趣味を楽しむ土間の家
幹線道路から一本入った閑静な住宅街に建つ子育て世代の住まいです。
共働き夫婦が思い切り趣味を楽しみ、毎日ストレスなく家事が行える開放的で快適な住まいを目指しました。 ご主人の趣味はスノーボードやサーフィン。 車への搬出入も考慮し駐車スペースから近い位置、そして濡れたままでも気兼ねなく持ち込めるよう玄関続きの土間空間として趣室を設けました。趣味室と玄関の間の引き戸を開け放てば大空間の土間が生まれ、家族が集まる第二のリビングとしても使えます。急な来客時などにも対応する間仕切の他、将来土間に床を組めば寝室とすることも可能となるよう老後への対応も配慮しています。 一方奥さまの趣味は料理やお菓子づくり。 子供たちと一緒に楽しみたいという要望からオープンで広々したアイランドキッチンを提案しました。生活の中で自然に家族が自然と家事に参加できるよう計画しました。 休日には家族でバーベキューや季節の行事を楽しむ大きなウッドデッキはリビング・ダイニング・キッチンと一体的に使える空間となっています。 リビングやダイニングそしてウッドデッキへの導線、食品庫や水廻りへの家事導線配慮しながら家全体が見渡せる位置にキッチンを配置しています。 2階のライブラリーや、庭で遊ぶ子どもの様子を、ワークスペースで宿題を見ながら家族の気配を感じながら家事が行えるよう空間をタテにもヨコにもつながる空間となっています。 また通風に配慮した窓の配置や南建物との距離から吹抜けを介して採光を確保できるよう吹抜けを設け、水平ラインを強調した大きな軒によって季節ごとに日差しのコントロールをし冬暖かく夏涼しいパッシブで飽きのこない外観となっています。 忙しい毎日だからこそ、家事も趣味も共有し自然と団欒の場となるようなそんな住まいとなっています。
TEKTON | テクトン建築設計事務所