蜂の巣はすぐに大きくなる?1日の成長スピードや駆除方法を解説
自宅や生活圏内で蜂の巣を発見したら、大きくなる前に早めの対処が大切。蜂の巣が大きくなるスピードと、駆除のタイミングや方法を解説します。
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蜂の巣はどれくらいでできる?1年間の成長サイクルを紹介
- 1.春先の4〜5月が巣作り始めの時期
- 2.5月下旬〜6月は巣作り途中の段階
- 3.7月〜9月が危険!活動のピークはこの季節
- 4.9月下旬〜10月は終息へ向かう期間
- 5.11月〜3月は女王蜂が冬眠する時期
それではさっそく、蜂の巣がどのくらいで大きくなるのかを紹介します。成長過程は、シーズンごとの5段階に分けられます。それぞれ以下の順に解説していきます。
1. 春先の4〜5月頃が巣作り始めの時期
4〜5月頃が蜂が巣を作り始める時期です。最初は冬眠から目覚めたばかりの女王蜂が、1匹だけで巣を作ります。ミツバチを除く、他の種類の働き蜂は、越冬できません。
この時期の女王蜂は、攻撃性が低く、蜂の巣サイズも約4〜6cmと小さいのが特徴。そのため、春先シーズンが蜂の巣駆除の狙い目です!
春先の女王蜂は大忙しのシーズンなため、比較的おとなしいです。越冬後まもないため体力が衰えている中、巣を作りながら、餌の調達や産卵も、女王蜂がすべて同時に行います。
2. 5月下旬〜6月は巣作り途中の段階
5月下旬〜6月頃は巣作り途中の段階ですが、蜂の巣の成長スピードが加速します。孵化した働き蜂が、巣作りに加わります。蜂の巣のサイズは約10〜15cmへと次第に変化していきます。
3. 7月〜9月が危険!活動のピークはこの季節
7月〜9月は蜂の巣作りのピークを迎えます。働き蜂の数が増え、女王蜂は産卵に専念するため、蜂の巣の成長スピードが一気に加速。このシーズンに蜂の巣に近寄るのは危険です!
女王蜂が産卵期に入り、蜂の数が急増。成長した働き蜂が、それぞれ役割分担をしながら、蜂の巣を作り続けます。蜂の巣は1ヶ月で約30cmほど成長し、スズメ蜂の巣は、90cmほどまで大きくなる場合もあるので、注意が必要です。
4. 9月下旬〜10月は終息へ向かう期間
9月下旬〜10月頃から働き蜂の活動は徐々に終息へ向かいます。ですが、蜂にとって大切なシーズンのため、防衛心が強まり、攻撃性が極めて高いです。
蜂の巣の中には、約100〜1,000匹の働き蜂が生活しているので、蜂の巣に近寄るのは大変危険です!次に越冬する新女王蜂が生まれ、他の働き蜂は、大きく成長した巣を守ろうとします。
5. 11月〜3月は女王蜂が冬眠する時期
11月頃から、新女王蜂の冬眠する時期に入ります。働き蜂や女王蜂は巣の外で息絶えますが、新女王蜂だけが土や朽木の中で越冬するのです。冬のシーズンでは、蜂の巣の中が空っぽになるので、安全に駆除できます。
スズメバチやアシナガバチはこの時期に息絶えますが、ミツバチは働き蜂も越冬するので、冬シーズンも注意が必要です!
蜂の巣が大きくなるスピード
蜂の巣が大きくなるスピードは、時期によって大きく異なります。蜂の巣の作り始めは、ゆっくりと成長。働き蜂が増えるにつれて、次第に蜂の巣の成長スピードが加速します。成長スピードは2パターンに分けられるのが特徴です。
最初は女王蜂だけでゆっくり成長
蜂の巣の作り始めは、ゆっくりと成長していきます。季節でいうと4月〜5月のちょうど春先頃。この時期は、冬眠から目覚めた女王蜂が、1匹だけで巣を作ります。まだ働き蜂がいないので、蜂の巣の成長スピードは遅く、サイズも約4〜6cmほどと小さいです。
働き蜂が増えると1ヶ月で約30㎝以上も成長
女王蜂が卵を生み、孵化した幼虫が育つ6月〜8月の時期から、蜂の巣の成長スピードが一気に加速していきます。最初は約5cmほどのサイズだった巣も、1ヶ月で約30cm以上に成長する場合もあります。
単純計算で1日に1cmのスピードで蜂の巣は成長していくのです。働き蜂が増えるにつれてすぐに大きくなるので、注意が必要です。
蜂の巣の種類と特徴
スズメバチ | アシナガバチ | ミツバチ |
|
蜂の特徴 | ・身体はオレンジ色 ・大きさは約1.5cm〜3cm ・オオスズメバチの場合、約2.5cm〜4.5cm ・攻撃性や針の毒性が強い | ・身体は黄色 ・大きさは約2cm ・細長い足と身体 ・スズメバチよりは攻撃性や毒性は弱いが、巣の周りは注意が必要 | ・身体は丸く、体毛がある ・大きさは約1cm ・基本的にはおとなしい ・1度刺すと、針と身体の一部がちぎれて息絶えてしまう |
巣の特徴 | ・球体、半円形、または フラスコ型 ・出入り口は1か所 ・大きくなると約80cm〜90cmになる場合あり | ・シャワーヘッド型 ・大きくなると約15cmー20cmまで成長する場合あり | ・板型 ・大きくなると約1mほど成長する場合あり |
