農薬の処分方法と注意点まとめ!ゴミに出せるの?埋めてもいいの?などの疑問を解決
農薬の処分方法と注意点をご紹介します!家庭菜園で野菜をつくったりガーデニングで花を育てたり、最近では自宅の庭やベランダでちょっとした園芸を楽しむ人も増えています。そんなときに困るのが、余ってしまった農薬の捨て方です。そんな問題をスッキリ解決できるように、一般家庭での農薬の処分方法と注意点を併せてお届けしているので、ぜひ参考にしてみてください。
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農薬は家庭ごみとして処分できない
たとえ家庭で使うような少量の農薬であっても、それを一般的な家庭ごみとして処分することはできません。
農薬は、使っている人が事業者か一般かにより取り扱いが異なるので注意が必要です。一般の場合農薬は一般廃棄物と見なされ、その法令や規定に則った処分が必要になります。
しかし、事業用の農薬でなくても、処分する量が大量だと産業廃棄物と見なされる可能性があります。
そのため、今回処分したい農薬が一般廃棄物なのか産業廃棄物になるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
むやみに処分すると、知らないうちに法令に違反してしまう可能性もあるので注意が必要です。
少量の農薬なら使い切りましょう!
家庭で使用するような少量の農薬であれば、庭など自分の敷地内に散布して使い切りましょう。
家庭用の農薬の多くは有機物で作られているため、土の中で分解されていきます。そのため、少量の農薬であれば、土壌汚染や環境汚染につながる可能性もほとんどありません。
しかし、農薬の量があまりにも多いときは、土壌や環境に何らかの影響があるかもしれないので、産業廃棄物として処理する必要があります。
農薬を買う際は計画的に少量ずつ購入しましょう。
少量の農薬でも流すのはNG!
たとえ家庭で使うような少量の農薬であっても、排水や河川などに流すのはNGです。
農薬は薬品なので、水に流しても分解されることはありません。川や池などの水が農薬に汚染されて、深刻な環境トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。
また、河川などに流したことが発覚した場合、法令違反により罰金刑が課せられる可能性もあります。
農薬の正しい処分方法3つ
できるだけ使いきるようにするにする農薬ですが、どうしても余ってしまうこともあります。そんなときは、これから紹介する方法で不要な農薬を処分するようにしましょう。
【1】自治体に回収してもらう
不要な農薬を自治体で回収してもらえることがあります。回収方法や具体的なルールは自治体ごとに異なるので、あらかじめ公式サイトで確認するか電話相談窓口に問い合わせるなどして、お住まいの地域の自治体に確認してみましょう。
また、自治体によっては回収を行っていないケースもあるのでご注意ください。
【2】JA(農協)に回収してもらう
全国各地にあるJA(農協)では、不要になった農薬を有料で回収している場合もあります。回収費用やルールはその市区町村の農協により異なりますが、だいたい1kgあたり300円〜500円程度となります。
農薬の入っていた容器も有料で回収してくれるので、お近くのJAの情報を確認してみましょう。
【3】産業廃棄物処理業者に回収してもらう
大量に廃棄する農薬がある場合など、一般廃棄物ではなく産業廃棄物にみなされる農薬は、産業廃棄物処理の認可を受けている業者に回収してもらう必要があります。
ひとくちに産業廃棄物処理業者と言っても、不法投棄をしているような悪徳業者もあるので、都道府県や市区町村から認定を受けている業者に依頼するのがおすすめです。認定を受けている業者は、インターネットでも探すことができます。
農薬の容器はどうやって処分する?
農薬だけでなく、入っていた容器も気軽に捨ててはいけないので注意が必要です。
容器内に農薬が残っている場合は、まず、農薬自体を正しく処分し容器を空にします。その後、容器の洗浄や分別をしますが、その方法やルールは各自治体によって異なります。各地方自治体のルールに従って正しく分別して廃棄しましょう。
JA(農協)では容器も農薬と一緒に有料で回収している場合もあるので、そこに依頼するのもひとつの方法です。
農薬の処分費用の目安
農薬を処分する方法 | 費用目安 |
自治体 | 無料回収を行う地域もある |
JA(農協) | 1kgあたり300〜500円程度 |
産業廃棄物処理業者 | 業者により大きく異なる |
農薬処分のおおまかな費用は、処分方法やお住まいの地域によって異なります。
JA(農協)に農薬の処分を依頼する場合、1kgあたり200〜500円程度で回収してるようですが、薬品の種類によっても処分費用が異なるので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
なお、農薬の入っていた容器も有料で回収してくれるので、容器ごと不要な農薬を処分するのに便利です。
産業廃棄物処理業者は、業者により処理にかかる大まかな費用が大きく異なります。瓶1本あたり500〜1,000円程度で処理できることもあれば、1万円を超えてしまうこともあります。
自治体に回収をお願いするケースでは、無料で回収してくれる場合もあるので、お住まいの地域の自治体のホームページで確認してみましょう。
農薬を処分する際の注意点まとめ
●家庭用の一般ごみには捨てられない
●農薬が入っていた容器は、各自治体のルールに従って洗浄してから捨てる
●排水や河川に流すのはNG
●少量の家庭菜園用農薬なら自分の敷地内で散布して使い切る
●業者に処分を依頼する際は、都道府県や市区町村に認可を受けた業者に依頼するようにする
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また、登録している事業者は全国にいるため、サービス毎の対応エリアが広いのも魅力の一つ。
不用品の処分にお困りの人は、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。
農薬の処分に関するQ&A
Q1. 農薬の有効期限は?
A. 容器のラベルに有効期限が記載されています。
農薬の有効期限は容器のラベルに記載されています。有効期限が切れた農薬は使用しないようにしてください。
また、水で希釈した農薬はその日の内に使い切るのが原則です。 散布の都度、使いきれる量だけ農薬を薄めて使うようにしましょう。
Q2. 農薬の保管方法は?
A. 直射日光が当たらない涼しく乾燥した場所で、密閉・密封して保管します。
農薬は、直射日光が当たらない涼しく乾燥した場所で、密閉・密封して保管します。引火しやすい薬品もあるので、火の気がない場所であることも大切です。
また、他の容器に移し替えることは誤飲やご使用の原因となるので、絶対にしないようにしましょう。
Q3. 野菜の殺虫剤の捨て方は?
A. 地域の自治体が定めたルールに従って処分しましょう。
家庭菜園用の殺虫剤は、お住まいの地域の自治体が定めたルールに従って捨てるようにしましょう。
園芸用殺虫剤が入っていた容器は、入っている殺虫座を正しく処分した後の容器は、各自治体のルールに従って一般ゴミに出すことも可能です。
不用品処分に関するその他の記事はこちら
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年3月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
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