エアコンのカビ取りは自分で簡単にできる!原因や予防方法も
エアコン内部は高温多湿で、汚れが溜まりやすいため、カビが発生します。カビを放置しても問題ないということはなく、そのままにすると臭いや病気の原因になります。自分で黒カビなどを除去する掃除方法を紹介します。徹底的にキレイにしたいときにはエアコンクリーニングも検討してみましょう。
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エアコンにカビが生える原因
- 高温多湿な環境
- ホコリなどの汚れ
カビは70%以上の湿度と20〜30℃の温度に加えて、ホコリや汚れなどの栄養分があると発生しやすいです。
エアコンは冷暖房を使うと内部で結露が発生し湿度が上昇します。また。室内の空気を取り込んで温度調節を行うエアコンは、ホコリなどの汚れも溜まりやすく、温度もカビにとって快適な温度に保たれます。
このようにカビにとって快適に過ごせる条件がエアコンに揃ってしまうため、エアコン内部にはカビが生えやすいのです。
エアコンのカビを自分で掃除してとる方法
エアコンのカビは自分で掃除することで、ある程度キレイにすることができます。ここでは、吹き出し口(ルーバー)やフィルター、フィン、シロッコファンの掃除方法を紹介します。
吹き出し口・ルーバーのカビ取り方法
吹き出し口の掃除には、掃除棒が必要なのであらかじめ作っておきましょう。作り方は簡単で、掃除棒は割り箸の先にキッチンペーパーを巻いて輪ゴムで留めるだけです。
吹き出し口の掃除方法は、メーカーによって異なる場合があります。取扱説明書をきちんと確認するようにしてください。
必要なもの
- 中性洗剤
- 掃除棒
- 雑巾
- タオル
- 掃除用手袋
- 45Lのビニール袋
- 養生テープ
掃除の手順
- 1.電源を落とし電源プラグを抜く
- 2.ビニール袋でエアコン周りを養生をする
- 3.吹き出し口を開ける
- 4.中性洗剤をつけた雑巾で拭く
- 5.掃除用手袋で細かな部分を拭く
- 6.指が届かない隙間は中性洗剤をつけた掃除棒で拭く
- 7.タオルで乾拭きをする
- 8.電源を入れて30分〜1時間送風運転をする
▼詳しい掃除方法はこちらをチェック!
フィルターのカビ取り方法
フィルターにホコリが溜まると、カビが発生しやすくなるだけでなく、エアコンの効きが悪くなる可能性があります。月に1~2回の掃除がおすすめです。
▼必要なもの
フィルターは汚れが溜まりやすい部品なので、こまめに掃除してカビの発生を防ぎましょう。フィルターの外し方や掃除方法は、メーカーによって異なるので、取扱説明書などを事前に確認してください。
必要なもの
- 掃除機
- いらない歯ブラシ
- 柔らかいスポンジ
- タオル
- ゴム手袋
- 45Lのビニール袋
- 養生テープ
- 薄めた中性洗剤(汚れがひどい場合)
掃除の手順
- 1.電源を落とし電源プラグを抜く
- 2.フィルターを外す
- 3.ホコリを掃除機でフィルターの表側から吸い取る
- 4.フィルターの裏側から水を当ててスポンジで優しく擦る
- 5.汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤でつけおき洗いをする
- 6.タオルでフィルターの水気をとって陰干する
- 7.フィルターと電源を戻す
▼詳しい掃除方法はこちらをチェック!
フィンのカビ取り方法
フィンのカビを掃除するときには、必ず取扱説明書を確認してから行ってください。また、洗浄スプレーは間違った使い方をすると目詰まりや故障の原因となるため、洗浄スプレーの取扱説明書も確認しておきましょう。
必要なもの
- 洗浄スプレー
- フィン専用ブラシ(歯ブラシ)
- 掃除機
- 清潔なタオル
- 45Lのビニール袋
- 養生テープ
掃除の手順
- 1.電源を落とし電源プラグを抜く
- 2.カバーとフィルターを外す
- 3.エアコン周りをビニール袋で養生する
- 4.フィンのホコリをブラシで掻き出す
- 5.窓を開けながら洗浄スプレーを吹きかける
- 6.洗浄液が落ち切らない場合は清潔なタオルで優しく拭き取る
- 7.カバーを開けたまま1〜2時間乾燥させる
- 8.フィルター、カバー、電源を元に戻して1時間送風運転する
▼詳しい掃除方法はこちらをチェック!
シロッコファンのカビ取り方法
シロッコファンのカビを掃除をするときは、メーカーの取扱説明書を確認してから行ってください。専用の洗浄スプレーを使用するときにも説明書をよく読んでから使うようにしましょう。
必要なもの
- ブラシ(歯ブラシ)
- 45Lのビニール袋
- 養生テープ
- ファン専用の洗浄スプレー(アルカリ電解水)
- 霧吹き
掃除の手順
- 1.電源を落とし電源プラグを抜く
- 2.エアコン周りを養生する
- 3.カバーやフィルターを外す
- 4.シロッコファンを回転させながら洗浄スプレーを吹きかける
- 5.30分程度放置してブラシで擦る
- 6.霧吹きで洗浄剤を洗い流す
- 7.電源とカバー、フィルターを元に戻して1時間送風運転する
▼詳しい掃除方法はこちらをチェック!
