地蜂とは？駆除方法や特徴・性質を紹介！

地蜂とはクロスズメバチのこと

地蜂とはスズメバチの一種であるクロスズメバチのことです。

クロスズメバチは地中に巣をつくる性質があることから、地蜂と呼ばれ、地域によってはヘボ、スガレ、タカブといった呼ばれ方をします。

黒い体に白い縞模様が特徴で、体長は約11〜18mmほどで、スズメバチの中でも小型の部類です。

地蜂の特徴

地蜂と呼ばれるクロスズメバチは全国各地に生息しており、どこでも見かける可能性がある蜂です。

その特徴や毒性について紹介していきます。出会ってしまった時に慌てないよう、生態を知っておきましょう。

攻撃性は低い

クロスズメバチは攻撃性は低いため、刺激をしない限り襲ってくることはありません。ですが地中に巣を作るため、知らずに近づいてしまい攻撃されることがあります。

また地面だけではなく、家の軒下や床下など雨風が凌げる場所であれば巣が作られている可能性があるため、近づかないように注意しましょう。

巣の大きさは25〜40cmほどで、色は白く、下部が膨らんだ丸い形です。地中にある場合は確認できませんが、見かけた場合は注意しましょう。

毒性は低いがアナフィラキシーショックに注意

スズメバチの一種であるクロスズメバチですが、意外にも毒性は高くありません。しかし蜂の毒によるアナフィラキシーショックには注意が必要です。

アナフィラキシーショックとは毒に対するアレルギー反応のことで、全身の発疹や呼吸困難、意識障害などを引き起こします。

食品アレルギーや薬剤の影響でも起こる反応で、非常に危険なため注意が必要です。クロスズメバチに刺された時に異常が見られたら、すぐに病院にいきましょう。

巣の場所

地蜂はその名の通り、地面や地中に巣を作ることで知られていますが、決して土の中だけではありません。

雨や風を防ぐことができ、餌が近くにあるとされる場所であれば、どこにでも作る可能性があり、主に屋根裏や軒下などで巣が発見されています。

活動時期は春ごろがメイン

地蜂は、春先から夏が終わる頃までをメインに活動をしています。その期間に、女王蜂は次々と卵を産み、働き蜂を量産していくため、短い期間で巣の大きさは6倍ほどに巨大化していきます。

また、働き蜂の活動が活発になる夏ごろは、巣を守ろうとする意識が高いため攻撃性が高くなっており、むやみに巣に近づくと刺されるリスクも高くなっています。

地蜂の幼虫は食用にされることも

地蜂の幼虫は食用として流通もしており、一部の地域では多くの人に食べられている馴染みのある食材です。

長野県や岐阜県をはじめとし、静岡県・山梨県・愛知県・栃木県・宮崎県などでは、黒スズメバチの幼虫を「蜂の子」と呼び、主に甘露煮（醤油やみりんに、多めの砂糖や水飴などを加えた汁で煮つめたもの）にしたり、「へぼめし」と呼ばれる炊き込みご飯にしたりして食べられています。

非常に栄養価が高いことから、古代には貴重なたんぱく源として常食されていたとされており、現代においても、高級珍味として缶詰などがよく販売されています。

地蜂に遭遇したら刺激しないことが重要

クロスズメバチに遭遇した時は刺激せず、静かにその場から離れてください。

遭遇した時の対処方法についてまとめました。

クロスズメバチは嗅覚が鋭いため、甘い香りがするに反応して近づいてきます。蜂がいそうな場所に行く場合は、香水や整髪料は付けないようにしましょう。

地蜂の巣の駆除方法

クロスズメバチの巣を自分で駆除することは危険を伴うため、おすすめしません。

特に春ごろから夏にかけては活動が活発で、1つの巣に対して蜂の数も多く、攻撃性が高くなっている場合もあるため、素人が駆除をすることは危険を伴います。

見つけた場合は、むやみに自分で解決しようとせず、駆除業者へ連絡してください。

地蜂の巣の駆除はプロに任せよう

ハチ110番

地蜂の巣の駆除を頼みたい場合は、「ハチ110番」の利用がおすすめです。

料金は出張費込みでスズメバチ1,1000円（税込）～、アシナガバチ8,800円（税込）～、ミツバチ11,000円（税込）〜依頼が可能です。

電話でのご相談は24時間365日受付中のため、地蜂にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
※巣の場所がわからない、取り出せない・高所などの特別な場合別途料金がかかる場合があります

ハチ駆除バディ

「ハチ駆除バディ」は、ミツバチやスズメバチなどの駆除を専門に行うハチ駆除サービスです。

8年以上にわたってハチや蜂の巣を駆除してきた経験と実績をもとに、最短即日の迅速な対応をしてくれます。相談・出張・見積もりは無料で、4,400円（税込）から依頼が可能。戻りバチ対策を含めたアフターケアも充実しています。

電話かWebフォームから無料相談ができるので、ハチや蜂の巣に困っている方は相談してみてください。

地蜂は攻撃性や毒性が低いが注意が必要

スズメバチといった危険性が高い蜂に比べると、おとなしい性質の地蜂ですがあくまで蜂なので注意を怠らないことが重要です。

安易に駆除しようとして刺激すると、アナフィラキシーショックによって体に重大な危険が及ぶことがあります。

また地中に巣をつくることから、発見しにくく気付いたときには大きな巣が出来上がっていることが多いため、基本的にはプロに駆除をお願いしましょう。

地蜂を見つけた時はこの記事を参考に、安全に対処してください。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2022年12月）に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。