築100年の家 リノベーション
100年以上も昔に伝統的な技法で建てられた立派な蔵。
しかし、長い歳月、風雨にさらされ、阪神大震災では強く揺れ、
部分的にもろくなっていました。
しかしI様の「子どもの頃、ここに遊びに来ては祖父母に
可愛がってもらった楽しい思い出がいっぱい。だから、
建て替えではなく、リフォームしたかった」
という言葉から想い出の詰まった空間を残したリノベーションを
ご提案させていただきました。
基礎をくまなく、柱や梁を一本一本確認して必要なところを補強。
ずっと住み続けていける安心感を与えています。また、屋根には
断熱材を入れて一年中快適になりました。
和の趣を残すため、漆喰は熟練職人が滑らかに左官仕上げ、
床は風合いのよい杉で、天然塗料「キヌカ」で仕上げました。
お米が成分という体にもやさしい安心の塗料を採用したり、
古い家にあった大正~昭和初期のレトロガラスや建具は職人が
手を加え、新しい家に再利用。
今では手に入らない価値あるものを大切に継承しています。
カフェハウス(株式会社美想空間)