コウモリはなぜ哺乳類?理由やその生態についても詳しく解説

コウモリは飛ぶので鳥類と思われがちですが、哺乳類に分類されます。本記事ではコウモリがなぜ哺乳類に分類されるかという理由に加え、生態や被害も詳しくご紹介します。

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コウモリは哺乳類に分類される!なぜ空を飛べるのか?

コウモリは翼を広げて空を飛ぶ動物です。そのため鳥類と思われがちですが、実は哺乳網翼手目(よくしゅもく)に属するれっきとした哺乳類です。前肢が飛行に適した形に進化しましたが、鳥類とは全く異なる翼の構造をしています。

皮膚が毛で覆われていることや歯が生えていることなども大きな特徴です。毛の成分が鳥類とは大きく違い、また翼が羽毛ではなく膜でできているので、この点も鳥類に分類されない理由です。

さらに鳥類は子孫を残すときに卵を産みますが、コウモリは哺乳類なので赤ちゃんを産みます。お腹の中で赤ちゃんを育てる期間があり母乳で育てることからも、人間や他の哺乳類の動物と共通しているといえるでしょう。

身近なアブラコウモリの生態とは?

日本の家屋の周りに生息するコウモリの多くは、アブラコウモリという品種です。積極的に人を噛んだり襲ったりしない大人しい性格で、約1~2cmほどの小さな隙間から侵入してきます。見た目は黒褐色やこげ茶色をしており、体長は約5cmとあまり大きくありません。

日の当たらない、軒下や屋根裏など人目に付きにくい場所を好んで生息します。夜行性で気温約25℃くらいの環境を好み、4~10月ごろに活発になり11~2月ごろには冬眠するのも、哺乳類であるコウモリならではの特徴です。

コウモリが家にいたらどうする?

  • 鳥獣保護管理法により捕獲は禁止
  • フンも含め直接的な接触は避ける

コウモリが家に住み着くと、ふんや尿などで家屋に被害が出る可能性があります。

様々な病原菌を媒介し、日本では人に感染した例はないですが、海外では感染症の報告もある(※)ため、接触するのは避け早めに対策をとるのが良いでしょう。

ただし資格や許可がないままコウモリを殺傷・捕獲することは鳥獣保護法で禁止されています。自分で対策するときは、直接触らず忌避剤で追い出し、再び侵入させないようにするのがポイントです。

※参考:公益社団法人 日本獣医学会
※参考:厚生労働省 検疫所

自分でできるコウモリ対策

コウモリを自分で追い出して駆除する前には、まず装備を揃える必要があります。不衛生な場所なので防塵マスクや手袋を装着し、汚れても良い服装で作業することがポイントです。

身に付けるものの他に、コウモリを追い出す忌避剤や寄生虫を駆除する殺虫剤、隙間をふさぐパテなどが必要です。また巣の周りを除菌・消臭するために、アルコール消毒液も用意しておきましょう。

【1】巣の場所を特定する

初めに、コウモリの巣がどこにあるのか特定することが大切です。コウモリは日の当たらない場所を好むので、軒下や壁の隙間、換気口・室外機の隙間などに潜んでいることが多いとされます。

この周辺にコウモリのフンが落ちていないか確認し、巣の場所を特定しましょう。ただしフンを見つけたとしても、直接触れたり周囲のホコリを吸い込んだりしないよう注意してください。

【2】住み着いている場所から追い出す

コウモリの巣の場所を特定したら、市販の忌避剤を使って追い出します。初めて駆除する方はスプレータイプが扱いやすいでしょう。ホームセンターで簡単に購入でき、コウモリの苦手なハッカの香りを使用しています。

他にも広い空間に適した燻煙タイプや、持続力のあるジェルタイプなど色々なタイプが揃っています。

【3】掃除や消毒をする

コウモリを追い出したら、忘れずに巣の場所周辺を消毒・消臭しましょう。市販のアルコールスプレーや塩素系漂白剤を希釈してたものを使います。

また、素手では触らず、周辺のホコリも吸い込まないように注意してください。しっかりと装備を身に付けた上で、アルコールスプレーを大量に吹きかけて消毒するのがポイントです。

【4】侵入口を塞ぐ

コウモリが再び発生するのを防ぐために、侵入口となる隙間を塞ぐことも大切なステップです。例えば目の細かい金網や排水口ネットで塞いだり、ガムテープや市販のパテなどで埋めたりしましょう。

ただし作業が難しい場所だったら無理をせず、自力で行うよりも確実に再発防止してくれる駆除業者に相談してみてください

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※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

コウモリは哺乳類!生態を捉えて対策しよう

コウモリがなぜ哺乳類に分類されるのか、その理由や生態など詳しく紹介しました。飛べる哺乳類であるコウモリは、生活圏に発生すると被害を及ぼす可能性もあります。ぜひこの記事を参考に、駆除や対策をしてみてください。

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※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年2月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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