
【保存版】専門家に聞く“紅茶のおいしい楽しみ方”で特別なティータイムを♪
11月1日は“紅茶の日”。そんな紅茶の日に帝国ホテルにて開催された「午後のティーパーティー」にて、紅茶研究家の磯淵猛(いそぶち たけし)さんに“紅茶のおいしい楽しみ方”について教えていただきました♪
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 11190
- 44
- 0
-
いいね
-
クリップ
KIRIN主催「11月1日は紅茶の日!帝国ホテルで楽しむ午後のティーパーティー」に行ってきました!
2017年11月1日(水)帝国ホテルで「午後のティーパーティー」が開催されました。会場はシャンデリアの輝く優雅な空間♪ 紅茶好きのために〔KIRIN〕が主催したこの特別なパーティーに、LIMIA編集部もお邪魔しました!
メインの講座では、紅茶研究家であり紅茶専門店〔ディンブラ〕代表の磯淵 猛(いそぶち たけし)さんより、紅茶の歴史や淹れ方について教えていただきました。その中から、今回は“紅茶のおいしい楽しみ方”についてご紹介します!
紅茶のおいしい楽しみ方(1)お湯の温度は95℃!
紅茶の淹れ方について、壇上で実践してくださった磯淵さん。茶葉の種類と量は同じで、お湯の温度だけ変えた実験をしました。
「やかんの音が“シュー”から“ポー”になったくらいが90℃。95℃をピークに、お湯の中の酸素はゼロになります。酸素が残っている状態のお湯を使うのがポイントです!」
磯淵さんはそう言うと、向かって左のポットには95℃程度で止めたお湯を、右には沸騰させ続けたアツアツのお湯を注ぎました。一体どうなるのでしょうか……?
こちらが、95℃程度のお湯が入ったポット。ポットの中で茶葉がくるくると踊っています!
「茶葉にびっしりと細かい泡がついてますよね。このように酸素が残っているお湯を入れると、まず茶葉が全部上に浮かび上がり、ジャンピング運動といって上下に動きます。これによって味と香りと色が出るんですよ」
確かに、しっかり色の出た95℃のポットと比べると、右の沸騰させ続けたお湯を使った方は色が薄いですよね!
「沸騰させすぎたからといって、後から水を足してもダメですし、途中で止めて沸かし直したりするのも良くないです。でも最初からこの温度さえ守れば、誰でもおいしい紅茶を淹れることができますよ」と磯淵さん。
両方の香りや味を比べてみても、沸騰させ続けた方は“お湯の匂い、お湯の味”でした。せっかく良い茶葉を使っても、そうなってしまっては意味がないですよね……。これは、水の種類にもかかわっているのだとか。
「紅茶の本場イギリスは中硬水なので、色が濃くなり渋みが減りやすいんです。でも日本は軟水なので、紅茶を淹れるのには難しいんですね。でもこのように温度を気をつけてあげれば、色も香りも味もしっかり出せておいしく飲めるんですよ」と磯淵さん。
なるほど〜! 一つ気をつけるだけで、こんなにも変わるものなんですね!
紅茶のおいしい楽しみ方(2)フードペアリングは味のキレがポイント!
おいしい紅茶が淹れられたら、次は“おいしい味わい方”のレクチャーです。
今回は、イギリスのティー・タイムにならって、“ティー・ウィズ・ミルク”と一緒にペアリングフードをいただくことに。いわゆる“ミルクティー”ですが、この呼び名や“ロイヤルミルクティー”という言葉は日本だけのものなのだそう……!
「紅茶は、油分のキレを良くしてくれるんです。なので油成分を持っている食べ物と紅茶を合わせると、より食事をおいしく感じることができます」と磯淵さん。その言葉を確かめるべく、いざ実食です!
「今日は、紅茶に合わせて食べる順番も試してみましょう。味の変化を一巡で楽しんでみてください」
(1)塩気のあるもの=サンドイッチ
(2)温かいもの=スコーン
(3)甘いもの=ケーキ
磯淵さんにおすすめされた通りに、この順番で食べてみました。食べた後に紅茶を飲むとスッと味がキレて、口の中がサッパリします! またすぐに味わいたくなるので、次々とフードに手が伸びてしまいました。
磯淵さん「紅茶を足すことで、口の中の印象をリセットすることができるんです。そうするともっと食べたい! もっと飲みたい! となりますよね。それが“おいしい飲み方”なんです」
ミルクを足すと、より口の中がもったりすると思っていましたが、真逆だったんですね!
磯淵さん「重い油は軽い油で切ると良いんです。例えば、ココア+ミルク+お湯に、紅茶をちょっぴり入れてみてください。とてもスッキリ飲むことができますよ。他にも《午後の紅茶》シリーズで言えば、動物性の油には《午後の紅茶ミルクティー》、脂肪系の味には《午後の紅茶ストレートティー》を合わせるのがおすすめです。また、餃子にも紅茶は合うんですよ。ぜひ試してみてください」
紅茶にはスイーツという思い込みがありましたが、なんと餃子にも合うとは! もっといろいろ試してみたくなりますね♪
紅茶のおいしい楽しみ方(3)おもてなしの心が基本!
イギリスでは、“女の子はティーメイクができるようになったらお嫁にいける”と言うのだそう。
磯淵さん「紅茶は、茶葉とお湯だけで作れるものですが、そこにはおもてなしの心が必要です。イギリスでは、ティー・タイムは家族団欒の時間。小さい子からおばあちゃんまで、そろってお茶を楽しむんです。好みや飲む順番によって、お湯を足したりミルクの量を変えたりします。そういった気遣いができる“ティー・マザー”になることが、女の子の憧れなんですよ」
紅茶は優雅で高級なイメージがありましたが、家族の中心にあるものなんですね。
ぜひ、“紅茶のおいしい楽しみ方”を参考に、皆さんもすてきなティータイムをお過ごしください!
●取材協力 紅茶研究家 磯淵猛
●書き手 キリガヤアスミ
- 11190
- 44
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
一年中美味しく飲める!無印良品のおすすめホットドリンク5つ!我が道ライフ 大木聖美
-
夏バテ予防にお薦めのオイル「ギー」思考の整理収納塾 田川瑞枝
-
買ってきた「うなぎ」の温め直しどうしてます?極上のうなぎに変身「うなぎの上手な温め方」ダーリンのつま
-
ホワイトデーのお返しの意味とは?知らないと損するお菓子の意味LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
フルーティー♥︎苺のサングリアMIKAN.
-
銀座で食べたいお勧めのジェラート&アイスクリーム4選紅子