太陽の暖かさを蓄える家 足立の陽器(ようき)な家
パッシブデザインの技で自然を上手に利用したくても、都心では、なかなか大きな効果を得られるものではありません。周囲の建物に邪魔をされて、陽射しと付き合う時間が短すぎるから。しかし都心にも、あるところには、あるものです。好条件の敷地とめぐり会いました。周囲の建物と適度な距離を保つことができるから、陽射しを十分に活用できるこの敷地で、朗らかな家族4人が住まう快適省エネの家をつくる計画となりました。朗らかで「陽気」な家族と「陽射しを注ぎ込む器」という意味を掛け、つけた名前は「足立の陽器(ようき)な家」。また屋根には太陽光発電を載せ、エネルギーを作る力を得ることで、この家が1年間で使うエネルギーと比べてもお釣りがくるという暮らしぶり。聞いてるだけでも羨ましいでしょう。なにせ作り手の私が羨ましいのですから。
カサボン住環境設計株式会社