊き炊飯器

【番外編】時短でおいしいガス炊飯器もおすすめ

今回の記事では電気炊飯器のおすすめ商品を紹介しましたが、ガスを使って炊くガス炊飯器もおすすめ。直火の力で電気炊飯器よりも短時間で炊飯でき、炊きあがったごはんもおいしいと評判です。

オール電化の場合は、ガスが使える環境に整えなければならないデメリットも。ですが、「ガス炊飯器しか使いたくない！」というファンもいるほどの人気なので、気になる方は検討してみるのも◎。

炊飯器のおすすめ商品比較一覧表

炊飯器でお米の味はどう変わる？LIMIA編集部スタッフが食べ比べ

ここでは、本記事で紹介した（5(5.5)号炊き）の炊飯器3種類で、編集部スタッフが食べ比べをおこなった検証結果を発表していきます。

気になる検証内容は、無洗米（コシヒカリブレンド）を3合ずつ炊いて「炊きたて」「冷ごはん」「保温」などタイミングをずらして味の検証。

さらに、炊飯する際のタッチパネルや液晶画面の使い勝手から「操作のしやすさ」、内釜や内蓋の取り外しや実際に洗うことで「手入れのしやすさ」を検証しました。

※『バーミキュラ』のみ保温での検証はしていません。

【象印】 NW-PS10-WZ 炎舞炊き 5.5合

『象印』から発売されている、5（5.5）合炊きのの加圧IH炊飯器『 NW-PS10-WZ 炎舞炊き』。

炊飯コースは「ふつう」を選択し、58分後に炊きあがったごはんから実食してみました！

おすすめの炊飯器の検証1．炊きたて

炊きあがったごはんの見た目は、ふっくらとしていて粒が立っている＆ツヤも少しある印象。味は、噛むほどにお米の甘味が感じられて、芯までしっかり熱が通っているからこそだなと感じました。

食感は、やわらかすぎず硬くもなくちょうどよくて◎。

炊き上がりのしっかりとした粒感の見た目とは反対に、かき混ぜると「やわらかい」印象を受けました。

また、『炎舞炊き』のネーミングからは想像がつかないほど、炊飯中は静かで驚きました。

おすすめの炊飯器の検証2．冷ご飯（2時間経過）

炊きあがったごはんを、お皿によそい2時間経ったタイミングで食べてみました。見た目は、べチャーっとした印象で水分を含みすぎたように見えます。

味は炊きたてと変わらず、おいしいままですが甘味が減った印象。噛んでも甘味は増さず……。

また、食感は硬さがあり、炊き上がり時のちょうどいい加減は残っていませんでした。

おすすめの炊飯器の検証3．保温（4時間経過）

炊き上がりから4時間ほど保温したごはんを食べてみました。見た目は黄ばみといった色の変化はないものの、ツヤが弱まり保温したなという印象。

味は甘味が減ったものの、おいしさは保たれていました。食感は、口に入れた瞬間に少しの硬さを感じましたが、やわらさは保たれていたので好印象です。

おすすめの炊飯器の検証4．操作のしやすさ

炊飯モードを選択するとき機能が多くてパッと分からず少し戸惑いましたが、スムーズに操作できました。ボタンや液晶画面も見やすく、分かりやすくてグッド！　

ただ、液晶画面に表示されている文字が詰まり過ぎていて読みづらく、少し残念な印象です。

おすすめの炊飯器の検証5．手入れのしやすさ

内釜や内蓋が取り外せるので洗いやすく、手入れはしやすかったです。保温後のお米のこびり付きもなく、スポンジで洗う際もスルっと洗えました。

スポンジにお米が付きすぎることもなくて◎。ただ、内蓋をセットするときに説明書を見てもスムーズにいかず困惑しました……。

【パナソニック】スチーム&可変圧力IH 大火力おどり炊き SR-VSX101　5.5合

『パナソニック』から発売されている、5（5.5）合炊きのスチーム&可変圧力IH炊飯器『大火力おどり炊き SR-VSX101』。

炊飯コースは「ふつう」を選択し、48分後に炊きあがったごはんから実食してみました！

おすすめの炊飯器の検証1．炊きたて

炊きあがったごはんを見た瞬間、全体がツヤめき輝いている印象を受けました。お米の1粒1粒の表面がコーティングされていて「キレイ」という言葉が似合います。

味は口にいれて噛まずとも舌から甘さが感じられるほどで、とてもおいしく旨みが凝縮されている印象。食感は、少しやわらかめで噛みやすくて◎でした。

しゃもじでかき混ぜる際は食感と違い、しっかりした感触を感じました。

おすすめの炊飯器の検証2．冷ご飯（2時間経過）

炊きあがったごはんを、お皿によそい2時間経ったタイミングで食べてみました。見た目は、全体的にツヤも保ったままで粒もしっかりふっくらしたままです。

味は炊きたてと変わらず、おいしいままで甘味なども減った印象がなく感動。食感は少し硬さがあり、水分量が減った印象を受けましたが、さほど大きな変化はありませんでした。