駆除のタイミング | ・4月〜5月の春先 ・11月以降で巣が空っぽの冬 | ・4月〜5月の春先 ・11月以降で巣が空っぽの冬 | ・生活圏でなければ、駆除しなくてもOK ・冬も活動するので注意 |
駆除する必要がある蜂の巣は、大きく3種類あります。スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの蜂の巣は注意が必要です。これらの蜂に共通するのは、人を攻撃するリスクがあることです。
蜂の巣はなぜできる?原因と蜂の巣ができやすい場所とは
蜂の巣がなぜできるか、その原因は、蜂が巣作りの場として好む環境だからです。蜂の巣ができやすい環境は、以下の条件があげられます。
- 閉鎖された空間
- 餌の捕獲ができる場所
蜂が巣作りの際、閉鎖空間を選ぶのには理由があります。雨や風を防げる環境でないといけないからです。蜂は雨に弱く、羽が濡れてしまうと飛行しづらくなるのが特徴。蜂の巣も湿気に弱いので、閉鎖空間は、蜂にとって安全な場所といえるでしょう。
餌の捕獲が可能な場所も、蜂は好んで巣を作ります。蜂の餌となる虫がたくさんいる所では、餌を巣に届けやすいからです。これら2つ条件を満たす場所が生活圏内の場合は、要注意です。
蜂の巣を駆除する方法
- 自分で駆除する
- 業者に依頼する
蜂の巣を駆除する方法を2つ紹介します。
自分で駆除する
1つ目は、「自分で駆除する」方法です。蜂の巣の直径が約5cmくらいまでの小さいタイミングであれば、駆除しやすいものの、特にスズメバチの場合は危険が伴います。
どうしても自力で駆除する必要がある場合、好ましいタイミングは、4月〜5月の春先か、11月以降の冬です。
4月〜5月は、女王蜂だけで巣を作り、サイズも小さいので比較的簡単に除去できます。11月以降、働き蜂が全滅し、女王蜂も冬眠する時期。空き巣のため、もろく壊れやすいのが特徴です。冬は一年の中でも駆除に適しています。
自力で駆除する際に必要なもの
- 殺虫剤
- 蜂の針に貫通されない長袖の作業着
- 作業着の上に着る雨具
- 除去した蜂の巣を入れるビニール袋
駆除を業者に依頼する
ハチ駆除110番
2つ目の駆除方法は、業者に依頼する方法。蜂の巣が小さい時期は自分でも駆除する場合でも比較的リスクは低いですが、スズメバチやアシナガバチは攻撃性が高く、危険です。
自力で行うのが不安な方は、専門業者に依頼して駆除してもらうのがおすすめ。
「ハチ110番」</a>めは、スズメバチは11,1000円(税込)から、アシナガバチは8,800円(税込)から、ミツバチは11,000円(税込)から依頼が可能。電話での相談は24時間365日受付中のため、ハチの駆除に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
※巣の場所がわからない、取り出せない・高所などの特別な場合別途料金がかかる場合があります
ハチ駆除バディ
「ハチ駆除バディ」は、ミツバチやスズメバチなどの駆除を専門に行うハチ駆除サービスです。
8年以上にわたってハチや蜂の巣を駆除してきた経験と実績をもとに、最短即日の迅速な対応をしてくれます。相談・出張・見積もりは無料で、4,400円(税込)から依頼が可能。戻りバチ対策を含めたアフターケアも充実しています。
電話かWebフォームから無料相談ができるので、ハチや蜂の巣に困っている方は相談してみてください。
蜂の巣駆除業者に依頼するメリットとは?
蜂の巣業者に依頼するメリットは、怪我のリスクがなく、確実に駆除できる点です。
先ほども述べましたが、4月〜5月の春先は蜂の数も少なく、サイズも小さいのが特徴。その状態のまま放っておくと、夏までに大きく成長してしまい、より危険です。巣のサイズが小さいうちに、業者に依頼すれば安価で済む場合があります。
もう1つのメリットは、事前見積もりができる点です。実際に業者に駆除を依頼する前の段階で、業者の方に来てもらい、査定してもらいます。その後に、見積もり価格が決定。見積もりが決まってから、実際に依頼するかどうかを決められます。
逆に、こういったプロセスを踏まない業者は、不当に高額な請求をしてくる可能性もあるので注意しましょう。
蜂の巣が大きくなる前に駆除しよう!
今回は蜂の巣が大きくなる時期や蜂の巣を駆除する方法について紹介しました。蜂の巣が大きくなる前に、駆除することが重要です。不安な方は、プロに任せることをおすすめします!
蜂の巣に関する記事をチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年4月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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