エアコンのカビを自分でとるときの注意点
- カビ取り剤やアルコールは使用厳禁
- 消臭スプレーは使用しない
- 洗浄スプレーの使用はリスクがある
- 40℃以上のお湯でフィルターを洗わない
- フィルターはドライヤーや直射日光に当てない
エアコンのカビを自分で取るときには、いくつか注意点があります。カビを素早く取りたいからといって、カビ取りスプレーやアルコールをエアコン本体や部品にかけるのは厳禁です。
また、フィンやシロッコファンの掃除に使う洗浄スプレーは、目詰まりや故障のリスクもあります。そして、フィルター掃除では40℃以上のお湯をかけたり、乾燥時にドライヤーや直射日光に当てたりするとフィルターが傷む可能性があるので、注意してください。
エアコンのカビを放置するとどうなる?
- 病気を引き起こす
- カビ臭くなる
- 電気代がかかる
- 本体寿命が短くなる
エアコンのカビをそのままにしていると、エアコンからの風がカビ臭くなります。また、エアコンのカビが原因で喘息やアレルギーなどの病気を引き起こす可能性もあります。
さらに、エアコンのホコリやカビなどの汚れをそのままにしていると、必要以上に電力を消費するため電気代が高くなったり、本体寿命が短くなることもあります。
エアコンのカビ掃除は専門業者に相談してみよう!
※1「ハウスクリーニング110番」受付の満足度調査より(2016年7月実施)
※2「ハウスクリーニング110番」運営サイト全体のお問合わせ件数(2014年1月〜2019年1月)
エアコンのカビを徹底的にキレイにしたいときには、専門業者に相談してみましょう。
「ハウスクリーニング110番」では、エアコン・キッチン・水回りが17,400円(税込)〜のセットプランがあります。また、エアコンのみのプランも15,200円(税込)〜提供されているので、自分に合ったプランを選べます。
電話での相談は24時間365日受付しているので、エアコンのカビが気になる人は気軽に相談してみましょう。
エアコンのカビを予防する方法
- 1.こまめにエアコンを掃除する
- 2.定期的に部屋の換気をする
- 3.使用後は内部クリーンや送風を使用する
エアコンのカビを予防するには、掃除・換気・乾燥がポイントです。ここでは、エアコンのカビを防ぐ方法を詳しく解説します。
こまめにエアコンを掃除する
エアコンのカビを防ぐには、汚れをためないことが大切です。1年に1〜2回はエアコンクリーニングで徹底的にキレイにしてもらうのがおすすめ。
また、自分でも掃除できるフィルターは使用頻度によって異なりますが、毎日使用するのであれば、フィルターの掃除は2週間に1回を目安に掃除をするのが理想的です。使用頻度が高くないときやオフシーズンでも、1ヶ月に1回は掃除しましょう。
定期的に部屋の換気をする
エアコンは室内の空気を吸い込み、温度を調節する仕組みです。そのため、部屋の空気が汚れているとエアコンにホコリなどの汚れがつきやすくなります。
定期的に換気をして部屋の空気を入れ替えるのがおすすめです。換気を行うときには、窓や扉を2箇所以上開けましょう。また、空気の出入り口を作るために、窓や扉は対角になるように開けると効率よく換気ができるのでおすすめです。
使用後は内部クリーンや送風を使用する
エアコンの冷暖房を使った後は、内部が結露して水分が残り、カビが発生する条件が揃いやすくなります。エアコン内部を乾燥させるために、使用後は送風モードで30分〜1時間、または内部クリーン機能を使うようにしましょう。
送風モードあるいは内部クリーン機能がない場合には、冷房は1番高く、暖房は1番低く設定して、約30分〜1時間運転させる(※)と送風と同様の効果が得られます。エアコンによっては室温がエアコンの設定温度以下の場合、自動的に送風になります。
また、エアコンを使用しない時期でも1ヶ月に1回は送風運転させておくのもカビ予防に効果的です。
エアコンのカビに関するQ&A
Q1. エアコンのカビをそのまま放置するとどうなる?
A. 臭いや病気を引き起こす原因になる
エアコンのカビを放置していると、エアコンからの風がカビ臭くなります。また、喘息やアレルギー反応を引き起こす原因にもなるので、放置せずに取り除くようにしましょう。
Q2. エアコンのカビを予防する方法は?
A. こまめな掃除と換気、使用後の乾燥がポイント
使用頻度によって異なりますが、フィルターは2週間に1回、最低でも1ヶ月に1回は掃除し、定期的に部屋の空気を入れ替えてください。また、使用後は送風モードで30分〜1時間運転させるか、内部クリーン機能を使用しましょう。
エアコンのカビに関連する記事もチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけてしっかりと換気を行い作業をしてください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なるため、必ず製品の取り扱い説明書に従って作業を行ってください。
※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
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