おすすめの炊飯器の検証3．保温（4時間経過）

炊き上がりから4時間ほど保温したごはんを食べてみました。見た目は炊きたてと変わらずツヤもあり保温だということを疑いたくなる印象。

味は甘味がほんの少し減ったものの、炊きたてと変わらないおいしさ。食感は、やわらさや水分量も保たれていて期待を上回る好印象です。

編集部スタッフ複数から「買い替えるなら、この機種」といった声が挙がるほど人気の炊飯器でした。

おすすめの炊飯器の検証4．操作のしやすさ

操作の際にはボタンとタッチパネルどちらも使えますが、どちらも見やすくて分かりやすく使い勝手がいい印象。

普段使いする「炊飯」「保温」「取消」の3つはボタンなので、忙しくてもスッと押すことができて◎。また、銘柄や食感などの細かい機能はタッチパネル内に表示されていて見た目もシンプルでグッド。

「サッと炊飯したい」「銘柄や所感にこだわって炊飯したい」など、操作の使い分けが可能になる便利さも魅力的。タッチパネル内の文字は見やすく反応もいいので、スムーズに使えて◎ですよ。

おすすめの炊飯器の検証5．手入れのしやすさ

ダイヤモンド釜を使用していて、とても軽くシンクに持ち運ぶときも非常にラクでした。また、洗う際にも内釜のこびり付きがなく検証した機種のなかでは1番洗いやすかったです。

内蓋の取り外しもスムーズにおこなえたので、総合的な満足度は100点に近くて◎。

【バーミキュラ】ライスポット RP23A-SV 5合

『バーミキュラ』から発売されている、5（5.5）合炊きのIH炊飯器『ライスポット RP23A-SV 』。

炊飯コースは「ふつう」を選択し、約1時間後に炊きあがったごはんから実食してみました！

おすすめの炊飯器の検証1．炊きたて

炊きたてのごはんの見た目は、粒がしっかり立っている印象です。ツヤがあまり感じられませんでしたが、鋳物ホーロー素材のライスポットとお米が上品にマッチしていて見た目のよさは◎。

気になるごはんの味は、甘さがなく少し期待外れな印象。また、お米全体に芯が残っていて食感は硬めに感じました。

おすすめの炊飯器の検証2．冷ご飯（2時間経過）

炊きあがったごはんを、お皿によそい2時間経ったタイミングで食べてみました。見た目は、全体的にしっかりと、粒立ちを保っています。

また、驚いたのが味です。炊きたてとは打って変わり、甘さがでていました。噛めば噛むほどに甘さがでて鋳物ホーロー鍋で丁寧に炊いたお米のおいしさを感じられました。

残念だったのは、食感の硬さが増したことです。水分が少なく乾燥したような印象を受けました。

おすすめの炊飯器の検証3．操作のしやすさ

炊飯をするライスポットとセパレートされているIHヒーターでおこなう操作は、液晶パネル部分をタッチするだけと手軽。

炊飯時に選択するコースも分かりやすく、検証した3種類の中で1番迷わずスムーズに使えて◎。説明書を見なくても感覚的に操作できそうなほど、簡単でした。

おすすめの炊飯器の検証4．手入れのしやすさ

炊飯をおこなうライスポット部分は、鋳物ホーロー素材ゆえ非常に重くシンクへ持ち運ぶときは筋トレのようでした。

また、「手を滑らせて、落として割ってしまったらどうしよう」といった心配も。さらに、保温機能がないので炊いてから少しでも時間が経つとこびり付きが凄いことに……。

今回は、少し時間が経ってしまってから洗ったので苦労しました。

検証した結果、LIMIAがおすすめする炊飯器は『パナソニック』！

パナソニックの『大火力おどり炊き SR-VSX101』は、時間が経っても炊き上げの味がしっかりと保たれていて◎。

どのタイミングで食べてもおいしいといった理由で軍配が上がりました。値段は10万以上と高額ですが、値段に見合ったクオリティー＆期待を裏切らない味わいで使って損ナシ♪

もちろん、ほかの2種類の炊飯器にも高ポイントが！

象印の『NW-PS10-WZ 炎舞炊き』はネーミングとは逆に静かに炊き上げ、芯までしっかりと熱を通し甘さを感じられて◎。値段が5万円台と高コスパな点も魅力的です。

バーミキュラの『ライスポット RP23A』は、2時間ほど経った冷えたごはんには炊きたてよりも甘みを強く感じましたよ。

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※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※医療用ペースメーカーをお使いの方は、IH炊飯ジャーをご使用の際には医師とよくご相談の上お使いください。
※LIMIAの編集部が検証を行い、厳選した商品をご紹介しています。
※記載しているカラーバリエーションは、2022年4月現在のものです。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2022年4月）に基づいたものです。
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